【準備】【釣行】マリンロボ⇒カド根 ジギング(タイラバ)
2023年7月30日㈰
焼津小川港 松栄丸にて
焼津小川港 松栄丸にて
・・・ジギングのつもりで行ったけど実質タイラバでした。
メジャーなパヤオ『マリンロボ』
御前崎から金州に行く途中に、今は使われていない観測ブイが浮いている。
遠くて良く分からん |
6月10日前後~年末までが解禁期間で、解禁日のジギング船団は風物詩ではないだろうか。
僕のイメージでは大きいウッカリカサゴを筆頭に各種ハタなどの根魚、カンパチが良く釣れているイメージで、金州より多少根が荒らそうな感じ(個人の感想です)。
今までは縁遠い場所だったのだが、ジギングを本格的にやるようになって今回初めて訪れることになった。
前日のお誘いLINE
今年の上半期はよく船に乗ったので当分お金が無い乗るつもりは無かったのだが、出船前日に船長からLINEを貰った。
どうも乗船人数が心もとない雰囲気。
ここしばらくは晴天の凪続きで明日も「凪は最高です」との事。
色んな船の釣果ブログを見るとロボ周辺は芳しくないようだが、ジギングの練習をしたかったのとお声掛け頂けたのが嬉しかったので奥さんに交渉してみる。
多少渋い顔をされたが「アジを釣ってきてくれればいいよ」と、何とか許可が下りた。
船長にOKと返信し、集合時間や乗船料などを確認する。
その際「タイラバ、キャスティングも用意してください。」とのこと。
大急ぎで準備を始めた。
【準備】突貫準備
この段階で13時。しかもお出かけ中であった。
帰宅してすぐ準備に取り掛かる。
手持ちで何とかなるはずなので部屋をひっくり返し使いそうなものをかき集める。
手持ちの使えそうなジグ150g~350gまで |
タイラバはこの中から使いそうなものを探す |
80g~250gの鉛とタングステン |
ネクタイのセッティング見当つかないからボリューム少な目で適当に |
トレーラーワーム類 |
大小アジが好調なようなので念の為 |
上記をパッキングするとこうなる |
キハダタックルは持ってないのでカツオ・シイラメイン |
いつものサニタリーと〆具一式 |
リーダー類とその他一式 |
一式並べるとこんだけ |
毎度のことながら見事収まる |
総重量17kgでした。重たいよ~ |
手持ちで何とかなった。
後はロッドとリールを準備して車に積み込めば良い。
夜のうちに積み込んで22時までに就寝した。
【釣行】道具立て
ジギング
- 21 スローバンプSSD 633/FSL(テイルウォーク)
- 19 オシアジガー Fカスタム 2000NRHG(シマノ)+〈ライン〉3号250m+〈リーダー〉ナイロン60lb3ヒロ
ラインは前回高切れしたそのまま。
リーダーも船上で結んだ分がまだ使えそうなのでそのまま使うことにした。
タイラバ
- 21 紅牙AIR N69XHB-MT(ダイワ)
- 19 炎月CT 150PG(シマノ)+ライン0.8号+ナイロンリーダー5号2ヒロ
カツオキャスティング
- 05 SSD オフショアキャスト 70M(テイルウォーク)
- 21 ツインパワーSW 6000XG(シマノ)+〈ライン〉2号300m+〈リーダー〉ナイロン40lb1ヒロ
電動ジギングのタックルも迷ったのだが、大して使わないのに洗うの面倒くさいな・・・。ってなって止めちゃった。
金州で失くしたイカベイト残ってたら持って行ったかも。
【釣行】使用ルアー
ジギング
- ジグパラバーチカルロングスロー 200g~300g
- バンブルズジグセミロング 250g
フックは
ジグパラ⇒シャウトのヘビースパークハードツインの適当なサイズを前後に
バンブルズ⇒純正のシングルフックを前後に
それぞれ取り付けた。
タイラバ
- TGビンビン玉スライドヘッドNEO 156g
- TGビンビンスイッチキャンディ 100g
- TGビンビンスイッチ 80g~100g
フックはジャッカル純正品。
ネクタイの長さを合わせて取り付けた。
【釣行】ロスト
- ジグパラバーチカルロングスロー 300g
オマツリをほどいていたらイモムシノットの付け根で切れてしまった。
リーダーが弱っていたのか、ノットが弱かったのか・・・。
【釣行】釣果
マダイ2、メイチダイ1、レンコダイ2、オオモンハタ1
全てタイラバの釣果。
オオモンハタはエア抜きリリース失敗しての確保。
帰してあげたかった。
【釣行】当日の状況
海況
※一番左以外は御前崎港のデータ |
釣行時間:3時半〜14時(実釣は6時〜12時)
天候:晴
水温:29.3℃(現地での実測)
例年の平均水温:不明
実釣エリア:マリンロボ周辺(水深120m前後)、カド根(水深確か50mくらい)
風:ほぼ無風
水色:フォーレル水色計2。キレイな外洋の青
一ヶ月くらい続いた凪と晴間で水温は上がりっぱなし。
測定水温は朝一の温度なので、多分日中には30℃を超えていたと思われる。
日差し強くて本当に暑かった。
船長が冷却スプレー吹いてくれたのがめっちゃ気持ちよかった。
水分3ℓ持って行って飲み切っちゃった。
潮流は終日1ノット前後で何やるにしても釣りやすい流れ。
カド根の最終盤で斜め後方に流れてやややりづらかった。
ベイトの反応は少な目。
鳥も少な目だった。
僕は見れなかったがマリンロボでマグロボイルがあり、急行したが単発で終了。
ウネリも弱く本当に凪は最高に良かった。
久しぶりに船酔い者が出ない釣行だった。
乗員は僕+1+2の4名。
釣座は舳だったが、人数少なく広く使えたので満員の時の前から3番目くらいの場所で気楽にやれた。
同船者・他船の状況
同船者の方は
ジギングでウッカリカサゴ(カンコ)、ハガツオ、オオモンハタ等。
タイラバで3kgありそうなホウキハタ等。
全体的に反応渋めで、特にジギングはだいぶ辛い雰囲気だった。
マリンロボ到着時には珍しく周辺に全く船がおらずポイント貸切状態。
後日釣果情報を漁ったところ、
ワラサ、ハガツオ、カンパチ、ウッカリカサゴ等がボチボチ上がっていた様子。
ちなみに金州の方は大分厳しく、コマセにも魚が付かず朝一勝負の様だった。
【釣行】当日の様子
起床⇒出港
1時~3時半
特に何もなく起床、出発。
港には一番乗りだったがほどなく全員集まった。
到着したくらいに他の船が出船していったがタチウオだろうか。
荷物もチャキチャキ積み込みあっという間に準備が終わる。
予定では4時出船だったが、3時半には出港した。
エリア到着
3時半~6時
座ってウトウトしていると夜が明けてきた。
空気が澄んでいるのか、陸地が見えなくなっても富士山が見える。
こんなの初めて。
そのうち遠くにポツンとマリンロボが見えてきたが船が居ない。
「一隻もいないなんて珍しいね。」などと船長も言っている。
見回すが全く船の気配が無い。
多少到着が早いせいか、と思ったが後から来る様子も無い。
協定で釣り開始が6時からなので魚探を見ながらポイントに目星をつける。
開始時間を待って釣りを開始した。
釣り開始したけれど
6時~6時40分
根魚のイメージが強いエリアなので
ジグパラバーチカルロングスロー 200gから開始して様子見。
「水深120m、流れは0.6から0.9ノット。水温高いね~、30℃近くあるよ。」とのアナウンス。
条件は悪く無さそう、水温以外は。
着底は簡単にとれるし凪も良いのでやりやすい。
4人で一斉にジグをシャクる。
そう簡単には当たらないのだが、30分しないうちにお隣さんが船中ファーストヒット。
30~40cmくらいあるレンコダイだった。
使用ジグはウロコジグのゼブラカラー、200gとのこと。
魚が居ることが分かったので引き続き頑張る。
シャクり方を変えて反応を見るも何も無いのでジグ交換。
バンブルズジグセミロング 250gにして早めのフォール&ジャークを試してみる作戦に。
船中全体的にアタリが少ないので、底を取ってから水深の半分くらいまで広く探ってみる。
が、こちらのジグでもアタリが無い。
色々やっていると「マグロが跳ねた!」と大きい声。
どうも近くで跳ねたらしい。
急いで回収して急行した。
跳ねに向かうも不発
6時40分~7時
船長が急行してくれる間にタックルをキャスティングに持ち替える。
マグロキャスティングできる装備は無いので、最初からカツオ狙いのTGベイト 30gで勝負のつもりである。
舳にマグロキャスティング出来るお二人に登ってもらいサイドで様子見。
しかしその後跳ねは見られず、誘い出しをやるも不発。
船長の「戻りましょうか」の一言でキャスティングは終了となった。
結局投げることなく、様子見で終わってしまった。
再びジギングからのロスト
7時~7時半
バンブルズでも反応が無かったことと、先ほどゼブラグローでレンコダイ釣れていたのを見たので再びルアーチェンジ。
手持ちのシルバーグローで一番軽いのがジグパラバーチカルロングスロー 300gだったのでそれにする。
ここまでやって活性が高くないのはよくわかったのだが、さっき跳ねたマグロのラッキーパンチがあるかもしれない。
底から表層まで幅広く探り続ける。
この日は割とオマツリが多く、みんなで協力しながら対応していたのだがこのジグでシャクってる時もマツってしまい、ソリッドリングの結び目の所に他の方のPEラインが巻き付いてしまった。
ただグルグル巻きになっていただけなのでほどいていたらプチっとリーダーから切れて海中に奉納。
油断して船べりでほどいていたのが完全に失敗だった。
ジグパラロスト。
完全に自分が悪い。安いジグだけど悔しい。
タイラバに趣旨替え
7時半~8時半
リーダー切れた原因がノットの不良なのか、使いまわしたリーダーが悪いのかイマイチ分からない。
一応ソリッドリングは縛りなおしたが信用できん。
これまで一回もアタリが出ていないのもあって、ジギング止めてタイラバにしてみることにした。
TGビンビン玉 156gに、ネクタイはスイッチか何かについてきたマイクロカーリーのオレンジカラー1本付けをチョイス。
水深120mで多少大変だが釣れないよりマシである。
やってみることにした。
ヘッドは様子見でチョイスしたのだが程よい感じに払い出されいい角度が付いている。
この様子だと変える必要なさそう。
前回のタイラバはフォールレバーを緩めすぎて糸フケを出してしまっていた気がするので、今回は意識的に締め、糸フケを出さないようにしてタッチ&ゴーに拘ってみた。
余りフォールレバーを締めすぎると着底が分かりづらくなるので加減が難しいのだが、失敗したら30m程巻き上げて再挑戦しながら微調整を重ねていく。
水深があるのでずっと締めていても効率が悪い。
緩めている場所、締め始める場所、締める加減を探り探り底を叩く。
と、軽くもたれるような反応の後明確なアタリ。
本日初である。
嬉しくなってゴリゴリ巻いてたら「早く巻き過ぎじゃない?もっと大切にやった方がいいよ」と船中に笑われてしまった。
だってようやくのアタリで嬉しかったんだもん。
幸い外れることなくネットイン。
上がってきたのは
食べごろサイズのマダイ。
唇のいい場所にフッキングしていた。
実はこのタックル(紅牙AIR+エンゲツCT)でマダイを釣ったのはこれが初めて。
タイラバタックルなのに。なので大変うれしい1匹だった。
その後反応が無くてネクタイを変えると再びヒット。
再びマダイ。凄いな。
今度は赤金のマイクロカーリーでヒット。
やはりいいところに掛かっていた。
リンク
リンク
ちょっと一服
8時半~9時
その後は続かず、船中若干の沈黙が訪れる。
と、そのタイミングで船長からアナウンス。
「焼肉できたから食べにきて~。」
他所の船では絶対に聞かないアナウンスである。
これがあるからこの船大好き。
竿を置きいそいそとキャビンに向かう。
食べ終わってから写真忘れたのに気が付いた |
田子重お勤め品のコロッケも焼いてくれた |
ゴチになります。
このころには大分日差しも強く暑くなっていたので一服に丁度良かった。
軽く食べて、談笑して、一服して。
元気になってから釣り再開した。
タイラバ続行
9時~10時
自分から離れていた方々の釣果を見るとハガツオや大きめのウッカリカサゴ等が釣れていた。
うらやましかったのでジギングに戻るか迷ったがタイラバ続行。
僕がジギングで釣れる気がしないし、何より暑い中シャクるの嫌になってしまった。
ジギング本職の方々はシャクり続けるのだから凄い。
とりあえず釣れているのでタイラバユニットも変更なし。
マダイは居なくなったのか、入れ食いとはいかなかったけど
これもいいところに針掛かりしていた |
飽きないくらいのペースで良い型のレンコダイを2匹上げることができた。
「今日タイラバ調子いいね~」「エビとか食べてんだね~」などと話しながら船長にランディングしてもらう。
当たるパターンは大体巻き始めてすぐか着底直前でガツンと一気に来るパターンで、巻き速度はリール表示の1~2くらい。
落下速度も着底直前は2くらいになるようにフォールレバーを調整してやった。
糸フケを出さないフォールは上手くできた気がする。
この後も巻き巻きやっていたが魚の活性上がらず、釣果もイマイチのままだったのでカド根まで移動することになった。
カド根到着⇒納竿
10時半~12時
ワッチしながらカド根に向かったが道中は何も無し。
到着してこちらでもタイラバ開始。
水深が浅くなったので本日下ろしたてのコイツを投入。
ドテラに強いという話のTGビンビンスイッチキャンディ 100gを試してみる。
が、潮が弱いのか払い出し切らずラインの角度がイマイチなのですぐにルアーチェンジ。
こっちは100g |
TGビンビンスイッチ 80g~100gを適当に使い分け。
特に理屈も無くフィーリングで選んでしまった。
軽めの80gを高めまで巻いて落とす…、を繰り返し、ラインが良い角度になるまで送り続けていく。
ある程度の角度になったところで巻上と同時にヒット。
割と良い引きで上がってきたのは
これもフッキングは良い位置 |
本日一美味しい獲物を上げることができた。
リンク
この辺りから後ろに流れてマツリになりそうなやりづらい潮になり、角度を付けたくても付けれない状態になってしまった。
ジギング部隊がブレードジグでそこそこのオオモンハタを上げたり、タイラバに乗り換えたお隣さんが大きいホウキハタを上げたりしてボチボチ魚は上がってきている。
そのホウキハタの口から子タコがこぼれてきたのを見て
急遽ネクタイを外しタコベイトに変更。
素材が柔らかすぎてキャップをすり抜けてしまうのだが、ロスト覚悟で無理やり使ってみた。
この段階で残り10分のアナウンス。
他の方の合間を見てなるべくラインを送り出し良い角度を付けていく。
船長の「はい、終了しましょう。上げてください」のコールで上げてみると
リリースサイズのオオモンハタが付いていた。
リンク
急いでエア抜きしてリリースするがうまくいかず沈んで行ってくれない。
内臓が出ている上に弱ってしまっていたので、可哀そうだがキープして納竿とした。
帰り道は舳で寝っ転がっていたのだがあまりの暑さに溜まらず日陰に退避。無事に帰港。
奥さんに言い訳するためのアジを探しに、魚センター行ったりメガドンキ行ったり走り回って何とか見つけたので帰宅することができた。
【釣行】結果
マダイ
1kgちょっと |
43cm |
850g |
40cm無いくらいかな |
二匹とも胃の中は空っぽ。