ほっこり10倍株研究所(仮名)

どうしても働きたくない40代サラリーマンがニートになるべく、10倍株を当てる夢を見つつ、投資に試行錯誤する様子を記したブログです。

10倍株(テンバガー)の探し方!

グロース株投資を指向している人にとっては、最終目標となる10倍株(テンバガ-)。どこを基準の株価にするか次第ですが、リーマンショック後の最安値を基準にすれば、現在上場している日本株のうち、約1/4が達成しています。意外に多いですよね。

 

ですが、さすがに最安値でタイミング良く購入することは、たとえ熟練の投資家でも無理です。また、最安値付近で購入できたとしても10倍株まで忍耐強く保有し続けられる人も多くないでしょう。それらのことから考えて、10倍株を保有することはやはり至難だと思います。

 

では、10倍株をどう見つけ出すかですが、やはり購入時点で可能性がある原石を見つけ出すしかありません。以降では、その見つけ出す手法について、述べていきます。

 

10倍株の銘柄候補を探す5つの条件(一般編)

10倍株になりやすい銘柄の探し方は、実は1980年代から大まかな方法が示されています。その探し方は、10倍株の名付け親であるピーターリンチ氏が書いた「ピーターリンチの株で勝つ」の中で紹介されています。

 

ただし、ピーターリンチ氏は、アメリカの投資家であり、上記の著書をそのまま日本市場には使えません。そこで、日本でもピーターリンチ氏の投資方法がすばらしいと知った方が日本向けに落とし込んだ探すときの条件が提示されています。その条件は、以下の5つです。

  1. 売上増収率:20%以上
  2. 営業利益率:10%以上
  3. オーナー経営者かつ上位株主
  4. 上場5年以内
  5. 時価総額:100億円未満

なお、上記の条件は、「会社四季報の達人が教える10倍株・100倍株の探し方」から拝借しました。

 

一つ目の条件にある売上増収率は、企業の成長性を見ています。日本市場の全銘柄でみたとき、売上増収率は2022年度で8.4%、2023年度で3.4%の計画です。つまり、売上高成長率20%で銘柄を絞り込むことで平均よりを大きく上回る企業を見つけ出せます。ちなみにもし増収率20%を4年続けることができれば、売上高が2倍まで成長します。

 

二つ目の条件は、稼ぐ力があるかを見ています。いくら売上高が多くても、利益率が低ければ、株価は伸びません。


三つ目め及び四つ目は、四季報の担当者の独自の指針で、統計データから分析したところ、この二つの条件を満たした銘柄の方が10倍株になりやすいです。

 

最後の五つ目は、すでに株価が高い銘柄よりも低い銘柄の方が上がる余地があるため、10倍株になりやすいからです。

 

私の独自の指針

私も基本的に先に示した条件で10倍株を探していますが、2点、カスタマイズしています。

一つ目は、売上増収率20%以上と営業利益率10%以上については、今期だけでなく来期予定も満たしていることしました。これは、1年だけであれば、事業環境が良かったり、臨時収入があったりすることでも達成可能だからです。2年分を見ることによって、その影響を減らしています。

 

二つ目は時価総額で、200億円未満まで範囲を広げました。これは、他の本や投資家の意見を参考に、200億円未満で絞っている方が多いこと、候補が多い方が面白い銘柄が多いのではないかという観点で増やしました。

 

また、条件には入れていませんが、銘柄を吟味する際にPERも考慮に入れています。というのも、利益率が10%以上もあるのに、PERが高い銘柄は、すでに人気化しており、買われすぎていると考えているためです。なお、PERは業界内での比較が大事だと思っているので、具体的に数値で絞り込むようなことはしていませんが、PERが40倍を超えている銘柄は候補から外すようにしています。

 

今後の検討事項

10倍株の探し方を他の投資家の方々のやり方を参考にしている中で、最近、気になったコメントは売上利益率は現時点で必ずしも高くなくても良いというものです。これは、売上を増そうとして積極的に投資している企業もあるからということでした。また、株価はPERと強い相関があることから、利益率が上げる余地がある方が、株価上昇する可能性が大きいというとからでした。

 

次回の銘柄絞り込みの際にこの点を踏まえて、10倍株を探してみようと思います。

 

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