Remote Desktopを使用してファイルをインストールする
インストーラパッケージや他社製のインストーラアプリを使うか、フォルダとファイルを直接クライアントコンピュータにドラッグすることで、フォルダとファイルをインストールできます。
パッケージをインストールする
リモートクライアントにインストーラパッケージ(.pkgファイルまたは.mpkgファイル)をコピーすることで、ユーザの介入なしで自動的に新しい項目をインストールできます。
インストールがいったん開始したら、パッケージのインストールは停止できません。ただし、「中止」ボタンをクリックすると、残りのパッケージのコピーを中止して、その後のインストールを終了できます。
「Remote Desktop」は、リモートクライアントにパッケージをコピーし、ウインドウを表示せずに、またはユーザとの対話なしでインストーラを実行して、完了時にインストーラパッケージを削除します。
複数のパッケージが正常にインストールされると、「Remote Desktop」は選択されたすべてのパッケージをコピーしてから、それらをインストールします。また、再起動が必要かどうかを検出し、プロンプトを表示します。完了時にコンピュータを再起動するようにタスクを設定できますが、後から手動でコンピュータを再起動することもできます。
警告: パッケージをインストールした後に制御対象のコンピュータを再起動すると、一部の処理がログインウインドウでルートユーザとして実行される場合があります。これらの処理が実行されると、セキュリティが低下する危険があります。制御対象のコンピュータにインストーラパッケージをインストールする前に、それらをテストしてこれらの処理がログインウインドウで実行されないことを確認してください。
1 台のコンピュータにパッケージをインストールします。
Remote Desktop で、メインウインドウのサイドバーでコンピュータリストを選択し、1台以上のコンピュータを選択します。
ユーザがログアウトすることでインストールが中断されることを回避したい場合は、「操作」>「画面をロック」と選択し、「画面をロック」をクリックします。
「管理」>「パッケージをインストール」と選択して、インストールする.pkgファイルまたは.mpkgファイルを選択します。
または、インストーラパッケージをパッケージリストのウインドウにドラッグすることもできます。
インストール後に対象コンピュータを再起動するかどうかを選択します。
「ユーザに書類の保存を確認してから再起動」を選択すると、インストール後の再起動をユーザがキャンセルできます。
「このアプリケーション」からタスクを実行するオプションを選択します。インストールするコンピュータがすべてオンラインの場合は、このオプションが適しています。
必要に応じて、その他のインストールパラメータを選択します。有効期限が切れた証明書を使ってソフトウェアを使用し続けるように選択できます。「信頼できない証明書を許可」オプションは慎重に選択し、パッケージの出自に注意してください。
「問題が起きた場合の対処」、「セキュリティ」、および「ネットワークの使用」のオプションについて詳しくは、コピーオプションを参照してください。
タスクコマンドで明示的に選択しない限り、クライアントコンピュータはインストールの完了後に自動的に再起動されません。
「インストール」をクリックします。
インストールの中は、メインウインドウのタスクヘッダに進行状況バーが表示されます。クライアントコンピュータには、進行状況バーは表示されません。インストール中にエラーが発生すると、コピーされたパッケージがクライアントコンピュータから削除されます。ただし、インストールが失敗すると、インストーラによって作成されたその他のファイルが残っている場合があります。
オフラインのコンピュータに項目をインストールする
クライアントコンピュータがオフラインの場合は、自動インストールを使用すると、クライアントコンピュータが次に使用可能になったときに項目をインストールできます。自動インストールでは、マルチキャスト・トラフィックではなく、ユニキャスト・ネットワーク・トラフィックが(10 個のクライアントグループで)使用されます。「Remote Desktop」は、最初にインストーラパッケージをタスクサーバにコピーしてから、選択されたすべてのコンピュータにパッケージをインストールするために必要な命令をタスクサーバに渡します。タスクサーバはネットワークを監視し、オフラインのクライアントがいつ再びオンラインになるかをチェックします。クライアントがオンラインになると、タスクサーバに接続し、自身のネットワーク状態と設定変更(DHCP から割り当てられる IP アドレスが変更された場合など)を通知します。すると、タスクサーバがインストールを開始します。自動インストール中にクライアントがオフラインになった場合は、インストールは失敗し、クライアントが再びオンラインになったときに再開されます。
自動インストールを使用するときは、次の準備を行う必要があります:
各クライアントからタスクサーバにネットワークアクセスできることを確認します。各クライアントのネットワークゲートウェイに配置されたルーティング装置に、タスクサーバへのアクセスが許可されていることを確認します。
すべてのクライアントのインストールタスクを常に実行できるだけのネットワークリソースが確保されていることを確認します。
対象コンピュータはさまざまな時間にネットワークに何度も接続します。そのため、ネットワークトラフィックが予期しない間隔で突然増加することがあります。
タスクサーバの設定と使用方法については、リモートのタスクサーバを設定するを参照してください。
Remote Desktop で、メインウインドウのサイドバーでコンピュータリストを選択し、1台以上のコンピュータを選択してから、「管理」>「パッケージをインストール」と選択します。
インストールする .pkg ファイルまたは .mpkg ファイルを選択します。
または、インストーラパッケージを「パッケージ」リストにドラッグすることもできます。
「Remote Desktop」の環境設定で指定されたタスクサーバからタスクを実行するように選択します。
必要に応じて、その他のインストールパラメータを選択します。
「問題が起きた場合の対処」、「セキュリティ」、および「ネットワークの使用」のオプションについて詳しくは、コピーオプションを参照してください。
「インストール」をクリックします。
他社製のインストーラを使用する
「項目をコピー」、「制御」、「ファイル検索」などのRemote Desktopのタスクを組み合わせて使用すると、さまざまなファイル形式のインストーラを使って項目をインストールできます。パッケージをインストールした後に制御対象のコンピュータを再起動すると、一部の処理がログインウインドウでルートユーザとして実行される場合があります。これらの処理が実行されるとセキュリティが低下する可能性があるため、制御対象のコンピュータにインストーラパッケージをインストールする前に、それらをテストしてこれらの処理がログインウインドウで実行されないことを確認してください。
Remote Desktop で、メインウインドウのサイドバーでコンピュータリストを選択し、1台以上のコンピュータを選択して、「操作」>「画面をロック」と選択してから、「画面をロック」をクリックします。
画面をロックすることにより、パッケージのインストール中に、そのインストールインターフェイスが制御対象のコンピュータの画面に表示されなくなります。
「管理」>「項目をコピー」と選択し、「コピーする項目」リストにソフトウェアインストーラを追加します。
詳しくは、コピーオプションを参照してください。
コピー先を選択します。
「コピー後」で「項目を開く」を選択し、「項目をコピー」をクリックします。
コピー操作が成功しなかった場合は、タスク・フィードバック・ウインドウにエラーメッセージが表示されます。
インストーラのコピーを受信したコンピュータを選択し、「操作」>「制御」と選択します。
選択したコンピュータの画面を制御し、対話形式でインストール処理を完了します。
コピーによって項目をインストールする
項目や項目が含まれているフォルダをクライアントコンピュータにコピーすることで、項目をインストールできます。
Remote Desktop で、メインウインドウのサイドバーでコンピュータリストを選択し、1台以上のコンピュータを選択してから、「管理」>「項目をコピー」と選択します。
「コピーする項目」リストに項目を追加します。
詳しくは、ファイルをコピーするを参照してください。
コピーしたいすべての項目がリストに追加されるまで、この手順を繰り返します。
インストール先を選択します。
「項目の保存場所」ポップアップメニューには、複数の場所があらかじめ設定されています。目的の場所が表示されない場合は、フルパス名を指定できます。
コピーオプションを選択します。
詳しくは、コピーオプションを参照してください。
「項目をコピー」をクリックします。
コピー操作が成功しなかった場合は、タスク・フィードバック・ウインドウにエラーメッセージが表示されます。