真夏に車を運転する際には、
真夏ならではの注意点も多く存在しています。
注意点をしっかりと理解しておけば、
そこまで心配する必要はありませんが、
熱中症のリスクなど、そういったものを甘く見てしまうと、
場合によっては重大な事故に繋がってしまう可能性や、
予期せぬトラブルに繋がってしまう可能性もあります。
夏場に車を運転する際には、
夏場ならではの注意点をしっかりと理解
しておくようにしましょう。
(※自転車の場合はこちら⇒真夏の自転車の注意点)
普段の注意点はいつも通り気を付ける
まず、夏場ならではの注意点をお話する前に、
当然のことですが
”普段から気を付けるべき基本的なこと”は、
夏でも、それ以外の季節でもしっかりと注意するように
して下さい。
例えば、交通事故を起こさないように
基本的なルールを守ったり、安全運転をしたり、
疲れている時や、体調不良の時には運転を
避けたり、そういった”いつもの注意するべき点”に関しては、
夏場であっても、引き続き”いつも通りに注意”するようにしてください。
ただ、夏場の場合はそれにプラスして、
さらに注意するべきことが色々あるので、
その点をしっかりと覚えておき、
それぞれ、気を配るようにしてください。
車内の温度調節をしっかりと行う
真夏は、車の中の温度は
”異様な高温”になっているために、
この点に注意しなくてはいけません。
実際に夏場に、外に置いてある車に
乗ろうとしたりすると分かると思いますが
”外の暑さよりもさらに暑い、恐ろしい暑さ”に
なっているので、
しっかりと、車に備え付けられているエアコンを
使うなどして温度調節を行うようにしてください。
また、可能であれば車に乗る少し前から
窓を開けておいたり、ドアを開けておいたり、
あるいはエアコンをかけておくなりすると良いかもしれません。
(※エンジンかけっぱなしがNGの場所ではエアコンを事前にかけておくことは
しないようにすることと、ドアなどを開けておくのは、
近くで見てられる場合のみにして下さい(その場を離れると盗まれたり
する可能性があります))
また、走り出した後もムリをせずに
必要な時にはしっかりとエアコンを使って
車内の温度を適切な温度に保つようにしてください。
無理をして暑い状態のまま走ると
当然熱中症のリスクも高まりますし、
走行中に熱中症になったりした場合は
最悪ですから、そうならないように注意しましょう。
(私も一度、外で熱中症の経験がありますが
”急に”来るので、万が一運転中に熱中症になると
事故を起こす可能性もあります。注意して下さい)
やけどに注意する
夏場に炎天下の中、置かれている車は
”外”も非常に暑くなっています。
不用意に車に触ったりすると、
最悪の場合やけどする可能性もありますので、
車に触れる際には注意をしながら触れるようにしてください。
何の考えもなしに車に触ったり、
車に手をついたままそのままにしていたり、
車内でも、金属類などのものが置かれている場合、
それに不用意に触ったりすると、
”想像以上に熱くなっている”場合があります。
大人の場合は、さすがに多少、分かっていると思いますので
大丈夫だとは思いますが、
子供がいる場合は特に注意が必要な部分で、
子供は場合によっては車のあちらこちらを興味本位で
触ったりするので、車が熱くなっていた場合は
やけどしてしまう可能性があります。
このあたりは、一緒にいる親がしっかりと見守り、
危ない感じの行動があった場合には
しっかりと指摘をするようにしてください。
車内に子供を取り残さないように
夏場でよく起きる事故が、
”子供を車の中で待たせる”ことによる事故です。
これによって、毎年のように事故が起きており、
最悪のケースでは、命を落としているような子もいます。
どうしてそうなってしまうのかと言うと、
夏場、車に最初に乗り込むときに分かると思いますが
真夏の車内は相当、暑くなっています。
子供などを車内に残したままにすると
その暑さの中で子供が取り残されることになるわけですから
当然、熱中症などのリスクは非常に高いものになりますし、
最悪の場合は、命を落とすような事故に繋がる可能性もあります。
車に残るのが”大人”であれば、
自分で”この暑さはヤバいな”と思えば外に出たり、
窓を開けたり、エアコンをつけたり、水分補給をしたり、
自分なりに対応できると思いますが
子供の場合はそういうことはできませんので
そのまま熱中症になってしまう可能性があります。
また、エアコンをつけておいても、
何らかの拍子に子供がエアコンを止めてしまったり、
そういうトラブルも考えられますので、
真夏の車内には子供は残さないようにする、ということを
徹底しておきましょう。
もちろん、自分で身動きを取るのが難しい高齢者の方や、
犬などのペットの場合でも同様ですので、
この点も注意しておいてください。
”短時間だから大丈夫”というのも油断ですから、
くれぐれも子供を真夏の車内に取り残さないようにしましょう。
もちろん、真夏が中心の話ではありますが、
夏場以外でも”暑い日”に関しては注意が必要です。
急な雨の際の走行に注意する
夏場は天気の急変が起きやすいです。
自転車などとは違い、車に乗っていれば
急に雨が降って来ても、濡れること自体を
心配する必要はあまりありませんし、
雷に関しても、自転車に乗っている時よりかは
危険度は低いです。
しかし、車ならではの注意点としては
”急に大雨が降ってきた場合”には、
坂になっている低い場所や、水辺など、
走行する場所に注意が必要で、
急激に増水したりするなどして、
車が身動きを取れなくなる可能性があります。
そのため、急に大雨が降ってきた場合に関しては
川や海など、水の近くを通らないようにすること、
坂になっている低い場所や、増水して洪水のようになっている場所を
避けることなどに注意をして下さい。
最悪の場合、車が身動きを取れなくなったり、
命の危険に晒されたりすることもありますので、
雨が急に降り出した際になどには特に、注意をするようにしてください。
また、急に雨が降り出した場合などは、
上記のような場所を避けていても、
路面の状況が急激に変わり、滑りやすくなったり、
視界が悪くなったりします。
加えて、意外な落とし穴となるのが
”急な雨の時には、物凄く急いでいる歩行者や自転車”が
出て来るので、急な飛び出しや予期せぬ動きなどに関しても、
注意が必要になります。
もしも、歩行者や自転車が急に飛び出して来たとしても、
車にも責任が生じる可能性が非常に高いために、
自分を守る意味でも、急な雨の時には
いつも以上に気を付けましょう。
虫が苦手な人は…
夏場だと、車内に虫が入って来る場合もあります。
虫が苦手な人の場合は、
運転中に虫が近くに来たりして
驚いてしまい、運転が乱れるなどして
事故に繋がる可能性も0ではありません。
虫が苦手な場合に関しては
一応、注意しておきましょう。
また、蜂などが侵入した場合は危険ですので、
窓を開けるなどして、外に追い出すなど、
なるべく刺激しないようにして、追い払ってください。
まとめ
夏場ならではの車の注意点を解説しました。
特に注意するべき点としては
車内が高温になっていること、
車自体も高温になっているのでやけどなどに注意すること、
子供などを置き去りにしないこと、に
なるでしょうか。
これらの点はしっかりと覚えておき、
予期せぬ事故などに直面してしまうことのないように、
していきましょう。