当ブログは占いの学習記録と趣味についてのものだと紹介しておきながら、
趣味については一度も投稿していなかったので、ここで漸く書くことにした。
前回の記事がやや固めの内容だったので、順番的にも丁度良いと思う。
今回は、十三、四年前に嵌まっていたアニメとその原作について。
どうして今更それについて書こうと思ったかというと、最近、断捨離をして
書籍を沢山古本屋に売った時に、大好きだったこの作品だけは手放さないでおこう
と思い、更にもう一度読み返しているからだ。
このラノベは全10巻有るのだが、実は1巻の4分の3位迄しか読んだ事が無い。
だから、読み返すと言っても、殆ど初めて読むと言って良い。
私はアニメでこの作品を知り、その後で原作を買ったが、
元々ラノベがあまり好きでなく、読むなら漫画か小説だろうと思っていた
ので、ついついアニメばかり見て満足していた。😅
良くまとまっていたと思う。
そのアニメは、
「戦う司書 The Book of Bantorra」である。
人が死ぬと魂が化石化して『本』になるという世界を舞台に、
『本』を守る武装司書と、それに敵対する組織、神溺教団との闘いを描く
バトル・アクション・ファンタジーといったところ。
原作とし、2009年10月から翌年の4月迄、アニメが放送された。
その放送直前に、CS放送のアニマックスで大々的に宣伝がされていて、
絵の感じと粗筋に惹かれて見始めたのをよく覚えている。
当時、私は中学生で反抗期真っ盛り。笑
学校生活で不満を募らせ、異世界物のアニメや漫画に夢中になっていた頃だったので、
とてもタイムリーだった。
同級生でも同ジャンルのアニメ、漫画を好きな子はいて、時々その話をすることは
あったけれども、何故か「戦う司書」を知っている子は居なかったのが不思議。
夕食時に、よくこのアニメの録画を点けて、半ば無理やり家族にも見せていた
ものだ。
我ながらよくやったと思う😌
特に好きなキャラがいる訳でもないのだけれど、物語の世界観そのものが
好きだった。
やっぱり、
「人が死んで『本』になり、それに触れればその人の人生を追体験出来る」
という設定が良い。
それから、「神溺教団」には「肉」と呼ばれる奴隷がいて、彼等の胸には爆弾が
埋め込まれている。
故に「人間爆弾」とされているが、この設定も強烈だ。
アニメ第1話で、彼等がぞろぞろと出て来る場面がとても印象的で、
作者は「肉」に実際に会った事があるのだろうかと思った程だった。
巷ではカルト教団について頻繁に報道されているが、そういった集団に洗脳された
人間が「肉」としてデフォルメされて描かれている様に見える。
アニメの監督が「黒執事」第1期の篠原俊哉氏なので、絵柄が綺麗なのが魅力。
声優陣も豪華で、主役の朴璐美がよく似合っていたな・・・🌟
それから、アニメのサントラは全てバロック調で、元々クラシック音楽に
親しんでいた私にとっては、サントラを聴くのもアニメを見る醍醐味だった。
一部の曲を耳コピしてピアノで弾いたこともある。
でも、前よりいっそうラテン音楽が好きになった今では、バロックでなく
タンゴでも十分作風には合っているから、その方が良かったかも知れないなんて
思っているのだが。
サントラCDは直ぐに買い、更に数年後にアニメのDVD(全2巻)も買った。
これらもまだ持っている。
話を原作の方に戻す。
少しずつ1巻から読んでいるが、やはり面白い。
忘れている部分も多いので、初めから読んで丁度良かった。
全て読み終わった後の感想は、中学生時代とは違うものになるだろう。
断捨離をしてから、好きだったものにもう一度触れてみると、
これまでの自分自身を総括することになる。
私も、「戦う司書」を読みながら、これを好きだった中学生時代を
「追体験」している。