店員Kです!
年金…。
どうせ貰えないから払いたくない。
そう思う人も多いですよね?
気持ちは分かります。
私もその”どうせ貰えない”年代の人間ですから…。
正直な話、年金など払うぐらいであれば
自分で貯金しておいた方が良いでしょう。
ですが、そういう理由で年金を払わないことはできるのかどうか。
そして、年金を払わないとどうなるのか。
今回はこれについて書いていきます。
年金を払わないという選択は可能なの?
基本的に、年金を払わないという選択肢は選ぶことができません。
国民の義務となっており、払わないと最悪の場合、
差し押さえなどが行われる可能性があります。
このぼったくりが!と言いたくなる気持ちも分かりますが、
そう決まってしまっている以上は、
年金は戻ってくるもの、という考えではなく、
”税金”だと諦めた方が、腹立たしくないかもしれません。
”将来のための年金”
と考えると、戻ってこないのは本来オカシイですし、
腹も立つと思いますから、一種の税金と考えるなどして
気持ちの整理をするしかありません。
とは言え、実際のところの支払をしないとどうなるのか、
よく分からない方も居ると思います。
なので、実際払わなかった場合について下記で紹介
していきます。
厚生年金を支払わないとどうなる?
会社員が加入することになる厚生年金。
これを支払わないとどうなるのか…という点についてですが、
これは会社員の場合は、条件を満たすと強制的に加入することになってしまい、
給料から天引きというカタチで引かれますから、
厚生年金を払わない、ということは実質上は不可能です。
会社に「厚生年金なんて払いたくないんだ!」と叫んでも、
取り合ってくれる会社は無いと思いますし、
それでもダダをこねれば、最悪の場合、解雇される可能性も
ありますから、絶対に支払わなくてはなりません。
会社ぐるみで厚生年金を払わない…という場所はあるかも
しれませんが、完全に違法なので、そういう会社には
関わらないようにしましょう…。
国民年金を支払わないとどうなる?
厚生年金に加入している人以外は、国民年金への加入が
義務づけされており、つまり強制的に加入させられる、
ということになります。
ただし、国民年金の場合は給料から天引きとかではなく、
自分で支払をするかたちになりますから、
国民年金なんて払えるか!という人は、払わない!ということも
実質的には可能になっています。
ですが、国民年金を払わないと恐ろしいことになる場合も
ありますから、基本、支払わないという選択肢は選べないのです。
十分な年収があると…?
十分な年収があるにも関わらず、国民年金の支払いをしないと、
強制的に差押えなどが、最悪の場合行われる可能性があります。
ただし、現在の法律上、十分な所得が無い人に関しては、
強制的な差押えにまで至ることはないようです。
が、反対に十分な所得(現在は300万円以上だったと思います)
がある場合は、後述する対応が行われて最悪の場合は
先ほども書いたように差押えされることがあるのです。
収入が少なくて払えないんだけど…?
収入が少なくて払えない!という人も居ると思います。
自分の食費を削って飢えてまで国民年金を払わなくちゃいけないのか!
と思う人も居ると思います。
流石に、そこまで鬼ではありません。
そんなことしたら大変なことになるでしょう。
収入が少ない場合は免除の制度などもありますから
今回の記事では、免除制度の説明ではないので、詳しくは説明しませんが
命を削ってまで国民年金を払え!ということではありません。
また、本来は良くないことですが、国民年金の支払いを
無視しても、↑で書いたように差押えにまで至ってしまうことは
現状ではないようです。
支払わないと起こること
では、上で書いた通り、最悪の場合は差押えにまで事態は
発展します。
それに至るまでの流れをご紹介しておきます。
もしも今現在、途中まで進んでいる!という方は
早めに何らかの対応をすることをおすすめします。
・案内が来る
支払を数か月間行わないとはがきなどによる、支払の案内
(払ってください、という意味合いのもの)が来るようになります。
この時点で何かされることはありませんが、
最初の1歩と考えておきましょう。
また、この案内は、年収が低くても届く場合があります。
・電話や訪問が行われる
同時期に、委託業者からの電話や訪問が行われることがあるようです。
これは委託業者なので、人によっては態度の悪い人も居るとのことです。
ここまで進むと、嫌な思いをすることもあるかもしれません。
もちろん、払わないのは悪いですが、もしも訪問してきた人が
家に押し入ったり、無いとは思いますが暴力を振るったりした場合は
犯罪ですから警察を呼んでも問題はありません。
・最終通知が届く
それでもスルーし続けて十分な所得があり、13か月以上未納の人に
大しては最終催促状が届くようです。
期日までに支払をしないと、強制的に財産を差し押さえますよ、という
恐ろしい内容です。
延滞料の発生、配偶者&世帯主の財産にまで危険が及びます。
・各種予告が行われる
それでも支払をスルーしていると、今度は督促状が届き、
その後に差押予告が届くようです。
督促状の時点で、もう「本気で差押するぞ」という意味ですから
ただちに対応した方が良いのですが、
それでもスルーしていると、差押予告が届いてしまいます。
世帯主や配偶者がいる場合は、それらの人に対しても
同様のものが届くことがあるようですね。
・差押
これが最悪のケースです。
財産の差し押さえが行われて、強制的に徴収されてしまいます。
と…こんな感じになっています。
最悪の場合、強制的に徴収することができるようになっています。
恐ろしいですね。
どんなに反対しても、それがルールですから
そうなってしまいます。
実際に差押された例も存在します。
もちろん、差押されないところもあるのですが、
それはあくまでも「いつでも差押できるけどされていない状況」ですから
良いものではありません。
いつ、されても文句は言えないのです。
結局、諦めるしかない
と、いうことで年金は結局あきらめて払うしかないのです。
将来、満足に年金が支給されるかは分かりませんし、
結局のところ、損をする人が多いでしょう。
今の世代は私も含めて、
年金で搾り取られて苦痛を味わい、
将来、貰えるはずの年金を貰えず苦痛を味わう。
ダブル苦痛を味わうことになるのでしょう。
ですが、年金のシステムが無くなることは無いでしょうから
(少なくとも支払う方は)
ただの税金だと考えて納付するしかないと思います。
少なくとも「年金を払わない」ということはできません。
上でも書いたように免除制度がありますから、
唯一可能なのは、免除の申請をして、免除してもらうことだけです。
ただ、それも収入や条件などはありますから、
十分な収入を得ている人間が、年金の支払いを拒否することは
できない!というのが現実です。
まとめ
年金の支払いから逃れることはできない…というのが
現実ですね…。
払っている人も本音を言えば払いたくない人が多いとは思います。
ですが、もうこれは税金だと思って支払うしかないですね。
戻ってくることを、期待はしない方が良いです。
私も年齢的に、戻ってこないでしょう。
(プロフィールにもある通り、現在は20代後半なので)
中には腹立たしい!と感じる人も居るかと思いますが、
どうにもならないことですし、義務と言われてしまえば
仕方がありません。
ただ、所得的に本当に厳しい方は、ちゃんと免除してもらいましょう!
命削ってまで払う必要はありませんからね!