【釣行】【反省】マリンロボ ジギング
2024年6月22日㈯
イシグロ富士店の山本フィッシングマイスターにお誘い頂いて今季初のマリンロボ釣行。
「ぜひオフショア一回連れてってください!」ってお願いして3年くらいたって初めてご一緒で来たのが嬉しい。何回もチャンスはあったのに天気が悪くて…。
道具立て
キャスティングタックルも持って行ったけど船には持ち込まず。
今回からドラグ値もセッティングしてみることにした。
2号タックルのジガーPGと4号タックルのレスターファインは今回が初投入。
2号タックル
- 21 スローバンプSSD 633/FSL(テイルウォーク)
- 17 オシアジガー 2000NRPG(シマノ)
- スーパージグマンX8 2号 300m(Y・G・K)
- オシア ナイロンキャスティングリーダー 40lb 7.2m(シマノ)
- ソリッドリング 内径6mm 220lb(オーナー)
- イモムシノット
- 初期ドラグ値 3kg
3号タックル
- 21 スローバンプSSD 634/FSL(テイルウォーク)
- 19 オシアジガー Fカスタム 2000NRHG(シマノ)
- UVF ソルティガSJデュラセンサー×8+Si2 3号 400m(ダイワ)
- ソルティメイト システムショックリーダーナイロン 80lb 7.2m(サンライン)
- ソリッドリング 内径6mm 220lb(オーナー)
- イモムシノット
- 初期ドラグ値 3kg
4号タックル
- 22 マスターブレイド 59HG(レスターファイン)
- 17 マーフィックス C3-RH(エイテック)
- アバニジギング10×10 マックスパワーPEX8 4号 400m(バリバス)
- オーシャンレコードショックリーダー 120lb(30号) 7.2m(バリバス)
- 2リング/BBパワー(溶接)(ニッケル) #4(NTスイベル)
- 最強チューブノット
- 初期ドラグ値 5kg
使用ルアー
- ウロコジグ 250g~400g
- オシアEJスピード 230g
- ブリンクマン 300g
ほとんどウロコジグ使用。
どのジグでも良かったのだけど、今回は『使うジグを絞る』をテーマにやってみた。
リンク
途中気分転換と、余りにも釣れなかった終盤に違うの使っちゃったけど。
フックセッティング1
前後:ステキ針 MABOROSHI ツインアシストフック #2/0 2cmフックセッティング2
フロント:シャウト ヘビースパークツイン フロント用 #2/0 3cm
リア:シャウト ヘビースパークツイン リア用 #2/0 3cm
リア:シャウト ヘビースパークツイン リア用 #2/0 3cm
メインはステキ針。ジグサイズに合わせて替えたけど効果は???
多少サイズがあってなくても釣れてたから僕はまだ細かいこと考えすぎなくていいかも。
よく分かんないし。
ロスト
無し。
大変よろしい。
釣果
ハチビキ2匹、サバ2匹、ウッカリカサゴ2匹
余りにもいい写真すぎて使ったけどコレ二人分です。すんません。
しかも頂いた写真だし。
赤字は同船者の方の中で良い魚の釣果。
あとハチビキ1匹とサバ1匹をどっかで釣ってるんだけど何時に釣ったか分かんなくなっちゃった…。
状況
海況
『タイドグラフbi』より |
釣行時間:4時半〜14時半(実釣は6時〜13時)
天候:晴
水温:26.0℃(現地での計測 朝一)
実釣エリア:マリンロボ周辺(水深100m前後)
風:常に吹いていた
水色:外洋の青。ゴミも少な目でキレイな海だった
2日前ほどに警報級の大雨があり、そのせいか往復の航路で流れてきたゴミが溜まっていた。
1日前に梅雨入り宣言がされ、釣行日の翌日からは荒れてしまっていたがこの日は荒れの合間の凪日となった。
凪は悪い状態から始まって段々良くなっていく方向。
朝一は歴戦の同船者の皆さんも酔ってしまうくらい。僕もしばらく気持ち悪かった。
11時くらいには大分落ち着き、僕自身も吐き気が収まっていた。
その他にはマダイ、ウッカリカサゴ、サバ、ハチビキ、ヒメダイ等。
時期の割には潮がおとなしく、1ノットあるか無いかとの事だった。
底潮もそれほど早く感じず、時間によって抵抗感があったり無かったりコロコロ良く変わっていた。2枚潮などはなく素直に流れていた。
風はずっと吹いていた。暑くもならず丁度良い塩梅。
ベイトの反応は分からず。
サメがヒレを出して泳いでいる姿を何回か見た。
キメジの跳ねがあったが単発。
乗船者は5+1+僕の7名。皆さんベテランのジギンガーで、インスタでフォローさせて頂いている方もいらしていた。
僕の釣り座は右舷真ん中。
右舷3人、左舷4人で船を立てての釣りとなった。
同船者の釣況
船中で上がった一番いい魚は5kg超えのマハタ。
お見事でした |
アタリが遠い時間も多かったがポツポツと釣れている感じだった。
他船の釣況
同日同じ海域にいたのはタイラバ船、泳がせ船、ジギング船など8隻くらい。
マダイが多く(タイラバ船の調子が良かったのかも)、ウッカリカサゴ、マダイ、アマダイ、メイチダイ、キントキ、シイラ、サバ等。
良い魚が釣れたという話は少な目だった。
レポート
出船まで
2時~4時半
地頭方港は初めてなので早めに家を出る。
下道でもグーグルマップで1時間半ちょっと。バイパス降りるのも焼津の辺りなのでいつも焼津に行くのとほとんど変わらないなあ、って感じ。
こうして段々遠くへ行くようになっちゃう。そんな予感がする。
4時くらいに港に着く。広い駐車場があって船の前まで車が持って行けるのでとてもアクセスが良い、いい港ですね。
すぐに船長さん、メンバーと段々揃ってくる。
皆さん大体初めてお会いしたのだけど、インスタでフォローしている方もいらしたのでお話しできて良かった。
4時45分出発の予定だったが、全員準備が完了したので少し早めの4時半に出港した。
移動中にお勉強
4時半~6時
山本さんにキャビンにお誘い頂いて部屋へ。船長との談話に混ぜて頂く。
船長と山本さんは中高時代の同級生との事で積もる話もあっただろうに、僕も暖かく会話に混ぜてくれた。
程なくして山本さんが船室で仮眠に入ったので船長に色々とお話を伺う。
広い意味で釣りの話から海況の変遷、有名アングラーの話など本当に色々お話してくださって楽しかったのだけど、特に勉強になったのは次の話。
小さいジグにすると小さい魚しか掛からない
TGベイトなどの小さいジグにすると小さい魚しか掛からない。
『大きい魚が釣れるのはそれについていた小さい魚を食べただけで、小さいジグを食べている訳ではない』という理論。
フォールスピードを調整して魚に食わせる
『その時の海況や魚のコンディションに合わせてフォールスピードを調整し、食ってくるスピードを探す』という理屈。
フォールスピードの調整のために
- ジグの重さ
- ジグの形
を変えていく。
当日のゲームもこの理屈を元に考えながらやってみた。
釣り開始からのラインブレイク
6時~7時
最初にセットしたジグはウロコジグの300g。
タックルは4号タックルにした。
しかしエビってしまう。それを見ていた山本さんが「ロッドが強すぎるのかもしれませんよ。」がすかさずアドバイスをくれる。本当にありがたい。
ジグを変えずに3号タックルに変えてみる。
すると本当にエビらない。いつもフックセッティングで帳尻を合わせるの苦労していたのに…。アドバイスって凄い。
そのままシャクっているとちょっと重たくなった気もしたけどよくわからん。気にせずシャクリ続ける。流し替えのアナウンスで上げてみると
なんかついてた |
これはすぐにリリース。
タックルセッティング、ジグチョイス、魚が当たるまでが早いのでゲームの組み立ての効率が非常に早い。しかもアドバイスがあるので自信をもって『そのまま続行する』か『何かを変更するか、変更するならどこを変えるか』を考えることができる。
いつもの闇雲ジギングとは雲泥の差である。
現状は何も変えなくて良さそうなのでそのままのタックル構成で続行。
しばらくシャクっていると、底から10m離した辺りで根掛かりの様な重たい感触。
最初疑問だったのだが、巻くのをやめて竿先を見ているとビクビクしている。魚のアタリである。
コレはもうテンパって大騒ぎである。
底を切れているならゆっくりやった方がいい、とアドバイスもらえたので下手に動かさず一定のスピードで上げてくる。
5分ほどで危なげなく上がってきてリーダーまで巻き込んだだろうか、突然『ジャー――――っ』っとドラグが出された。
打つ手も無く50m程ほど出されたところでフッと軽くなる。バラした。
見ていた船長によると「魚はワラサで、最後サメに取られたね」との事だった。
ぶっつり切れてる |
からのマハタ
7時~7時半
悔しいのだけど、まぁワラサならまだいいか、って気分で釣り再開。
魚の反応が有る釣りってホント楽しい。
投入してすぐ、ミヨシのほうがなにやら騒がしい。大きい魚が掛かった模様。野次馬しにいく。
見に行くと竿がガッツリ曲がってファイト中であった。リールが巻けていない。
皆竿を上げて野次馬観戦モードに入る。
巻けていなかったリールも徐々に巻けるようになり、段々魚が上がってくる。
10分くらい戦っていただろうか、ついに魚が浮き上がった。
「マハタだマハタ!」誰かが叫ぶ。無事にネットインし皆から安堵の声が漏れる。
これは帰港後計測で5.3kgの良型。
使用ジグは『ザクトクラフト OGOJIG DC-Ⅲ』の260gであった。
マダイ浮上
7時半~8時半
いい魚が上がると船上みんなやる気も上がる。僕のテンションも高めである。
流し替えて釣り再開。後に続きたいものである。
釣れるフォールスピードが良く分かんないからフォールスピードの調整は出来ん。
ので、ジグサイズを変えて魚の反応を探る。
250gで小さくしたり |
400gで大きくしたり |
そんな感じでやってると着ドンバイト。
軽く上げてくると
ボチボチいいサイズのウッカリカサゴ。実は初めて釣ったかも。
ありがたく締めてお持ち帰りにする。
魚は上がるけど
8時半~11時半
この間も船中ではボチボチ魚が上がっている。
ハチビキやサバなど、良い魚では無いかもしれないが美味しいゲストばかりで何より。
僕も潮の具合を見ながら、ラインを細くしたりジグを変えたり、わからないながら色々工夫を続ける。
スピードを速くするためにEJスピード試してみたり |
ライン細くするためにタックル替えたり |
タックル戻してジグサイズの変更に拘ってみたり |
その甲斐あってなんぼか釣ることができた。
底取り中に掛かってきた |
この方はいつも着ドン |
居眠りしながら底から40m上げた辺りでヒット。目が覚める |
この時の潮はスカスカで抵抗感薄かったのだがそれでもシャクるの重たい。比喩では無く額に汗かきながらシャクる。重たいよー。
早々に諦めようと思っていたがこのタイミングでキメジが跳ねてしまった。船長も追ってくれる。
跳ねも単発だし「鳥が居たりベイトを囲ったりしてないから、こういう時は難しいんだよねー」と船長も言っているがそこにマグロは居るのである。
幸い付けているのはマグロ類に実績のあるウロコジグだしサイズも大きい。ワンチャンあるかも、と思って底からリーダー巻き込むまで100mひたすらシャクることにした。
修行である。
3セットぐらい修行しただろうか、船長が流し替えのアナウンス。
腕もパンパンになっていたので修行を終わることにした。
アタリ無くなり…
11時半~
何も無い時間が過ぎていく。
船中たまに当たるけどそれも単発だし、サバかハチビキかといった具合だった。
余りにも何も無いので最後の30分は大きく方向性を変えて
テイルウォークのブリンクマン300g。しかしコレも何も無い。
結局何もないまま13時の納竿時間を迎え終了となった。
結果
ウッカリカサゴ
ウッカリカサゴ2匹 |
40cm |
1025g |
35cm |
725g |
ハチビキ・サバ
写真適当過ぎて分かりずらくなってしまった。
2匹ずつ |
前側は両方40cmくらい |
ハチビキ(大)は750g |
サバ(小)は730g |
後側はハチビキ40cm、サバ43cm |
ハチビキ(小)は600g |
サバ(大)は880g |
写真撮るのを忘れたが、ハチビキ(大)の胃からは大量のシラスが出てきた。
反省
実に実りの多い釣行だった。ベッタリ誰かについて教えてもらえるって素晴らしい。
本当にありがとうございました。
【〇】エビる時の対処方法が分かった。
エビったら竿を弱くするかジグを重くすること。
ジグの調整は海況の具合もあるので、まずはタックルを弱くすると良さそう。
【〇】ジグセレクトの基準
『釣れるフォールスピードに合わせてジグを選ぶ』は今後も基準になりそう。
釣れるフォールスピードが良く分からないけど、重さと形状を選ぶときに『根魚を狙ってるから』とか『ハイピッチでシャクってるから』という考え方でジグを選ぶより的確な気がする。
しばらくこの考え方でやってみる。
【〇】1日通してジギング頑張った
いつもアレコレやっちゃう僕が最初から最後までジギング頑張った。エライ。
1日通すと気づくこと多いし、終わった時の達成感もだいぶ違う。
…持ち込んでたエビングやったら船長に怒られそうって気がしただけなんだけど。
【〇】使うルアーを絞れた
今回ウロコジグにしたのはフィーリングだったんだけど、最後まで概ねこの1種類に絞って頑張ることができた。ジグを絞るのは最近の課題だったのでちゃんとできたのは進歩である。
重さを揃えておいたのも良かった。
【〇】シリコンの滑り止めがGood
肘当てジャークしているときにロッドがぶれてしまうのでロッドプロテクターをシリコンチューブで自作し、腕にもバンドを付けてみた。
リンク
コレを切って調整した物なのだけど、竿も長袖もズレないのですこぶる調子が良い。
おススメです。
【△】ジギングでのマッチザベイトの必要性
シラスぎっしり入っていたハチビキが食って来たのは300gのシルバーだった。
船長の理論と合わせて考えても、ジギングはマッチザベイトに余り拘らなくていいのかも。
【×】ドラグ初期値が足りなかった
オシアジガーは2機種ともドラグ初期値を3kgにしたのだが、潮の抵抗とジグの重さによってはシャクった時にドラグが滑ってしまっていた。
4kgくらいでよさそう。
【×】シャクリのパターンが単調
単純なワンピッチしかできなかったので、底付近で丁寧に探りたいときのハーフピッチとかクォーターピッチが上手くいかなかった。
コレは練習あるのみ。
【×】ジグキャストが下手
キャストが下手で距離が出ないのと、サミング下手でバックラッシュしちゃう2重の意味で下手だった。
サミングはフォールレバー締めればフォローしてくれそう。マーフィックスには無いからサミングできないと駄目だけど。
キャストは…練習かな。
前回の反省点から
惨敗だった前回の金州ジギングから
タナに関して
今回は基本底~30mまで。これは船長指定のタナを守っていて、やはりこの間が一番多く釣れた。
なんかもう状況次第なのでアレコレ考えすぎるのも良くない気がしてきた。
愚直に船長の指示守るのが一番いい。
ジグの動きに関して
ジグの種類を1つに絞って、それに仕事をきっちりさせるのは成功したと思う。
セッティングに関して
- 強化チューブノットの必要性と長さ
- スイベル使用の可否
- フックセッティング
の三点を反省点として考えたのだが、結果的に『強化チューブノット』と『スイベル』を使用したタックルでは1匹も釣ることができなかった。
この2つは僕の行く海域には合わないのかもしれない。
フックセッティングは大分適当に決めたけど、今回は釣果に結びつけることができたのでとりあえず深く考えなくて良さそう。
フォールスピードの微調整として最後に考えればいいのではないだろうか。
ジグのサイズは合っていたか
上にも書いたけどマッチザベイトを考えて小さくする必要はなさそう。
今後はフォールスピードの調整としてサイズを考えて行く事にする。