これからも妻といっしょに

がんで無くなった妻。その魂と引き続き共に歩みます

声掛けの力

彫刻に於いて、
粘土で作る彫刻は、作成中、変更が効くが、


木を彫って作る場合、
一度彫ったものは後で変更が効かず、
それが作品として残ることになる。


私の人生は、
妻を50代で亡くす人生となり、
木を彫って作る作品のように、
変更の効かないものとして確定した。


妻の年齢は、57歳で確定し、
私との年齢差が5歳だったものが、
今は、12歳に拡がっている。


私の命が尽きるまで、年齢差は拡がっていくことになり、
私が長生きしたら、親子くらいの差になることになる。


そこまで長生きした場合、
私の妻に対する想いは、今と比べて、変化しているだろうか。


私は、朝起きた時、寝る時、出かける時、帰ってきた時、
妻の遺骨箱を、両手で撫でながら声をかけている。


あと20年生きたとしたら、
遺骨箱への声かけを1日4回とすると、20年×365日×4回=29,200回
声かけすることになる。


約3万回の声掛けで、
妻の骨に魂が入るようなことがあれば、
その先、よもやの展開になり、
私が切望している事態が起こるかもしれない。


想いの積み重ねは侮れない。

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