「ミュージカル 髑髏尼 試演会」国分寺のシャンソニエ théâtre Paris Kidori 瀧本真己 若松渓太 藤田宏樹 中川宗太朗 演出 藍澤幸頼

国分寺のシャンソニエ、théâtre Paris Kidori(以下、パリキドリ)が8周年記念オリジナルミュージカルを制作する。
『ミュージカル 髑髏尼 試演会』と銘打たれた本作は、7月27日~31日の5日間の上演。原作は1917年(大正6年)に吉井勇によって記され、2023年には板東玉三郎主演・演出で61年ぶりに歌舞伎座で上演されているので記憶に新しい演劇ファンもいるだろう。パリキドリ店主(紫龍工作室代表)藍澤幸頼は、玉川大学の演劇科時代に実習公演でこの戯曲と出会い、これをミュージカルにできたらと、以来40年にわたりアイディアを温めてきた。
キャストは、普段パリキドリに出演しシャンソンを歌っている若手ミュージカル俳優たちで、いずれも音楽大学で基礎を学んでおり、劇団四季やグランドミュージカル、テレビドラマへの出演経験もある精鋭たち。全編の作詞は藍澤氏が手掛け、パリキドリ出演ピアニストの小沼竜之がすべての楽曲を書き下ろしている。その数、なんと23曲!
今回は『試演会』のタイトルの通りプレビュー公演の意味合いもあり、公演を重ね数年かけてブラッシュアップしていきたいという。言い換えれば、今回のオリジナル版は二度と上演されないかもしれないということ。オリジナルミュージカルの初演をチェックしない手はない。
チケットは6月28日より一般予約開始。問い合わせ・予約については公式サイト記載のメールアドレスへ。

あらすじ
時は平安時代。源氏の武士に平重衡との子どもを殺されてしまった新中納言局は、奈良の寺院で尼となり亡き息子の髑髏と過ごすうちにいつしか「髑髏尼」と呼ばれるようになっていた。その寺の鐘楼守の七兵衛は、亡き母親から決して鏡を見てはいけないと言われていたが、ある日言いつけを破って水鏡に映った自分の姿を見てしまう。その醜さに驚く七兵衛だったが、以前見た髑髏尼の美しさが忘れられず、思いを遂げようとする…。

概要
théâtre Paris Kidori 8周年記念
『ミュージカル 髑髏尼 試演会』
会期会場:2024年7月27日(土)〜7月31日(水) Paris Kidori(パリキドリ) JR国分寺駅北口徒歩4分
全席:11,000円
原作:吉井勇
作詞:藍澤幸頼
作曲:小沼竜之
演出:藍澤幸頼
出演:瀧本真己 若松渓太 藤田宏樹 中川宗太朗​ Pf.小沼竜之

問合・申込:avhaiime@gmail.com

WEB:https://www.pariskidori.tokyo