◆第40回ホープフルS・G1(12月28日、中山競馬場・芝2000メートル=良)
23年の中央競馬を締めくくる一戦は2歳馬16頭(ゴンバデカーブース、サンライズアースは出走取消)によって争われ、クリストフ・ルメール騎手が手綱を執った単勝1番人気のレガレイラ(牝、美浦・木村哲也厩舎、父スワーヴリチャード)が、鮮やかな差し切りで頂点に立った。17年のG1昇格後、牝馬の優勝は初めて。勝ち時計は2分0秒2。
凱旋門賞馬ソットサスの全弟で3連勝Vを狙った単勝2番人気のシンエンペラー(バウルジャン・ムルザバエフ騎手)が3/4馬身差の2着。13番人気の伏兵サンライズジパング(菅原明良騎手)がさらに2馬身差の3着と健闘した。
バウルジャン・ムルザバエフ騎手(シンエンペラー=2着)「稽古に乗せてもらったけど、競馬でも上手に走りました。まだ子供っぽいけど、一戦ごとに進化している。切れる馬にこられたが、この馬も素晴らしい力をもっています。来年が本当に楽しみです」
矢作調教師「抜け出してソラを使った。子供だし、しょうがないね。能力は示した。勝った馬は強かったが、遜色ない走りは見せてくれた」