国内で最も新しい車両基地には転車台もある、客貨並列の新名所
旅客列車と貨物列車が並列で同居する、国内で最も新しい車両基地。しかも転車台もある―――。
ここは愛媛県伊予市。
予讃線 松山駅から6km南、北伊予~伊予横田の間に2020年に出現した、松山運転所・松山貨物駅。
もともとこの車両基地の機能は、松山駅構内にあった。いま松山駅周辺は、高架化・土地区画整理事業がすすみ、この事業にあわせて基地機能が現在の位置に新設・移設させたかたち。
この新しい車両基地の開業にあわせ、同じ場所に新しい駅、南伊予駅も開業した。
立地は、松山自動車道 伊予ICと松山ICにちかい位置にあり、松山貨物駅に集まる貨物トラックのなかには、松山市内を経由せずにアクセスできるようになった。
基地内は、予讃線 南伊予駅側にJR四国 松山運転所、南伊予駅から最も遠い側にJR貨物 松山貨物駅というレイアウト。
計画図では、松山運転所の仕業線・留置線など13線、松山貨物駅が2線。
平面図では、本体部分にEC(電車)1~8番線、DC(気動車)9~12番線、貨物1~3番線、その先に転車台や検修庫、そして松山運転所のビルが記されている。貨物3番線はコンテナホームの手前で線路が途切れる短いもの。
―――松山運転所・松山貨物駅のまわりには、ぐるっと公道がめぐっていて、この公道から基地のようすがうかがえる。
隣接する南伊予駅までは、松山駅から列車で12分ほど。松山周辺を旅するときは、この松山運転所・松山貨物駅のまわりも歩いてみて。
◆予讃線 松山駅高架化で北伊予駅に待避線、その南側に新駅 南伊予駅 新車両基地 新松山貨物駅が出現
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