Mac用Logic Proユーザガイド
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Mac用Logic ProでSession Playerの演奏を編集する
Mac用Logic ProのSession Playerエディタには、すべてのSession Player(Bass Player、Keyboard Player、およびDrummer)に共通する多数の設定があります。Session Playerエディタの「メイン」ボタンと「詳細」ボタンを使用して、これらの設定にアクセスできます。
すべてのSession Playerについて、パターンの選択、演奏の複雑さや強さの編集、フィルの量と複雑さの調整、スイング設定やその他の演奏設定の編集ができます。設定を調整することで相互に作用し合い、無限に近い数の演奏を作り出します。また、エディタの設定を編集せずに、素早く演奏を再生成することもできます。

パターンは演奏のリズム的な基礎となるもので、演奏を大まかに視覚化したものです。各パターンは16分音符(ドット)に分割された小節を表します。明るいドットは、Session Playerが主なアクセントをつけるノートを示します。暗いドットは、複雑さが高く設定されているときにアクセントが置かれやすい位置を示しています。事前に定義されたパターンを選択するだけでなく、独自のパターンをゼロから作成することもできます。

一部の設定は、特定のSession Player、音源、およびスタイルに固有のものです。Keyboard Playerの演奏を編集する、Bass Playerの演奏を編集する、およびDrummerの演奏を編集するを参照してください。
演奏の複雑さや強さを調整する
Logic ProのSession Playerエディタで、「複雑さ」スライダまたは「強さ」スライダをドラッグして演奏を調整します。
それぞれのスライダを上にドラッグするほど、演奏の複雑さまたは強さが大きくなります。
リズムパターンを選択する
Logic ProのSession Playerエディタで、「パターン」ボタンをクリックして「パターン」ダイアログを開き、パターンを選択します。
注記: Drummerには複数の「パターン」ボタンがあり、さまざまなキットピースに合わせて各種のパターンを選択することができます。パターンには、さまざまなキットピース用に複数行のドットが表示され、ミュートすることができます。ハイハット、シンバル、タム、パーカッションのピースでは、明るいドットが強いアクセントを、暗いドットが弱いアクセントを示します。
フィルの設定を編集する
Logic ProのSession Playerエディタで、以下のいずれかの操作を行います:
フィルの数と長さを調整するには: 「フィルの量」ノブを上下にドラッグします。
フィルの複雑さを調整するには: 「フィルの複雑さ」ノブを上下にドラッグします。
注記: 「フィルの量」ノブの横にあるカギのアイコンをクリックすると、プリセットやスタイルの切り替え時にフィルの量やフィルの複雑さが変更されないようにできます。
スウィングの設定を編集する
Logic ProのSession Playerエディタで、以下のいずれかの操作を行います:
現在の演奏パターンのシャッフル感を調整するには: 「スウィング」ノブを上下にドラッグします。
スウィングを8分音符にするか16分音符にするかを設定するには: 「8th」ボタンまたは「16th」ボタンをクリックします。
注記: 「スウィング」ノブの横にあるカギをクリックして、プリセットやスタイルを切り替えてもスウィング設定が変更されないようにすることができます。
その他の演奏設定を編集する
Logic Pro Session Playerエディタで、「詳細」ボタンをクリックしてから、以下のいずれかの操作を行います:
「フィーリング」ノブを上にドラッグするとSession Playerが前のりでリズムを刻み、下にドラッグすると後のりでリズムを刻みます。
「ダイナミクス」ノブを上下にドラッグすると、ボリュームの範囲を調整できます。
「ヒューマナイズ」ノブを上下にドラッグすると、パターンのクオンタイズに影響します。ノブを右に回すほど、演奏のリズムがバラけてきます。
「テンポ」ポップアップメニューからオプションを選択すると、リズムが演奏される速さを変更できます。
注記: 「自動」を選択すると、プロジェクトのテンポがスタイルのデフォルトのテンポと大きく異なる場合、Session Playerはハーフタイムまたはダブルタイムで演奏します。
特定のSession Playerリージョンの設定をほかのSession Playerリージョンにコピーする
Logic ProのSession Playerエディタで、「プリセット」ポップアップメニューから「コピー」を選択します。
トラック領域でコピー先となるSession Playerリージョンを選択します。
Session Playerエディタが更新されて、現在選択されているリージョンの演奏設定が表示されます。
「プリセット」ポップアップメニューから「ペースト」を選択します。
コピー元のリージョンの設定が、コピー先のリージョンの演奏設定に置き換わります。
スタイル変更時に設定を保持する
Session Playerの演奏に変更を加えたあと、演奏設定をロックして、スタイルを切り替えても変更されないようにすることができます。
Logic ProのSession Playerエディタで、「プリセット」ポップアップメニューから「スタイル変更時に設定を保持」を選択します。
また、Session Playerエディタで設定を編集せずに新しいSession Playerの演奏を素早く再生成し、わずかに異なるバージョンを再生することもできます。