トランプ氏暗殺未遂事件と“シンプソンズ予言” 2024年後半、何が起こるのか!?

 トランプ氏暗殺未遂事件の衝撃冷めやらぬ中、今後どんな不吉なことが起きるのかと人々が不安の目を向けて検証しているのがご存知、“シンプソンズ予言”である。半分を過ぎた2024年で何が起きると“予言”されているのか――。

■シンプソンズの“2024年予言”

 2000年の時点でドナルド・トランプ氏が大統領になるエピソードを放映していたアメリカの人気アニメシリーズ『ザ・シンプソンズ』だが、あの銃撃事件後に再放送に予定していたエピソードの放映を中止していたことが報じられている。

 放映が予定されていたこのエピソードでは、建物の屋上に銃撃犯がおり、その下で集会が開かれる様子が描かれたシーンがあることから、事件の余波を考慮して放送を中止したと思われる。

「Daily Star」の記事より

 ともあれこれまでにも数々の予言を的中させている『ザ・シンプソンズ』を検証すると、2024年後半には何が起きるのだろうか。英紙「Daily Star」の検証によれば以下の通りだ。

■第三次世界大戦

 1987年に放映された『ザ・シンプソンズ』のエピソードでは、ホーマーが家族に第三次世界大戦の恐怖を語っている。

「みんな起きろ。第三次世界大戦だ。急いで!  核シェルターに下りろ。爆弾が落ちてくる……これが本当に核戦争だったら、私たちはもう全員死んでるだろう」

■ロボットに仕事を奪われる

 シリーズ23の第17話では、上司のバーンズ氏がスタッフをロボットに置き換えると発表した後、ホーマーが職を失う様子が描かれている。

 バーンズ氏は「人類の未来の主人と会いましょう」と宣言し、「あなたは彼ら(ロボット)を訓練し、彼らはあなたに取って代わるでしょう」と説明する。

■女性大統領

「バック・トゥ・ザ・フューチャー」というエピソードで、リサは米国初の大統領に就任する。大統領執務室に座るリサは、大統領職は「トランプ大統領からかなりの予算難を引き継いだ」と語る。

 カマラ・ハリスが初の黒人女性副大統領に就任したことで“予言”はすでに現実になったと主張する者も多い。そして残された任期でバイデンの身に何かがあれば、アメリカ初の女性大統領が登場することになる。

■火星進出

 シリーズ27の第6話で、リサは政府が火星移住のボランティアを募集していることを知り、彼女と家族はその募集に応募している。

 また火星移住計画を発表しているイーロン・マスクは2015年に「地球に落ちてきたマスク」というエピソードに登場し、で『ザ・シンプソンズ』にゲスト出演している。

■世界の終わり

「Treehouse of Horror 23」というエピソードでは、家族が謎のブラックホールに飲み込まれそうになるのを防ごうと奮闘するストーリーが描かれている。

 ブラックホールは最終的に街全体を吸い込み、赤ん坊のマギーを一人残す。これは世界が壊滅的な災厄の瀬戸際にいることを意味するのではないかと、多くの人が疑念を抱いているという。

 番組の35年の歴史の中で、トランプ大統領のほかにもスマートウォッチや、遺伝子組み換えトマト、2016年のノーベル経済学賞、エボラ出血熱の流行などの“予言”をしてきた『ザ・シンプソンズ』の“2024年予言”は的中するのだろうか。もっとも、年内で世界が終わってしまうのならばそのジャッジはできないままになるのだが……。

参考:「Daily Star」ほか

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文=仲田しんじ

場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。
興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
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