我慢出来ずに
GYAOで「白夜行」を観ちゃいました。
今日の映画は2010年に公開された日本映画「白夜行」です。
あらすじ・映画解説
Y!映画より
昭和55年、質屋の店主が殺されるという事件が起きるが、結局被疑者死亡のまま解決。だが、当時の担当刑事笹垣(船越英一郎)は、何か腑に落ちないものを感じていた。数年後、事件の殺人犯と目されていたが、ガス中毒死した女の娘雪穂(堀北真希)は美しく成長し、一方質屋店主の息子亮司(高良健吾)も事件後は家を出ており・・・・。
今まで舞台化やテレビドラマ化されてきた、東野圭吾の人気小説を、「60歳のラブレター」の深川栄洋監督が映画化。
ある殺人事件にかかわった人々の複雑な人間関係を軸に、19年に及ぶ男女の狂おしい愛情を描く。
「ALWAYS 三丁目の夕日」などの堀北真希が聖女の顔をした悪女役で新境地を開拓。彼女の守護神のような相手役を、「おにいちゃんのハナビ」の高良健吾が好演する。互いの存在だけを頼りに必死に生き抜こうとする男女に課せられた残酷な宿命に言葉を失う。
予告編
主な登場人物
★桐原洋介(亮司の父親、刺殺された質屋の主人)
★桐原弥生子(洋介の妻、従業員の松浦と不倫)
★桐原亮司(雪穂の守神?)
★唐沢"西本"雪穂(容疑者の娘、児童施設で亮司と出会う)
★西本文代(雪穂の母、その後ガス中毒死で死亡)
★松浦勇(弥生子の愛人、質屋の従業員、その後何者かに殺害される)
★藤村郁子(雪穂の高校時代の同級生、何者かに陵辱される)
★川島江利子(雪穂の大学時代の友人、後藤とのデート前日に何者に陵辱され、後藤と破局)
★後藤一成(雪穂の結婚相手、江利子の元彼、結婚後、引きこもりになる、私立探偵を雇って雪穂の過去を調べると、陵辱事件に雪穂が関わっていたことがわかる、そしてその探偵も薬殺される)
★後藤美佳(一成の妹、何者かに陵辱される)
★寺崎忠夫(西本家に出入りしていた業者、居眠り運転で死亡)
★笹垣潤三(事件を執拗に追う刑事)
とにかく闇深いドラマです、闇が深過ぎるといってもいい。
物語は質屋の店主が刺殺されることから始まるわけですが、その背景には雪穂や亮司の小学生の時のトラウマ的事件があったのです。
そのあとに次から次へと起こる不可解な事件等は全て雪穂が関わっていると思うんです。
もちろん雪穂にその実行力はないので、やはり亮司が絡んでいるんだ思います。
雪穂の怖いところは、例えば高校の同級生藤村は雪穂を嫌っていた。
その藤村が何者かに陵辱されるわけなんですが、なんと第一発見者は雪穂。
弱っている藤村の心を取り込み謀略に成功。
川島江利子の時もそう、金持ちの後藤と付き合い始めた江利子を陵辱事件によって二人を別れさせ、自分の旦那にしてしまう。
後藤の妹美佳も同じように。
何事もなかったかのように。
怖い怖い怖い。
世の中にはこんな女性もいるんだ。
誰でも多かれ少なかれあるのかな?
雪穂役の堀北真希さんは大変上手く演じてたと思います。
ただ、また観たいか?って聞かれたら"当分は観ません"と答えるでしょう。
心の闇のお話はもういいな。
小説はまた読んでもいいかも。
あと2時間半近くの上映時間。
映画としてはそこそこ長めだと思うけど、850ページに及ぶドラマを落とし込むのはやっぱり難しいかと。
原作も読まずにいきなり映画を観たら、理解し難い部分がけっこうあるかもです。
自分にはお気楽な映画が合ってます。
それにしてもさすが東野圭吾さんの作品です。
最後まで飽きることなく引き込まれました。