世の中には
たくさんのゲームメーカーが存在しています。
しかし、ゲームメーカーも
生き残りを賭けて、そして更なる発展を目指して
他のメーカーと合併したりしている会社も
多く存在しています。
特に合併などはせずに、
そのままの会社もあれば、
スクウェアエニックスなどのように
大手メーカー同士が合併して生まれたところもあります。
(スクウェアエニックスは元々は
スクウェアとエニックスという別々の会社でした)
こういった”合併したメーカー”は数多く存在しています。
そんな会社の数々を見ていきたいと思います。
ゲームメーカーも合併や吸収は多く行われている
どの業界でも合併や吸収は多く行われていて、
ゲームメーカーも例外ではありません。
かつてはゲームメーカー大手だったメーカーも
今では吸収されて消滅してしまったところもありますし
(例えばハドソンなど)、
大手メーカー同士が合併したところも多く存在しています。
(一番の例は先ほども挙げたスクウェアエニックスなどが
それに該当しています)
ただ、生まれた時から今の状態
(例えばスクウェアエニックスになったのももう随分前なので
それ以降に生まれたり、ゲームに興味を持った人からすれば
スクウェアエニックスはスクウェアエニックスであり、
元々別会社だった、とかそういうイメージは
あまり浮かばないですよね)な場合は、
なかなかイメージも湧かないと思います。
そこで、今回はかつては別々の存在だったゲームメーカーや
吸収されたゲームメーカーなどを見ていきたいと思います。
「スクウェアエニックス」は元々別々の会社
ドラゴンクエストやファイナルファンタジー、
キングダムハーツなど多数の人気RPGを展開している
スクウェアエニックスは元々は別々の会社で
「スクウェア」と「エニックス」というそれぞれ別々の会社でした。
この両社が2003年に合併したことでスクウェアエニックスとなり、
今のような形へと変わっていった、ということですね。
今でこそ同じメーカーから登場している「ドラクエ」と「FF」ですが
元々はそれぞれ別会社が展開していたゲームで、
「エニックス」の方が「ドラゴンクエスト」を展開、
他に「スターオーシャン」や「グランディア」「いただきストリート」なども
この「エニックス」の方の人気シリーズでした。
一方の「スクウェア」が展開していたのは
「ファイナルファンタジー」「キングダムハーツ」「サガ」
「聖剣伝説」などのシリーズで、
両社ともRPGゲームを全体的に得意としており、
合併後は、より強力なRPGゲームを今でも世に放ち続けています。
今でこそ”スクエニ”などと呼ばれることも多いですが
元々は別会社だったのです。
「バンダイ」と「ナムコ」も別会社
ゲーム系のメーカーでもう一つ、大手同士がくっついた
メーカーとしては「バンダイナムコ」が挙げられます。
「バンダイ」と「ナムコ」も、それぞれ別々のメーカーで、
こちらは2005年に経営統合する形で
バンダイナムコとなりました。
(実際にはバンダイナムコになった後も色々複雑な経緯を辿っていますが)
「ナムコ」の方は、昔から存在するゲームメーカーで
「テイルズオブシリーズ」「鉄拳」「リッジレーサー」
「エースコンバット」「パックマン」「ギャラガ」「ゼビウス」
「塊魂」「太鼓の達人」「ことばのパズル もじぴったん」などの
多数のタイトルを抱えている人気メーカーです。
また「バンダイ」の方はゲームだけではなく、
アニメ関連やホビーなど多彩な事業がありますが
ゲームで言うと、「ガンダム」や「マクロス」、その他
アニメ系のゲームを幅広く展開していました。
この2社も今ではすっかり「バンナム」などと呼ばれて
「バンダイナムコ」であることが当たり前になりましたが、
元々は別会社でした。
ただ、合併してからもそれぞれの名前もそれなりに使われている
ような印象で、各メーカーの特色が上手く受け継がれている感じに
なっています。
「コーエー」と「テクモ」も別会社
「コーエーテクモ」も、元は別会社で、
「コーエー」と「テクモ」という会社に分かれていました。
こちらは2009年に経営統合、
コーエーテクモとなって現在に至っています。
コーエーの方は歴史系のゲームに強く、
また、アクションゲームも得意としていて
「無双」「三國志」「信長の野望」などを展開していた他、
「ウイニングポスト」や「ジーワンジョッキー」などの
競馬ゲームなども発売していました。
テクモはアクションゲームなどに強く
「NINJA GAIDEN」や格闘ゲームの「デッドオアアライブ」
あとはコーエーと同じく競馬ゲームも出していて
「ギャロップレーサー」などを展開していました。
合併後は両社のタイトルが上手く展開されている形で、
今では新しいシリーズも多数、誕生しています。
他にも合併したメーカーは多い
他のケースとしては
「スパイク」と「チュンソフト」が合併した
「スパイクチュンソフト」(2012年)が存在し、
「スパイク」は「侍道シリーズ」や「ダンガンロンパ」「喧嘩番長」などを
展開していたメーカーです。
「チュンソフト」の方はノベル系ゲームや、不思議のダンジョンの発案元と
なっている会社ですね。
また「セガ」と「サミー」も合併しています。
どのメーカーも”名前”はそれぞれ残っている状態で
それぞれの特色がある程度維持されている状態で
今も展開が続いています。
ただ、それとは別に”吸収合併”されるケースもあり、
名前自体が消滅してしまったメーカーもあります。
吸収合併で消滅したケースも
ここまで紹介してきた合併は
ある程度両社の面影が残る状態での合併のケースでしたが
そうではないものも存在し、
例えば「ハドソン」は、「コナミ」に吸収合併されて消滅、
ハドソンの人気シリーズの多くもその際に消滅してしまったような
状態です。
「ハドソン」は「ボンバーマン」や「桃太郎電鉄」「スターソルジャー」
等を展開していたメーカーで、
今ではボンバーマンと桃太郎電鉄のみコナミから展開される形で
残っている状態ですね。
他にアトリエシリーズを展開していた「ガスト」は
前述のコーエーテクモに吸収される形で消滅、
その後はアトリエシリーズはコーエーテクモから展開されていたりと、
名前自体は消滅してしまうケースも存在しています。
倒産・解散したメーカーも
合併ではなく、倒産や解散などで
会社自体がなくなってしまったメーカーも
たくさん存在しており、
そういったメーカーのソフトたちは、
現存するメーカーが権利を引き継いだりすることで
展開されている場合もあります。
最大手のメーカーが倒産・解散したようなことは
あまりありませんが、
中堅~小規模なメーカーはそれなりに解散するなどして
消滅しており、
厳しい競争の世界であることが分かります。
特にファミコン~プレステ1ぐらいの時代に
活躍していたメーカーは
今よりも多くのメーカーが参入していたこともあって
結構な数が消滅したり、
ゲーム業界から手を引いたりしているのも事実です。
まとめ
ゲームメーカーの合併はそれなりに
多く行われていて、
スクウェアとエニックスや
バンダイとナムコ、コーエーとテクモなどは
それなりに大きな会社が絡む合併です。
一方で吸収合併という形で
名前としては消滅してしまうところもあり、
特に「ハドソン」はファミコンなどの時代では
大手の一つでもあったゲームメーカーであり、
時代の流れを感じさせる出来事でした。
この先も今では絶対に消滅することが考えられない
メーカーが、吸収合併されたりと
時代の流れと共にそういうことも起きていく可能性はあります。
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