Mac用Logic Proユーザガイド
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Mac用Logic Proでオートメーションモードを選択する
オートメーションモードを設定して、オートメーショントラックの処理方法を指定します。オートメーションは、読み出し中または書き込み中のいずれかの状態になります。トラックごとに、オートメーションモードを設定できます。オートメーション値をトリムしたり、相対オートメーションデータを記録したりすることもできます。
Read: トラックにあるすべてのオートメーションを再生します。例えばボリュームデータがある場合、事前にトラックに記録されたオートメーションに従って、再生中にボリュームフェーダーが動きます。「Read」モードのときは、コントロールを動かしても、選択したオートメーションパラメータの値を変更できません。ただし、「Read」モードで、リージョン情報を直接MIDIリージョンに記録することはできます。
Touch: 「Read」モードと同様にオートメーションを再生できます。「Touch」モードのときは、コントロールを動かせば、選択したオートメーションパラメータの値を変更できます。フェーダーやノブを放すと、パラメータはトラックの既存のオートメーションに従います。
Latch: 「Touch」モードと同様に動作しますが、フェーダーまたはノブを放すと、トラックの既存のオートメーションが新しいパラメータ値で上書きされます。
Write: 再生ヘッドの進行と同時にトラックの既存のオートメーションが消去されます。コントロールを動かすと、新しい動きが記録されます。何もしなければ、既存のデータが消去されていきます。
トリム: 既存のオートメーション(ボリューム、パン、センドレベル)の値を、フェーダーまたはコントロールを動かした分だけ上下に調整することでオフセットします。「Touch」および「Latch」オートメーションモードと組み合わせて使用します。
相対: 選択したパラメータの既存のプライマリカーブをオフセットする、セカンダリーオートメーションカーブを追加します。相対オートメーションを作成できるチャンネルストリップパラメータは、次の3種類です: ボリューム、パン、センドのレベル。これらのパラメータのいずれかに相対オートメーションと絶対オートメーションの両方が存在する場合は、両方のカーブが表示され、別々に編集できます。相対オートメーションモードは、「Touch」、「Latch」、および「Write」オートメーションモードと組み合わせて使用します。
1つのトラックにオートメーションモードを設定する
Logic Proで、以下のいずれかの操作を行います:
トラックのオートメーションカーブを表示してから、トラックヘッダの「オートメーションモード」ポップアップメニューからモードを選択します。
トラックのチャンネルストリップの「オートメーションモード」ポップアップメニューからモードを選択します。

選択した複数のトラックに同じオートメーションモードを設定する
Logic Proで、以下のいずれかの操作を行います:
Shiftキーを押しながら目的のトラックヘッダをクリックして選択していき、いずれかのトラックヘッダのオートメーションモードポップアップメニューからモードを選択します。
Shiftキーを押しながらミキサーの目的のチャンネルストリップをクリックして選択していき、選択したいずれかのチャンネルストリップの「オートメーションモード」ポップアップメニューからモードを選択します。
キーコマンドを使ってオートメーションモードを設定する
Logic Proでは、以下のキーコマンドを使ってオートメーションモードを設定できます:
現在のトラックオートメーションを切り替える: オフ/Read
現在のトラックのオートメーションをReadに設定
現在のトラックオートメーションを切り替える: Touch/Read
現在のトラックオートメーションを切り替える: Latch/Read
現在のトラックオートメーションを切り替える: Write/Read
全トラックのオートメーションをオフに設定
全トラックのオートメーションをReadに設定
全トラックのオートメーションをTouchに設定
全トラックのオートメーションをLatchに設定
全トラックのオートメーションをWriteに設定
トリムオートメーションモードを使う
Logic Proで、トラックヘッダまたはトラックのチャンネルストリップの「オートメーションモード」ポップアップメニューから、「Touch」または「Latch」を選択します。
トラックヘッダまたはトラックのチャンネルストリップの「オートメーションモード」ポップアップメニューから「トリム」を選択します。
「オートメーションモード」ディスプレイには「T-Touch」または「T-Latch」が表示されます。ボリュームフェーダーは中央に移動し、フェーダーは透明になります。
再生中にボリュームフェーダーを動かしたときに、新しいボリュームオートメーションデータが完全に書き込まれるのではなく、既存のデータが比例的に調整されます。
相対オートメーションモードを使う
Logic Proで、トラックヘッダまたはトラックのチャンネルストリップの「オートメーションモード」ポップアップメニューから、「Touch」、「Latch」、または「Write」を選択します。
トラックヘッダまたはトラックのチャンネルストリップの「オートメーションモード」ポップアップメニューから「相対」を選択します。
「オートメーションモード」ディスプレイには「R-Touch」、「R-Latch」、または「R-Write」が表示されます。ボリュームフェーダーは中央に移動し、フェーダーは透明になります。
相対オートメーションを使用できるのは、次のパラメータのみです: ボリューム、パン、センドのレベル。
オートメーションカーブの相対と絶対を統合する
相対オートメーションと絶対オートメーションのカーブを別々に編集する必要がない場合は、絶対オートメーションと相対オートメーションのカーブを同じカーブに統合して、オートメーションカーブを整理することをおすすめします。
Logic Proで、オートメーションカーブを表示し、Controlキーを押しながらトラックヘッダをクリックして、ショートカットメニューから「[パラメータ]オートメーションの相対と絶対を統合」を選択します。
相対カーブと絶対カーブを統合しても、オートメーションの再生には影響しません。
「Read」モードでリージョンのオートメーションを記録する
トラックが「Read」モードの場合でも、録音中に、リージョンのオートメーションデータを、オーディオリージョンおよびMIDIリージョンに記録することができます。
Logic Proで、以下のいずれかの操作を行います:
オーディオトラックまたはMIDIトラックのトラックヘッダかチャンネルストリップにある「オートメーションモード」ポップアップメニューで、「オーディオ/MIDIリージョンと一緒にオートメーションを記録」を選択します。
Optionキーを押しながら「MIDI/オーディオリージョンと一緒にオートメーションを記録」を選択して、すべてのトラックについてオン/オフを切り替えます。これによって、新しく作成されるトラックでのデフォルトの動作も設定されます。