Mac用Logic Proユーザガイド
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Mac用Logic Proでバイノーラルレンダリングモードを設定する
ドルビーアトモスミックスでは、サラウンドベッドの各チャンネルと各オブジェクトは4つのレンダリングモードのうちのいずれかに設定できます。この設定は、バイノーラルのDolby Rendererでのみ使用されるため、「Monitoring Format」ポップアップメニューで「Dolby Renderer」が選択されている場合にのみドルビーアトモスプラグインでアクティブになります。

バイノーラルオーディオ
バイノーラルレンダラは、Head-Related Transfer Function: 頭部音響伝達関数(HRTF)とも呼ばれるアルゴリズムです。従来の2チャンネルのステレオ信号をヘッドフォンで聴くと、信号が頭の「内側」または左右の耳で聞こえます。一方、オーディオ信号がバイノーラルレンダラで処理されると、特殊な2チャンネルの信号が生成され、ヘッドフォンで聴くと信号が頭の「外側」から鳴っているように聞こえます。リスナーはサウンドに空間や外側への広がりを感じ、臨場感のある3Dサウンドを体験できます。
バイノーラルレンダリングモード
「Monitoring Format」ポップアップメニューで「Dolby Renderer」オプションを選択すると、バイノーラルレンダリングモードと呼ばれる距離値を、各サラウンドベッドチャンネルや各3Dオブジェクトに割り当てることができます。これにより、作成されたバイノーラルミックス中の各チャンネルが知覚される位置をより正確に調整することができます。各チャンネルのデフォルトのバイノーラルレンダリングモードはMidです。LFEチャンネルはOffに設定されており、変更できません。Offに設定したチャンネルは、距離モデルが適用されなくてもバイノーラルレンダリングに含まれます。
バイノーラルレンダリングモードを設定する
ドルビーアトモスプラグインで、「Monitoring Format」ポップアップメニューから「Dolby Renderer」を選択します。
プラグインウインドウの右上隅にある「リスト」ボタン
をクリックしてから、「Binaural Renderer」ボタンをクリックします。
「Binaural Render」列で、変更したいサラウンドベッドチャンネルまたは3DオブジェクトトラックについてBinaural Renderモードのポップアップメニューをクリックします。
Dolby Renderer以外のモニタリングフォーマットの場合は、メニューがアクティブになりません。
ポップアップメニューから設定(「Off」、「Near」、「Mid」、「Far」)を選択します。
各チャンネルのデフォルトのバイノーラルレンダリングモードはMidです。LFEチャンネルはOffに設定されており、変更できません。
注記: モニタリングフォーマットとして4つある「Apple Renderer」オプションのいずれかを選択した場合は、バイノーラルレンダリングモードは影響しません。