ソニーのXperiaスマートフォン向けのAndroid 12アップデート。
Xperia 1 IIIやXperia 5 IIIに関してはすでに国内モデルにも配信済みですが、Xperia 10 IIIや5 II、10 IIIといった機種についてはまだ未提供です。
一方、常に最新Android OSアップデートの対象となるPixelスマートフォンに関しては先日、「マイナーOSアップデート」となるAndroid 12Lが提供され、複数のバグ・不具合修正に加え、いくつかの新機能などが搭載されました。
そして今回、このAndroid 12LがXperiaにも提供される可能性が極めて高いことが明らかになりました。
以下はソニー公式サイト内のデベロッパー向けページに掲載されていたもの。
Xperia向けのAndroid 12L AOSP開発のためのインストラクションが公開されていました。
ただ、ソニーのAOSPはアップデート提供を保証するものではなく、たとえば、AOSPではXperia 1向けのXperia 5 Android 12のバイナリーが公開されていますが、これらのモデルにAndroid 12アップデートが提供されません。
つまり、AOSPで開発されている=アップデート提供対象になる、ということではありません。
ただ、オープンソースとはいえ、ソニーがどの機種にも提供する予定のないOSをAOSP上に掲載する、というのも考えにくいところ。
よって、Xperiaのいずれかの機種にはAndroid 12Lが提供され、普通に考えるとその機種は既存最新モデルのXperia 1 IIIやXperia 5 III、ということに。
また、この感じだと次期Xperia、Xperia 1 IVやXperia 5 IV、10 IIIなどもこのAndroid 12Lを搭載してリリース、といった可能性もありそうです。
ちなみに、このAndroid 12Lは正式なOS番号はAndroid 12.1とのことで、Googleが小数点のついたOSマイナーアップデートを出したのはAndroid 8.1以来。
そして、過去のAndroid OSのマイナーアップデートはすべての機種に提供されたわけではなく、今回のものもまだはっきりとした位置づけが不明。
Pixel以外のモデルでも一応マイナーOSアップデートという扱いになるのか、それとも各OEMがセキュリティーパッチなどと一緒に提供するマイナーファームウェアウェアアップデートで「半強制的」に提供しなければいけないものなのかもわかりません。
Xperiaもダイナミックカラー対応へ
ちなみにXperia向けのAndroid 12は同OSの一つの売りであるダイナミックカラーには非対応で、これに関しては落胆の声も少なくありません。
ただ、1か月以上前になりますが、今後、Android 12ベースのOSでGMSの認証を得るにはダイナミックカラーが搭載されていることが条件になる、という件についてお伝えしました。
そしてXperiaがAndroid 12LのGMS認証を受ける、ということはダイナミックカラーへの対応をする、ということになります。
そういえば、1月には今後ダイナミックカラーに対応する機種を展開するメーカーの中にSONYの名前が発見されたこともありました。
これらの過去情報と合わせても、今後、XperiaにAndroid 12Lアップデートが提供、もしくは同OSを搭載した新型Xperiaが登場し、ダイナミックカラーに対応というのはほぼ確実ではないかと思われます。
ソース:SONY
おすすめのXperia関連情報:
コメント