2024年08月03日
今回はレトロゲームの話題を当時のゲーム雑誌の広告などから軽く読み解いてみる。
(関連)2000年のゲーム雑誌から見るレトロゲーム情勢
最初の広告は競馬ゲーム「ミリオンクラシック」。
当時のダビスタ過去作とは違って実名使用なのがウリで、それに合わせて実際の当時のスター騎手(岡部騎手、吉田豊騎手)や調教師に並んでもらって「実名だからつまらんゲームじゃ許さない」と言わしめてる競馬ファンにはたまらないデザイン。
(広告の下にて、38騎手のサイン入りステッキプレゼントキャンペーンもあった模様)
●「サイレントヒル」1作目
「恐怖。その本質がここにある。 鈴木光司(「リング」の人?)」のコピーが目立つコナミ「サイレントヒル」1作目。
バイオとは違う恐怖でその後、名シリーズとなったことは語るまでもない。
(というか怖くて未プレイのため多くは語れない)
●FF8特集
発売間もないFF8の攻略特集記事。
新機軸だった戦闘システム「ジャンクション」などが当時はやや複雑だったせいか、その辺をこと細かく解説して面白さをアピールしていた。
●FF4,5,6初移植
SFC版のFF4,5,6をPSに移植。
ほぼリアルタイムでやった作品で、ムービーシーンが加わったのがちょっと楽しみだったが金銭面で他のゲームを選んだ当時の自分(この時のはムービー以外はSFCのベタ移植だったと思う)
●見開き「レーシングラグーン」
この後しばらくスクウェア作品の広告が連続で続いてたのだが、特集記事の直前に合わせて来たのがレースゲーム「レーシングラグーン」。
「ハイスピード・ドライヴィングRPG誕生」と、なんかワクワク(というかゾワゾワ)するコピーが印象的だった。
(レースゲームは当時は「R4」でお腹一杯だったため、結局スルー)
●プレミアソフトの静かな広告「ちっぽけラルフの大冒険」
いまやプレミアソフトとして話題の「ちっぽけラルフの大冒険」。
他作品がムービーやポリゴンで目立つ中、「正統派ジャンプアクション」ではチェックする余裕もなかった記憶。
(左ページは速さを競うRPG「エアーズ THE AIRS」。クソゲーで話題の「エアーズアドベンチャー」とは無関係らしい(そっちはサターンだし))
●「出たな、ジョッ●ー!!」「ギャロップレーサー3」
採石場っぽい場所で両手を広げてジャンプしたりと仮面ライダー?と思いきや、テクモの競馬レースゲーム「ギャロップレーサー3」。
「出たな、ジョッキー!!」って、いやいや騎手は悪者じゃないでしょってツッコミ待ちな感じが嫌いになれない。
(東京ゲームショウ'99春(秋だけでなく春もやってた!)にてジョッキーが来る企画もあった模様)
●安い!「ペプシマン」
当時CMで話題をさらっていたペプシコーラのキャラクター「PEPSIMAN ペプシマン」。
それのゲーム化ってことで瞬間的に話題になってたらしい。
(「全編コマーシャルだ!!」と言い切ってるのも男らしくてよし(「マン」だし))
●恋愛ゲームにまさかの京本政樹「ToHeart」
見開きで白い背景にたたずむ京本政樹さん。
「男も女も関係ない」となかなか衝撃的なコピーで紹介の恋愛ゲーム「ToHeart」。
(今ならGACKTさんでも出すところだろうか)
●ワンダースワンでも歴史シミュレーション
光栄の広告もしばらく続いてて、その後に来たのがワンダースワンの「信長の野望」「三国志」。
「いや携帯機で歴史シミュレーションってどうなの、やれんの…?」とワンダースワンを持ってもいないのに心配していた記憶。
一方、左ページでは「アンジェリーク」「維新の嵐」など光栄の名作シリーズが並ぶ中、「学級王ヤマザキ」のゲームも出してたらしいのがちょっと意外。
●次世代プレイステーション発表会
当時、噂になり始めていた次世代プレイステーション(PS2)の発表会のレポート記事。
髪をなびかせて滑らかに歩いていた永瀬麗子(リッジレーサーのイメージガール)やFF8のリノアっぽい映像など連続写真を交えて紹介。
(深夜番組「トゥナイト2」の特集で見た記憶。夜更かしできないのでビデオ録画して何度も見ていた)
●ソフトレビュー
この時の新作、話題だったのは
・「チョコボレーシング」:72.5(4人平均、100点満点)
・「ウンジャマ・ラミー」:86.25
●裏表紙「エアレースチャンピオンシップ」
この時の裏表紙広告はエクシング「エアレースチャンピオンシップ」(海腹川瀬が有名)。
エアレースといえばレッドブルだが、当時もあったのかは不明。
(ゼロ戦、メッサーシュミットなど世界の有名飛行機を使って競争をするゲームだったらしい)
(10:30)