なぜ「瀬央ゆりあ」が専科に行くのか。納得できた私的考察

もうすぐ、専科に異動することが決まっている瀬央ゆりあさん。広島出身。私は広島を訪れるたび、「せおっちの故郷かぁ…!」とより広島の風土や人の雰囲気が好きになってしまう。せおっちって私にとって、やっぱり影響力のある人です。

目次

少し控えめ?フレッシュ感が溢れる若手時代

私がせおっちをしっかりと認識したのは、2015年紫藤りゅうさんと一緒に出演された『タカラヅカ・プレシャス・スター#14「瀬央ゆりあ・紫藤りゅう」』でした。2人でバーテンダー体験をして、ひらかたパークで楽しんで…という盛りだくさんな内容(^^♪当時の若手ホープが二人ずつ組んで登場する番組で、私も楽しみに観ていました!

どの回も工夫が凝らされた番組内容で、楽しかったなぁ!またこういう番組観たい♪

この時、しどりゅーは可愛らしく、せおっちはかっこよく、持ち味の違うお2人ながら、1期違いということもあり和やかな雰囲気で(*^^*)この時から、「瀬央ゆりあさんって、何てきれいな顔立ちの人だろう」って思っていました。

でもこの頃はまだ、全てにおいて控えめな印象があり本当の彼女の魅力に気づいていなくて…。続々と抜擢が続く礼真琴さん(こっちゃん)の活躍がどうしても目立ち、せおっちの個性やタカラジェンヌとしての持ち味、お人柄を知ることはあまりありませんでした。

でも、よく考えたら、『夢咲ねねミュージック・サロン「N-style」(’15年・宝塚ホテル)』ねねちゃんのミュージックサロンにともに出演したのが、十碧れいやさん、礼真琴さん、瀬央ゆりあさん…!

こっちゃん、せおっち、若手感がいっぱいでフレッシュ(≧▽≦)


TAKARAZUKA NEWS Pick Up #420「夢咲ねねミュージック・サロン『N-style』 稽古場レポート」~2015年3月より~

今考えると、なんとなんと豪華なメンバーでしょう♪このミューサロは構成も、楽曲も雰囲気も大好きで、時々見返してはきゅんとするのです♡

このなかで、太王四神記で使用された名曲「希望の瞳」をねねちゃん、こっちゃん、せおっちが3人で歌われるのですが、これがいい…!

壮大な雰囲気でこの歌声だけで、何だか涙がじんわりくる感じ。今でも私のプレイリストに入っていて、実はしょちゅう聴いています( *´艸`)

こっちゃんの実力はこの頃から群を抜いていましたが、せおっちもぐっと存在感を増してきた頃だった気がします。せおっちの舞台姿の美しさや芝居心のある演技、コミカルさなどがいいな(*^^*)と、私もせおっちがより気になりだしたのがこの頃です。

主演作品も続々…!躍進を始めた若手時代

残念ながら放映ができない「ガイズ&ドールズ」で新人公演初主演を果たしたせおっち!観たかったよねぇ、今となってはすごくすごく貴重な入団7年目に掴んだ躍進の大チャンスでした。それから数年経ち、「New Wave!-星-」でプレシャススターでも共演したしどりゅーとダブル主演!

この頃には星組で存在感を増していたものの、しどりゅーとコンビのようなイメージがあったのが正直な印象。でも先日「New Wave!-星-」をスカイステージで観て、すごく輝いていたしどっしりと落ち着いていたし、「せおっち、すごく真ん中が似合う!!!」って思ったんですよね(≧▽≦)今の輝きの片鱗がそこかしこに!

同年、「デビュタント」でバウホール公演単独初主演、そしてそして、私にとってせおっちのことを決定的に好きになる作品が巡ってきます。そう、あの名作です。

「龍の宮物語」


龍の宮物語(’19年星組・バウ・千秋楽)

龍の宮物語は、もう本当に世界観も何もかもが心のなかに鮮烈な印象を残していて、いまだにこの世界観を思い浮かべるだけで異世界にトリップしてしまうような不思議で本当に素敵な作品。

この主演はせおっちでしかありえなかったし、ヒロインは有沙瞳さんでなければ絶対に実現しなかった。その他のキャストも皆、この人でなければ!というハマり役で…。この作品の繊細で優しくて強くて…そんなせおっちのお芝居がたまらなく素敵で、この作品をやり遂げたことが後の躍進に繋がったのだと間違いなく思います。

せおっちが出演した「すみれんず」広島編がとってもよくて、今でも何度も観返している番組(*’▽’)せおっちの素の人柄を最も感じた番組かもしれん…!

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こっちゃんとともに、星組を引っ張る大きなスターに!!

2022年の「ザ・ジェントル・ライアー」(KAAT神奈川芸術劇場公演)で、さらに大人でおしゃれで洗練された主演姿を魅せてくれたせおっち。ビジュアルのよさはもちろんですが、身のこなしの優雅さや女性のエスコートのスマートさなど、せおっちの大人の魅力がさらに増した作品でした。

こっちゃんがトップスターに就任した頃から、せおっち自身も存在感が大きくなり、スター性もさらに輝いてきて「この人の進化を観ていきたい!!」と思わせるオーラを放つようになった気がします。

愛月さんとの仲の良さが舞台上にもよい雰囲気で出ていて、こっちゃんとの兄弟のような息の合った舞台姿が心に響き、全国ツアーでは、実質ダブルトップと言ってもよいくらいの大活躍で大きな羽根を背負い、舞空瞳さん(なこちゃん)との絡みも本当に新鮮で素敵で…( ;∀;)

そして今、せおっちは『1789-バスティーユの恋人たち-』 シャルル・ド・アルトワ伯爵役で、誰もが追い付けないくらいの存在感と美しさと妖艶さを放ちながら、星組最後のこの時を鮮烈に刻み続けています。まだ作品を観れておらず、初日映像や座談会映像だけでの感想ですが、「これが専科に行く人の実力か…」と思わせる説得力が確かにありました。

せおっちが何段階も階段を上がり、そして今、覚悟を持って専科に行く。

そんな気がしました。こっちゃんのそばで学ばせていただいたと心から言うせおっち。同期でこんなに仲が良いのに、誰よりもこっちゃんを知っている人なのに、それでもある意味舞台人としてこっちゃんを別次元の人として「尊敬」「学ばせていただいた」という姿勢を崩さないせおっち。

こんなに美しくて面白くてお芝居も素敵で、歌もダンスも進化が止まらない…!でも一番はその謙虚さ、思慮深さ、聡明さ、思いやりに満ちた温もりに私たちは、人柄を感じさらに応援したくなるのかもしれません。

せおっちがなぜ専科に行くことになったのか。私的考察

せおっちが専科に行くことになった理由。真実は一ファンの私にはわかるはずもありません。ですが、私なりによくよく考えて納得できたのはこんなことです。

  • ずば抜けたコミュニケーション能力をもって、全組どこに行っても活躍できる人柄
  • タカラジェンヌとして「かくあるべき」品のある美しさはもちろん、お芝居や男役の真髄を全組に伝えられる貴重な人材
  • 樹里咲穂さんのような、スカイステージ番組や公開イベントでトーク司会者にも向いている
  • 大阪万博や外部公演など国内外に向けて、活躍できるスターをフレキシブルな「専科」に揃えたい
  • 瀬央さん×全組スター(特に95期)とのコラボレーションを観たい!という声に応えられるようになる
  • どこかの組で、万一トップスターや主要キャストが休演することになっても代役が務められる華と実力
  • 小劇場などで主演作品をすぐにでもできる実力と人気がある
  • 舞台姿だけでなく素顔でもフォトジェニックで、さらにトーク力も抜群!民放などの番組出演にも適任!
  • どこかの組で、一番大きな羽根を背負う可能性が残される

ほかにもせおっちの魅力を持ってすれば、色々な理由が考えられるのですが、こうして冷静に考えてみると本当に本当に星組に居てほしい人なのですが、でも専科に行くことで宝塚全体、さらに活躍の場が広がると思えば…

星組だけでせおっちを独り占めしてちゃもったいないやろう…!これに尽きる!

この選択もよかったのかも…なんて納得できてしまうのです。

近寄りがたいくらい美しくて存在感のある舞台上の瀬央ゆりあさん。皆の楽しい頼れるお兄さんな瀬央さん。くしゃっと笑う思いやり溢れるせおっち。全部、瀬央ゆりあさんの努力の賜物、人柄の賜物です。

そんな星組の宝が、星組を去る日が近づいています。本当に寂しいし、残念だし、これからも星組で活躍してこっちゃんと一緒に笑っていてほしい。

でもせおっちが、本当の意味で面白くなるのはこれからだと思います。

こっちゃんという偉大な同期から離れて、こっちゃんとのコントラストのないなかで、これからどう自分の魅力を開花させていくか。その可能性は無限大だと思うんです。そういう役者さんだし、どこまでも変化できる人。そして、何色にも染まらず、その都度役に染まり組のカラーに染まりなじみながらも異彩を放てる人だと思います。

だからこそ、もう少しだけ星組に独り占めさせてほしい。

星組の瀬央ゆりあとして、思いっきり輝いてほしい(/_;)それをしっかりと目に焼き付けたい、心に残したいと思います!!!!!!

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せおっちのインタビュー、フォトもすごくよかった(*’▽’)

せおっちのウェービーな黒髪は、やはり超絶かっこいいね(*’▽’)

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宝塚ファン歴20数年、福岡在住、このブログを運営しているnaomiです。

このブログは、アメブロで2011年に開設した「TAKARA座」を前身として、大好きな宝塚のこと、これまで観劇した作品について語っています。

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