2027年で蛍光灯は製造、輸出入が禁止されます。今お使いの蛍光灯が切れてしまったらどうするか。安易にランプ交換するよりも蛍光灯のタイプによっては器具ごと買い替えする方が断然お安くなりそうです。
蛍光灯って今でもいたるところに使われてるけど大丈夫なのかニャ
序章・何故2027年で蛍光灯が製造中止になるの?
2027年に蛍光灯の製造はおろか輸出入する事も全面禁止されることをご存じでしょうか。
まず、なぜ蛍光灯の製造が2027年に終了するのでしょうか?
その理由は、蛍光灯に含まれる水銀が環境に悪影響を及ぼすからです。
水銀は、人体にも有害な重金属であり、神経系や内分泌系に障害を引き起こす可能性があります。
また、水銀は大気中や水中に拡散し、生態系にも深刻な影響を与えます。
例えば、水銀が魚介類に蓄積されると、それを食べる人や動物にも水銀が移行します。
これを防ぐために、国際的な条約であるミナマタ条約が2013年に採択されました。
この条約では、水銀の使用や排出を制限することが定められています。
日本もこの条約に加盟しており、2020年からは水銀を含む製品の輸入や販売を禁止することになっています。
そのため、蛍光灯の製造も2027年までに段階的に終了することが決まりました。
という訳で2026年には丸型と電球型の蛍光灯が禁止され、2027に残った直管型の蛍光灯も禁止となり全ての蛍光灯は製造禁止となります。
今蛍光灯が切れたらどうするのが一番経済的か
では我々消費者はどう対応したら良いのでしょうか。一番簡単なのは直ぐに全面的に家じゅうの明かりをLED照明に買い替えする事なのでしょうが、先立つお金との相談ですよね何ごとも。
私も長年使ってきたリビングの明かりが切れてしまった事がこの事をより深く考えるきっかけとなりました。
で、私の結論を先に書きます
- インバータタイプのシーリング灯は切れたら即刻器具ごと交換するべし
- 点灯管タイプの蛍光灯は今は管やランプだけ交換してしばらく様子を見ても良いのかも
- 直結型はどうしたものか、ちょっと難題。思考停止
というものです、シーリング灯、インバータタイプ、点灯管タイプ、直結型って何の事?ってお思いの方も記事を読み進めれば全てご理解できますのでご安心下さい
次章からは私がこのような結論に至るまでに経験したことを軸に書いていきますので宜しかったらお付き合いのほどお願いいたします
考えればこれが発端だった
3年ぐらい前でしょうか、寝室の蛍光灯が切れてしまいました。実はもう一つの使っていない寝室もかなり前から切れっぱなしだったのでものぐさな私もふたつの部屋の蛍光灯を買って交換しました
しかしどうでしょう。使っている寝室は明かりが点いたのですが使っていない方は何をどうしても点きません
何だかわからないけども、「まあ使ってない部屋だからいいいや」で点かないままで済ませてしまいました
でも蛍光灯って結構高いんだな、1灯分で5千円もしたなという印象は強く残りました
今度はリビングが来たか
でつい最近の話になりますが、今度はリビングの明かりが点かなくなりました
リビングに照明が無いわけにはいかない。早速合う蛍光灯のタイプを調べて買ってきました
しかし嫌な予感が脳裏によぎります。それは3年前の交換しても点かなかった寝室灯の事。またしても謎の理由で点かなかったらという不安が
今回はリビング用で130Wもあるだけにお値段が7千円もしたのです。点かなかったら手痛い打撃です
いざ交換!さてどうか、点いてくれ!!!!
・・・・・・・
恐れていた事が起きてしまいました。またしても点かないのです。
本気で調べると何と
流石に3灯のうち2灯が交換しても点かないとなると見過ごせません(まあ1灯でも普通の方は見過ごさないとは思いますが)
こうなれば執念炸裂です。インターネットで徹底的に調べあげるのです
確かにキッチンの蛍光灯は点灯管がある。蛍光灯が灯る時に先にピカピカってなる豆電球みたいなやつだ
しかし切れたリビングや寝室の蛍光灯にはそれが無い
つまり安定器によって点灯させるタイプであり、これが寿命なのだ。しかも安定器はユーザーが交換できる代物では無い
結論から言って器具自体の寿命だったのだ。どちらも
実家の点灯管タイプの蛍光灯なんてもうかれこれ50年ちかく稼働しているのに比べて安定器タイプは寿命が短いのだ(と言っても20年持ったので普通の人は短いとは言わないですよね)
ここでヨドバシ店員さんの言葉を思い出す
ここまで解った所で交換の蛍光灯を買った時のヨドバシ店員さんの言葉を思い出した
「蛍光灯はもうパナソニックは作っていないんです。今ある在庫が切れたらもう販売終了ですよ」
これはもうアレだ。LED照明にまるっと買い替えするしかないな
器具も寿命で交換の蛍光灯すらも作られていない。明かりなのにお先は真っ暗なのです蛍光灯は
という訳で再びヨドバシに出向きとりあえずリビングをLED照明に買い替えしました
我が家に残るシーリングタイプの蛍光灯はあと5灯もあるのですが、何とこの記事を書いているさ中に今度は和室の蛍光灯も点かなくなりました
年明けには今すでに点かない寝室と和室もLED灯に買い替えしようと思います。もう蛍光灯ランプだけ変えてお金を失うリスクは避けたいしそれで点いたとしても安定器がいつ寿命になるかわからないのですから
この経験から先に書いた結論にたどり着いたワケです
- インバータタイプやラピッドスタート型の蛍光灯はいつ安定器が寿命になるか解らないし交換用蛍光灯ランプ自体もかなりお高い→切れたら即器具ごと買い替えが吉
- 点灯管タイプは結構長持ちするし交換用の蛍光灯ランプも安い→リスクが低い。とりあえず管やランプの交換で様子見
直結型はどうしたものか、ちょっと難題。思考停止
最初に書いた結論の3行目のこれは何の事?
ご説明します。この章は少し電気や照明の事があまり得意ではないという方向けです
蛍光灯は大きく分けて引っ掛けシーリングで取り付けるものと電源を直結するものがあります
引っ掛けシーリング:みなさんのお家の天井にこんなのがついていませんでしたか
こんなやつです。丸型ではなく細長い角型のものもありますが用途は全く同じです
これが天井に付いていればおよそ今売られている「シーリング灯」と呼ばれる天井付けの照明器具はほぼ全てシロウトでも取り付ける事ができます
ただし今照明器具がついている状態では器具が隠してしまっていてまず見る事はできません
でも引っ掛けシーリングはかなり古い家でなければまず天井に付いていると思います
反対に「直結型」というのは電線を照明器具に直接結ばなくてはならないタイプでこれは特定の免許が無い人は行ってはなりません
どんなものが直結式かと言うと
- ダウンライト
- 壁付けタイプ
- キッチン手元灯
などです。これらの機器を交換作業する場合、電気屋さんにお願いしなければなりません
ですので蛍光灯が切れたからといって機器自体を交換するのはちょっとハードルが高いわけです
理想は将来の事も考え機器を取り換えるなら一度に全部変えてしまう事です
何故なら電気屋さんにお願いする場合1か所でも5か所でもあまり手間賃は変わらないからです
という事もあり結論は「ちょっと難題、思考停止」とさせていただいたのです
みんなさんもLED化そろそろ前向きにお考え下さいませ
照明器具って普段なかなか意識しないんで気づけば買ってから10年なんて事もザラかと思いますが蛍光灯の製造禁止はここ何十年でもかなりトピックな事です
ここは照明に少しお金をかける覚悟する場面なのかもしれません
今LEDにしたら、もう生涯持つかもニャ
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