授業で学生に『クレイマー クレイマー』(1979)を見せた。
これは古典であるが、授業でとりあげるのははじめて。日本の核家族全盛期にアメリカではこういう問題提起が一般的だったんだよ、というつもりだったのだが。
果たして高校の家庭科で見たという学生も複数。
学生たち、「主人公の母親は身勝手だ」「子どもはかわいそう」という意見が多数。そこからか。
「お母さん」という人種がいるのではなくて、お母さんたちも、あなたたちと同じで友だちとカフェでおしゃべりしたり、じっくり好きなもの選びに買い物に行ったりしたいのよ。