Mac用Logic Proの「録音」プロジェクト設定

「詳細」設定で「すべての機能を有効にする」が選択されている場合は、「録音」プロジェクト設定が表示されます。

一般

コントロールバーの「カウントイン」ボタンがオンになっている場合（キーコマンドShift+K）、録音を開始すると、再生ヘッド位置の前で再生が始まります。再生ヘッド位置に達すると、Logic Proが録音モードに切り替わります。録音を開始するまでの期間を、小節、拍（カウントイン）、または秒（プリロール）で設定できます。クリック音を鳴らすには、「メトロノーム」ボタンをオンにし（キーコマンドK）、「メトロノーム」プロジェクト設定を適切に行う必要があります。「メトロノーム」プロジェクト設定を参照してください。

「カウントイン」ボタン: 録音前のカウントイン期間として、小節数または拍数を選択します。ボタンを選択すると、その横の「カウントイン」ポップアップメニューが有効になり、小節数または拍数を選択できるようになります。
「カウントイン」ポップアップメニュー: コントロールバーの「カウントイン」ボタンがオンになっているときに、録音前のカウントイン期間を小節数または拍数で選択します。
- なし: カウントインなしで録音が始まります。
- x小節: 1～6小節のカウントインで録音が開始します。
- x/4: 分数で指定した拍数のカウントインで録音が開始します。
「プリロールを録音」ボタン: 録画前の時間を選択します。ボタンを選択すると、その横にある「プリロールを録音」スライダが有効になり、期間を調整できるようになります。
「プリロールを録音」スライダ: 数値を入力するか、スライダを上下に動かして値を調整するか、矢印をクリックして、録音開始までの再生時間（最大60秒）を設定します。
「テンポチェンジ情報の記録を許可」チェックボックス: 録音モード中のすべてのテンポチェンジが記録されます。
「自動的にテイクに色を付ける」チェックボックス: テイクフォルダの最初のテイク録音にはカラーパレットから選択された色が使用されますが、そのテイクフォルダ内の後続のテイク録音にはそれぞれ異なる色が使用されます。テイクフォルダ内で使用されるすべての色は、カラーパレット内の同じカラー行から選択され、各テイクの後に定義済みの列数分進みます。「表示」の「トラック」設定で、「リージョンカラー」が「トラックカラーとして」に設定されている場合、このチェックボックスは淡色表示されます。

MIDI

「MIDIデータを削除」チェックボックス: 再生時におけるMIDIバス上の負荷が軽減されるように、コントローライベントが録音中に間引きされます。これにより、MIDIポートの少ないインターフェイスで、イベントがたくさんあるアレンジメントの場合でも、トリガタイミングがより正確になります。この機能は、一連のコントローラメッセージの末尾の値を保持する高度なアルゴリズムを使って実際にコントローライベントの時間的な長さを削減しています。
「自動的に重複を消去」チェックボックス: オンのときは、ノートを鳴らすか、ステップ録音または結合を使ってMIDIリージョンに追加したとき、位置、ピッチ、およびMIDIチャンネルが既存のノートと同じであれば、前のノートが削除されます。この機能に関して定義される「同じ位置」は、クオンタイズ後の再生位置が同じである2つのノート（ノートが両方ともクオンタイズされている場合）、または互いに100ティック以内の位置にある2つのノート（クオンタイズが使用されていない場合）を表します。

オーディオレコーディングパス

「フォルダ」フィールド: このフィールドには、プロジェクトのオーディオファイルの録音に使用するフォルダのパスが表示されます。デフォルトでは「プロジェクト」と表示され、新しく録音されたオーディオファイルはプロジェクト内に保存されます。Mac用Logic Proプロジェクトを保存するを参照してください。
「設定」ボタン: プロジェクトの外部の録音フォルダを選択または作成できます。
「プロジェクト」ボタン: レコーディングパスをプロジェクトにリセットします。
「録音設定」ボタン: 「録音設定」ウインドウを開きます。

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