「第 20 回 AAF 戯曲賞」(2021年1月)で大賞に選出された『リンチ(戯曲)』を11月4日(金)から6日(日)まで愛知県芸術劇場小ホールにて開催。
AAF戯曲賞は、公募から後世に遺すべき戯曲として選ばれた受賞作品を上演する愛知発の戯曲賞。
2000年からスタートした本戯曲賞は、これまでも劇作家を育てながら、上演を通して作品を世に輩出。
本公演の戯曲は、羽鳥ヨダ嘉郎(はとりよだよしろう)が執筆。戦時下や戦後の日本をテーマにする文献からの引用文や、介護のシーンがたくさんコラージュされた戯曲。
演出は、これまでにニューヨークダンス&パフォーマンスアワード(通称ベッシーアワード)で最優秀作品賞や、ニューヨーク市芸術家助成フェロー等を多数受賞してきた経歴を持つ、振付家・演出家・ダンサーの余越保子(よこし やすこ)。本公演で余越は、戯曲をもとにダンスを軸にした演出プランを提案。
上演に向けて「ボディが4つあるところから考えています。羽鳥さんの言葉は身体を突き動かすものが多く、主語がなくてダンスの感覚と同じ。戯曲のどこの文章を取っても、いくらでも踊れる楽しさとワクワク感の宝庫です」と語る。
稽古は5月からスタートし、7月にDANCE BOX(神戸)とともに試演会を行ない、今後は当劇場等で稽古を行う予定。
なお、11月3日(木・祝)には高校生をゲネプロ(本番同様の最終リハーサル)に招待。作品が創られていく過程の紹介や、制作の裏側に触れていただく予定となっている。
振付コラボレーター・出演
垣尾 優
Alain Sinandja
小松 菜々子
概要
公演名:第20回 AAF戯曲賞受賞記念公演『リンチ(戯曲)』
日時:11月4日(金)、5日(土)、6日(日)各日 17:00 開演
11月3日(木・祝) 高校生ゲネプロ(本番同様の最終リハーサル)招待
会場:愛知県芸術劇場 小ホール
主催・製作・企画制作:愛知県芸術劇場