Mac用Final Cut Proユーザガイド
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Mac用Final Cut Proでステレオビデオプロジェクトを作成する
Final Cut Proのステレオビデオに関する機能を最大限に活用するには、ビデオフォーマットが「空間/ステレオ3D」に設定されたプロジェクトで編集する必要があります。Final Cut Proでは、プロジェクトに追加した最初のクリップのプロパティに基づいてプロジェクトの情報が設定されるため、空の新規プロジェクトに空間ビデオクリップ(またはその他のステレオビデオクリップ)を追加することで空間/ステレオ3Dプロジェクトを作成できます。ステレオプロジェクトの情報を手動で設定することもできます。
ステレオクリップからステレオビデオプロジェクトを作成する
Final Cut Proの「ライブラリ」サイドバーでイベントを1つ選択してから、「ファイル」>「新規」>「プロジェクト」と選択します(またはCommand+Nキーを押します)。
表示されるウインドウで、「ビデオ」の後ろに「最初のビデオクリップのプロパティを基に設定」が表示されていることを確認します。
「最初のビデオクリップのプロパティを基に設定」が表示されていない場合は、「自動設定を使用」をクリックします。
プロジェクトの名前を入力し、「OK」をクリックします。
ブラウザで、読み込んだステレオビデオクリップのいずれかを見つけます。
新規プロジェクトに設定したいステレオビデオのプロパティがそのクリップに設定されていることを確認します。読み込んだステレオビデオクリップの設定を確認するを参照してください。
クリップのプロパティが内蔵プリセットに一致する場合は、追加したクリップのプロパティに一致するプロジェクトの情報が設定されます。
ステレオビデオプロジェクトを作成したあと、標準クリップを編集するときと同じようにタイムラインでステレオクリップを編集します。Mac用Final Cut Proの編集の概要を参照してください。
手動でステレオビデオプロジェクトを作成する
Final Cut Proの「ライブラリ」サイドバーでイベントを1つ選択してから、「ファイル」>「新規」>「プロジェクト」と選択します(またはCommand+Nキーを押します)。
表示されるウインドウでプロジェクトの名前を入力します。
「フォーマット」ポップアップメニューをクリックして、「空間/ステレオ3D」を選択します。
「フォーマット」ポップアップメニューが表示されない場合は、「カスタム設定を使用」をクリックします。
「片目ごとの解像度」ポップアップメニューをクリックして、フレームサイズを選択します。
カスタムのフレームサイズとフレームレートを選択するには、「フォーマット」ポップアップメニューをクリックして「カスタム」を選択し、「プロジェクションのタイプ」ポップアップメニューをクリックして「空間/ステレオ3D」を選択し、フレームサイズを入力し、フレームレートを選択します。
iPhoneで空間ビデオを撮影する場合は、「ヒーローアイ」ポップアップメニューをクリックし、素材のメタデータに応じて「左」または「右」を選択します。
メタデータはインスペクタまたはブラウザで確認できます。Mac用Final Cut Proのステレオビデオと空間ビデオを読み込むを参照してください。このヒーローアイ設定によって、書き出された最終ファイルのエンコード方法が決まります。Apple Vision Proで撮影された素材の場合は、両目が同じ品質で録画されるため、ヒーローアイ設定は無視してかまいません。
「色空間」ポップアップメニューをクリックしてから、プロジェクトの色空間を選択します。プロジェクトのレンダリングファイルにもこの色空間が使用されます。
最終的な配信用の書き出しで使用する予定の色空間を選択してください。「ライブラリのプロパティ」インスペクタの色処理設定で「Wide Gamut HDR」を選択した場合は、このメニューにWide Gamut設定が表示されます。標準フォーマットの場合は、レンダリングの色空間がほかの設定に基づいて自動的に選択されます。
注記: iPhoneで録画された空間ビデオの場合は、「標準 - Rec. 709」を使用してください。Apple Vision Proで録画された空間ビデオの場合は、「Wide Gamut - Rec. 2020」を使用してください。
必要に応じて、プロジェクトのビデオ、オーディオ、およびレンダリングの特性にその他の変更を加えてから、「OK」をクリックします。
Mac用Final Cut Proのプロジェクトの設定を参照してください。