面接試験
2021.02.25 Thursday | by じゅくちょー
きょうは国公立大学前期日程の入試でしたね。
受験したみなさん、おつかれさまでした。
これで受験が終わりという人は、心静かに発表を待ちましょう。
中期日程や後期日程にも出願している人は、もうしばらく気を緩めませんね。
さて、明日も学科試験や面接試験がある人もいるでしょう。
受験生の中には学科試験はそれなりに自信があっても
面接試験に自信がない人が少なからずいるようです。
うちの塾でも面接の受け答えが得意でない子が毎年います。
特に志望動機を上手く言えない子が多いです。
以前、大学卒業後に就きたい仕事と大学での勉強の方向性が違うので、
そこを面接官に突っ込まれたらどうしようかと悩んでいる子がいて、
僕と二人で「シナリオ」を創って、いかにもそれが本心のようにしゃべる練習をしました。
みなさん、面接試験というのは、問われた質問に、
なんでもかんでも正直に答えたらいいというものではありませんよ。
正直に答えたがために、評価が悪くなることも十分考えられます。
例えば、医師になりたい人がいたとします。
「どうして医学部を受験したのですか?」
「どのような医師になりたいですか?」
医学部の面接試験で、まず訊かれそうな質問ですよね。
「再生医療の研究をしたいと思ったからです」
「小学生のとき入院した病院の先生の仕事ぶりに触発されました」
「医師が不足している地域で少しでもお役に立ちたいと思ったからです」
どれも、骨格とする動機としては問題のない動機ですよね。
あとは、細かく突っ込まれたときに、一つ、一つ矛盾なく答えられたらいいだけです。
では、志望動機で次のように答えたらどう評価されるでしょう?
「医師の免許があれば就職に困ることはないと思い医学部を受験するに至りました」。
「医師は大変かもしれませんが、他の職業に比べて給料がいいからです」。
「はい、美容整形外科に進み、大儲けしたいと思い医師を志しました」。
さあ、どうですか?
まず、いい評価をもらうことは期待できませんね。
仮に正直な思いだとしてもNGですね。
場合によっては、学科試験の出来が良くても
この答え一つで不合格になるかもしれません。
でも、どうでしょう、医学部の志望動機の何番目かには
「経済的に安定している」というのも入っていると僕は思うのですが・・・。
人によっては、お金が志望動機の1番目という人がいるかもしれません。
僕個人としては、「給料がいい」という理由で
医師をめざす人がいてもいいと思います。
患者が納得でき、きちんとした医療ができる医師であれば、
医師になる動機が「お金」でも、僕はいいと思います。
しかし、面接で、「お金」を表に出しては、いい評価は期待できません。
医学部の面接で「消毒液」の臭いは漂わせても、「お金」の臭いを漂わせてはいけません。
つまり、面接試験というのは、
みなさんの正直さを試しているのではないのです。
では、主に何が試されているのかというと・・・
「相手を不快にさせない態度と言葉でコミュニケーションできるかどうか」です。
ですから、先程は医学部の面接を例に挙げましたが、
各学部で「どのような答えを大学の先生は期待しているか」を考えて、
大学の先生が喜んでくれる答え方をすれば、まず、面接で失敗することはないでしょう。
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(2020年2月25日 コーヒーブレイク Coffee Break) 名古屋市瑞穂区にある小学生・中学生・高校生・高卒生対象の少人数制の塾で、 中学受験・高校受験・大学受験から補習まで(個別クラスも設置しています)対応の 東海学習塾堀田教室(熱田区・昭和区・南区に隣接しています)がお送りしました。
受験したみなさん、おつかれさまでした。
これで受験が終わりという人は、心静かに発表を待ちましょう。
中期日程や後期日程にも出願している人は、もうしばらく気を緩めませんね。
さて、明日も学科試験や面接試験がある人もいるでしょう。
受験生の中には学科試験はそれなりに自信があっても
面接試験に自信がない人が少なからずいるようです。
うちの塾でも面接の受け答えが得意でない子が毎年います。
特に志望動機を上手く言えない子が多いです。
以前、大学卒業後に就きたい仕事と大学での勉強の方向性が違うので、
そこを面接官に突っ込まれたらどうしようかと悩んでいる子がいて、
僕と二人で「シナリオ」を創って、いかにもそれが本心のようにしゃべる練習をしました。
みなさん、面接試験というのは、問われた質問に、
なんでもかんでも正直に答えたらいいというものではありませんよ。
正直に答えたがために、評価が悪くなることも十分考えられます。
例えば、医師になりたい人がいたとします。
「どうして医学部を受験したのですか?」
「どのような医師になりたいですか?」
医学部の面接試験で、まず訊かれそうな質問ですよね。
「再生医療の研究をしたいと思ったからです」
「小学生のとき入院した病院の先生の仕事ぶりに触発されました」
「医師が不足している地域で少しでもお役に立ちたいと思ったからです」
どれも、骨格とする動機としては問題のない動機ですよね。
あとは、細かく突っ込まれたときに、一つ、一つ矛盾なく答えられたらいいだけです。
では、志望動機で次のように答えたらどう評価されるでしょう?
「医師の免許があれば就職に困ることはないと思い医学部を受験するに至りました」。
「医師は大変かもしれませんが、他の職業に比べて給料がいいからです」。
「はい、美容整形外科に進み、大儲けしたいと思い医師を志しました」。
さあ、どうですか?
まず、いい評価をもらうことは期待できませんね。
仮に正直な思いだとしてもNGですね。
場合によっては、学科試験の出来が良くても
この答え一つで不合格になるかもしれません。
でも、どうでしょう、医学部の志望動機の何番目かには
「経済的に安定している」というのも入っていると僕は思うのですが・・・。
人によっては、お金が志望動機の1番目という人がいるかもしれません。
僕個人としては、「給料がいい」という理由で
医師をめざす人がいてもいいと思います。
患者が納得でき、きちんとした医療ができる医師であれば、
医師になる動機が「お金」でも、僕はいいと思います。
しかし、面接で、「お金」を表に出しては、いい評価は期待できません。
医学部の面接で「消毒液」の臭いは漂わせても、「お金」の臭いを漂わせてはいけません。
つまり、面接試験というのは、
みなさんの正直さを試しているのではないのです。
では、主に何が試されているのかというと・・・
「相手を不快にさせない態度と言葉でコミュニケーションできるかどうか」です。
ですから、先程は医学部の面接を例に挙げましたが、
各学部で「どのような答えを大学の先生は期待しているか」を考えて、
大学の先生が喜んでくれる答え方をすれば、まず、面接で失敗することはないでしょう。
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(2020年2月25日 コーヒーブレイク Coffee Break) 名古屋市瑞穂区にある小学生・中学生・高校生・高卒生対象の少人数制の塾で、 中学受験・高校受験・大学受験から補習まで(個別クラスも設置しています)対応の 東海学習塾堀田教室(熱田区・昭和区・南区に隣接しています)がお送りしました。