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バルウォーク 第百二十一回

本日も平和なようで


レイヴン
「ふぅ」
山風
「暑さが上がったり下がったり」
レイヴン
「自律神経が乱れる」
悠乃
「宇宙の法則のように」
レイヴン
「マジで気温の乱高下は勘弁して欲しいわよ」
美沙
「こうも気温が乱高下すると体がおかしくなりますよね」
レイヴン
「マジで気温のせいで体が壊れる」
山風
「それで何か話の種でもあった」
レイヴン
「男性差別の話って、食べ放題に関しては男性割はやりにくいよなと思うのよな」
悠乃
「男性差別はなくすべきだけど、食べ放題に限っては男性割はやりにくいと」
レイヴン
「そもそも男って食べ放題とかになると集団で来て限界チャレンジとか始めるからな」
美沙
「なるほど、食べ放題とかになるとそういう事が起きるんですね」
レイヴン
「そう、だから女性割は食べる量を考えると分からなくはないし、男性割の難しさもあるのよね」
山風
「男性割をしても利益が出るどころか赤字になる可能性もあるって事だね」
レイヴン
「結局は女性割は明確な差別と言われるかもしれんが、商売的に男性割は厳しいのよな」
悠乃
「食べ放題で男性割をやろうものなら大食いの体育会系が来て限界チャレンジが始まると」
レイヴン
「マジでそうなりかねないから、食べ放題の男性割は利益がマジで出ないぞ」
美沙
「差別の話になると難しくなるけど、そもそも男性割は利益にならないからやらないんですよね」
レイヴン
「それなら男女関係なくサービスデーでもやった方がいいわよ」
山風
「利益の話になってくると食べ放題の男性割の難しさが出てくるんだよね」
レイヴン
「そうね、女性だけ優遇するのは逆差別ではあるが、男性割も難しいもんなのよ」
悠乃
「ただどっちか片方だけ優遇するのは差別だとは言いたいだけでね」
レイヴン
「そう、まあ結局はこの手の話は性別的な行動パターンとかも出てくるのよ」
美沙
「男性割をやったら集団による限界チャレンジが始まる可能性がある、なるほど」
レイヴン
「実際焼肉屋の食べ放題とか体育会系の集団が来てたりするからな」
山風
「そういう人が肉も米も食い荒らしていくと」
レイヴン
「男性割が難しいと言われる理由よね」
悠乃
「性別に関係なく何日はサービスデーみたいな事をやればいいだけだよね」
レイヴン
「それが無難よね」
美沙
「ただアメイガだと女性だけ割引くレディースデーみたいなのは違法の州もあるらしいですね」
レイヴン
「アメイガは州法があるからな、国の中に小さな国があるようなもんだ」
山風
「でもアメイガってそういうの法律で違法になってる州があるんだね」
レイヴン
「らしいな」
悠乃
「そういう所は面白いよね」
レイヴン
「しかもメンズデーをやったとしても違法になるらしいって聞くしな」
美沙
「バランスを取って男女両方のなんとかデーをやっても違法なんですよね」
レイヴン
「その辺はアメイガらしいよな」
山風
「レディースデーは法律で違法か」
レイヴン
「アメイガはそういう所はきっちりやってるんよね」
悠乃
「差別なのでレディースデーは禁止な」
レイヴン
「そういう事が出来る辺りは流石というか」
美沙
「凄いですよね」
レイヴン
「さて、少し出てくる」
山風
「宣伝だね」
レイヴン
「おう」
悠乃
「なら行ってらっしゃい」
レイヴン
「おう」
美沙
「気をつけてくださいね」
レイヴン
「さて」



レイヴン
「揃ったな」
カルド
「宣伝だね、あと僕達が新しいメンバーなのかな」
綾乃
「私はどこでも付き合うよ」
初風
「私も異論はないわよ」
レイヴン
「おう、んじゃ行くか」
カルド
「ああ」
綾乃
「ああ」
初風
「ええ」



レイヴン
「まずはここだな」
カルド
「ここはパン屋か」
綾乃
「パン屋なのか」
初風
「お茶屋ね、何が人気なのかしら」
店員
「おや、いらっしゃいませ、宣伝の方ですね」
レイヴン
「おう」
店員
「それで何かお食べになりますか」
カルド
「何かおすすめとかあるかな」
店員
「ではバニラあんぱんなどはいかがでしょう、当店の人気商品ですよ」
綾乃
「いいな、ならそれをいただけるか」
店員
「かしこまりました、少々お待ちください」
初風
「バニラあんぱんね、どんなものが出てくるのかしら」
レイヴン
「あんぱんにバニラクリームでも入れてるとか」
カルド
「発想力というのは商品開発には大切だよ」
綾乃
「でもバニラあんぱんってなんなんだ」
初風
「名前からして味は想像出来るけど」
店員
「お待たせしました、バニラあんぱんになります」
レイヴン
「ふむ、これはあんことバニラクリームが入ってるパンなのか」
店員
「はい、本当はバニラアイスでやりたかったのですけどね」
カルド
「アイスだと売る際の保存が難しいからね」
店員
「はい、パンを凍らせる訳にもいきませんし、なのでバニラクリームに行き着いたんです」
綾乃
「なるほどな、アイスだとパンごと凍らせねばならんからな」
店員
「はい、バニラクリームでもアイスと変わりない味になったので」
初風
「和洋折衷っていうのも面白いものね」
店員
「ではバルディアにお越しの際は当店のパンをぜひ」
レイヴン
「んじゃ次に行くか」
カルド
「すまなかったね」
綾乃
「ありがとうな」
初風
「それじゃね」



レイヴン
「さて、次は」
カルド
「どこかあるかな」
綾乃
「なら私が行きたい所があるからそこに行くぞ」
初風
「分かったわ、そこに行きましょう」



レイヴン
「ここかね」
カルド
「ここはスポーツ用品店か」
綾乃
「ああ、ここのトレーニンググッズはどれもいいものだぞ」
初風
「トレーニンググッズなのね」
店員
「おや、いらっしゃいませ、宣伝の方ですね」
レイヴン
「おう」
店員
「それで何か興味のあるものはありますか」
カルド
「そうだね、何かおすすめとかあるかかな」
店員
「そうですね、なら加圧インナーなんかはいかがでしょう」
綾乃
「そうだな、ならそれを見せてもらえるか」
店員
「かしこまりました、では少々お待ちください」
初風
「加圧インナーなのね」
レイヴン
「そういうトレーニングウェア的なものもあるのね」
カルド
「だが道具のチョイスは大切だよ」
綾乃
「ああ、ここのトレーニングウェアは人気の品なんだ」
初風
「店によって売れ筋の商品が変わるものなのね」
店員
「お待たせしました、こちらが加圧インナーになります」
レイヴン
「おう」
店員
「こちらは自社で開発した特殊素材の加圧インナーなんです」
カルド
「特殊素材とは凄いね」
店員
「はい、値段の割に効果があると評判なんですよ」
綾乃
「実際私も愛用しているしな」
店員
「はい、スポーツ用品はそうした所もまた大切なんですよ」
初風
「そういう開発をしているのは大したものよね」
店員
「ではバルディアにお越しの際は当店のご利用をぜひ」
レイヴン
「んじゃ次に行くか」
カルド
「すまなかったね」
綾乃
「ありがとうな」
初風
「それじゃね」



レイヴン
「次はここだな」
カルド
「ここはなんの会社なんだい」
綾乃
「とりあえず入ってみるか」
初風
「行くわよ」



社員
「おや、いらっしゃいませ、宣伝の方ですね」
レイヴン
「おう」
社員
「当社は主にゲームの外注の仕事を行っていますよ」
カルド
「ゲームの外注か、確かに開発は外注のゲームはあるからね」
社員
「はい、バルディアの大手メーカーの作品も受けた事がありますね」
綾乃
「そういうのを受ける仕事というのも難しいものだからな」
社員
「では当社のゲームが気になる方はぜひ探してみてくださいね」
初風
「さて」



レイヴン
「戻ったぞ」
山風
「お帰り」
レイヴン
「お土産のバニラあんぱんな」
悠乃
「バニラあんぱん」
レイヴン
「さて」
美沙
「バニラあんぱんってなんでしょう」
レイヴン
「仕事しよう」


こうして宣伝は続く
商品開発もガンガンやります

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