Logic Proユーザガイド
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Logic Proで空間オーディオミキシングを設定する
Logic Proで空間オーディオのミキシングをする際には、CPUに負荷がかかり、高いサンプルレートと大きなI/Oバッファサイズが必要になります。そのため、空間オーディオでミキシングしながら、ソフトウェア音源でオーディオを録音したりライブ演奏をしたりすることはおすすめできません。代わりに、空間オーディオミックスの作成は、既存のステレオやサラウンドのミックスから行ってください。
警告: 完成したステレオまたはサラウンドミックスから空間オーディオミックスを作成する場合、すでに完了したミックスの設定やパラメータの上書きを避けるために、プロジェクトのコピーを保存するか、プロジェクトの代替バージョンを作成することをおすすめします。
プロジェクトのサンプルレート
空間オーディオミキシングは、48 kHzおよび96 kHzのネイティブ・サンプル・レートに対応しています。サンプルレートが44.1 kHzまたは88.2 kHzのプロジェクトでは、ベッドおよびオブジェクト・トラックは、ドルビー・アトモス・プラグインによってレンダリングされる前に、それぞれ48 kHzまたは96 kHzにリアルタイムで変換されます。この変換は、プロジェクトの性質や使用可能な処理能力によっては、パフォーマンスに影響を与える可能性があります。そのため、空間オーディオでのミキシングを予定している場合は、プロジェクトのサンプルレートを最初に48 kHzまたは96 kHzに設定しておくことをおすすめします。
I/Oバッファサイズ
プロジェクトのサンプルレートが44.1 kHzまたは48 kHzの場合は、I/Oバッファサイズを512サンプルに設定する必要があります。プロジェクトのサンプルレートが96 kHzの場合は、I/Oバッファサイズを1024サンプルに設定する必要があります。Logic Proの「デバイス」環境設定を参照してください。
空間オーディオとサラウンドフォーマット
既存のステレオプロジェクトから空間オーディオミックスを作成した場合、空間オーディオをオンにすると、サラウンドフォーマットは自動的に7.1.2に変更されます。ベッドトラックのサラウンドフォーマットとして5.1または7.1を使用したい場合は、プロジェクト設定で変更できます。Logic Proでサラウンドフォーマットを設定するを参照してください。
プロジェクトのサラウンドフォーマットが7.1.2に設定されていて、ドルビー・アトモス・プラグインを使用して5.1.4または7.1.4でミックスをモニタリングした場合、サラウンドベッドの2つのトップチャンネルにルーティングされたベッドトラック信号は、モニタリングフォーマットの4つのトップチャンネル間でバランスが調整されます。
出力ルーティングとプロジェクトのフレームレート
プロジェクト設定で空間オーディオをオンにすると、プロジェクトに以下の変更が追加で行われます:
「Stereo Output」に設定されているすべてのチャンネルの出力が「サラウンド」に変更されます。
インサートスロットにドルビー・アトモス・プラグインが挿入されたサラウンド・マスター・チャンネル・ストリップがミキサーに作成されます。
「Stereo Output」チャンネルストリップが非表示になります。
出力チャンネルストリップのインサートスロットに挿入された既存のエフェクトは非表示になり、実行されなくなります。元のインサート構成が記憶されているので、すべてのサラウンド出力を削除すれば元の出力チャンネル構成が復元されます。
プロジェクトのフレームレートが24 fpsになります。
プロジェクトで空間オーディオミキシングを設定する
Logic Proで、以下の操作を行います:
I/Oバッファを増やす: 「Logic Pro」>「環境設定」>「オーディオ」と選択して、「デバイス」をクリックしてから、「I/Oバッファサイズ」ポップアップメニューから、プロジェクトのサンプルレートが44.1 kHzまたは48 kHzの場合は「512サンプル」を選択します(プロジェクトのサンプルレートが88.2 kHzまたは96 kHzの場合は1024を選択します)。
空間オーディオをオンにする: 「ファイル」>「プロジェクト設定」>「オーディオ」と選択し、「一般」をクリックしてから、「空間オーディオ」ポップアップメニューから「ドルビーアトモス」を選択します。