文教経済委員会視察の2日目。
泊まりは岡山市でした。
朝早めに起きて岡山城や後楽園周辺を散歩。
後楽園は朝7時半から開くということを知って、中にも入れました。
今日は、備前市へ。
小中学生に対する給食無償、学用品無償をR4年から取り組んでいます。
給食無償化は現在岡山県内で唯一。
学用品無償は、一律に購入する学用品のみを対象としています。
R4年は、対象の子どもの数は1854人で、予算額が91,850千円。
学用品補助金は31,358千円。
合計で1億2千万円ほどの予算
さらに令和5年には、「すべての子どもの食をカバーする」という想いで
給食のない日の昼食代や、私立学校に通う子への給食費相当分を電子ポイントで付与する事業もスタートさせました。
給食費:108,280円に加えて
電子ポイント助成金:102,000千円
学用品:41,423千円
合計で、2億5千万円ほど。
R5年の一般会計が約210億円なので、約1%分の予算ということになります。
財源は、ふるさと納税の基金に、R4,5年はコロナの国からの交付金を。
この施策の成果としてあげられていたのは、
わかりやすくこの小中学生の世代だけ転入超過となったということ。
具体的な数値を聞きました。
R2 転入12人 転出20人
R3 転入25人 転出25人
R4 転入49人 転出26人
になったということ。
「これまで散々人口減少対策はやってきたが、直接的に多少なりとも数の成果が出たことはなかった」とのことでした。
(もう少し別の世代の数や他の要因分析はする必要はありそう)
なるほど、興味深いです。
これだけの予算をかけての効果としてどうなのか費用対効果の面の議論もあると思います。
ちなみに関市は、給食費無償化に伴う必要な予算の試算は4億5千万円。
R5年の一般会計予算が約460億円です。
関市としては、給食費を無償化するのではなく、子育て応援券等として給食費以外にも使える地域券として
補助をしているという考えをだしています。
その額としては大体年間給食費の半分程度の補助になるということです。
備前市の取り組み大変興味深かったです。
これは、岡山県で一番早いという面で、政策的インパクトがあったのだと思います。
岐阜県では、すでに、山県市、岐南町、垂井町、揖斐川町、神戸町がはじめています。
関市においてはどうするのか、研究していきたいと思いました。
ーーーーーーーーーーー
まちづくりのNPOを経営して16年。政治にも取り組みを進めました。
■北村たかゆき公式サイト
■instagram
■youtube
■Twitter