【独占】フェラチオ中の女をハンマーで次々殺害「バイト募集キラー」と友人になった日本人学者が“本性”を暴露!
★気鋭の教育学者・阿部憲仁がシリアルキラーの実像に迫る「凶悪犯プロファイル」シリーズ★
ハーヴィー・カリグナン(Harvey Louis CARIGNAN)は1927年生まれの現在93歳。6名の殺害で終身刑に服しているが、実際の殺害人数は分からない。リースで経営していたガソリンスタンドのバイト募集でやって来た女性を殺害したことから「バイト募集キラー」の異名を取り、また、ハンマーで女性を撲殺する手口から「ハーヴ・ザ・ハンマー」とも呼ばれる。
■ハーヴィーの半生
ハーヴィーは母親が20歳の時に生まれたが、オネショの癖が治らなかったこともあり、幼少期は親戚中をたらい回しにされていた。10歳で母親の元に戻るもオネショの癖は続いており、18歳まで教護院に入れられた。親戚のもとでも教護院でも、性的虐待を含むさまざまな虐待を受け続けていた。
22歳の時に女性を殺害した事件で死刑判決を受けるが、刑務所内部での工作により40年の有期刑に減刑され、服役中には刑務所内のボクシングで数々の賞を受賞。1969年にシャバに復帰するも、社会全体、特に女性に向ける怒りは変わらなかった。ハーヴィーはステロイドを摂取しながら、その興奮の中で数々の暴行を重ね、最終的にはトータルで150年の刑を受けることとなった。
■なぜハーヴィーに会いたかったか
当時、私は数々の文献を読み、講習も受け、頭の中である程度「サイコパス」という存在を理解しているつもりでいた。サイコパスの特徴をカンタンにまとめると以下のようになる。
(1)対人的に病的な嘘を付き、無責任で、他人を操作し、他者に寄生する
(2)感情が浅く、良心・罪悪感・共感が持てない
(3)退屈しやすいため刺激を求め、衝動的で、行動をコントロールできない
(4)反社会的
(5)オールマイティーな犯行タイプで、奔放な性行動および複数の婚歴
しかし、理論的に分かっているのと実際に肌で感じられるのとは大きな隔たりがある。そんな訳で、ある時から直感的に「この人はサイコパスに違いない」と確信できる、「目が一般人と異なり全く感情らしきものが現れない」凶悪犯罪者を中心にやり取りを開始した。その第一号が、大変失礼ながら、ハーヴィーだった。
しかし、実際にコンタクトを取ってみると、写真のイメージとは異なり、思いのほか知的で礼儀正しい人物だった。だが、コンタクトを取って、露骨に私の事を喰おうとするような人物にはこれまで一度も遭遇した事がない。ただ、何か気に入らないと本人が感じた場合には、その時点で返事が来なくなり、永久にやり取りが絶たれてしまうだけだ。そう考えると、凶悪犯罪を犯す人間には何らかのスイッチがあり、そのスイッチを押された瞬間に豹変するのかもしれない。
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