兄のすすめで オーディションに応募しました
五百城:高校一年生の夏、ものすごく暇だったんです。塾にも行かず、部活も入らず、やりたいこともなくて。夏休みがあまり楽しくないなと思っていたところ、兄が乃木坂46のオーディションを見つけ、教えてくれて。「試しに挑戦してみようかな」と思い応募しました。
――五百城さんは初オーディションで見事アイドルへの切符を獲得。けれど、ご自身はアイドル好きというわけではなかったとか?
五百城:当時は女優の山田杏奈さんやバンドが好きでした。音楽がすごく好きで、マカロニえんぴつ、サウシードッグなどのライブによく行っていましたね。グループに入ってから先輩にお会いして、なんてみんな可愛いのだと衝撃を受けました。とくに、初めて先輩の前で挨拶をさせていただいたときに、清宮レイさんは満面の笑みでずっと聞いてくれてとても優しくて。今では、清宮さんに憧れています。
“前蹴り”で手に入れた 合格への切符
五百城:オーディションでは毎回、特技を披露するのですが、インパクトが残ることをやりたいなと思って、試行錯誤して考えていましたね。でも、オーディションが進むにつれてだんだんと披露することがなくなってしまって。これはまずいとお父さんに相談して、もらったアドバイスがまさかの前蹴り。小さい頃よく一緒に空手ごっこをしていたんですけど、「前蹴りが上手いからそれがいいんじゃない?」とアドバイスをくれたので、初めて対面のオーディションのときにダメもとでやってみました。毎回、これで最後だろうから思いっきりやろうと捨て身の覚悟でチャレンジしていて、思いっきり前蹴りしました。お父さんに感謝ですね。