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シューマニアーナ 単行本 – 2003/10/1

4.6 5つ星のうち4.6 2個の評価

1:■I
2:シューマン像再考~もう一人のシューマン
3:交響曲作家としてのシューマン~若き音楽の友への便り
4:■II
5:シューマニアーナ~ピアノ曲《フモレスケ》をめぐって
6:ピアノ協奏曲の成立をめぐって~研究への手引きもかねて
7:■III
:詩的思念と音楽~第1交響曲の成立史に即して
9:第1交響曲について~主題変容のプロセスをめぐって
10:第4交響曲について(1)~ファンタジーと構築性
:第4交響曲について(2)~情感と音とフォルムと、その交響的形成
12:第2交響曲について
13:後期のシューマン~交響曲《ライン》とヴァイオリン協奏曲をめぐって
14:■IV
15:シューマンの《ファウスト》について~K.S氏への便り
16:■V
17:シューマンの「モットー」~詩的交響的な原構想をめぐって
1:■VI
19:四つの個性の環~シューマンとロマン派の作曲家
20:シューマンとブラームス~19世紀の交響曲
21:■VII
22:シューマンとヘッセ~シューマンの「風」

商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

ロベルト・シューマンについて、これほど共感に満ちて熱く語られたことがあっただろうか? ヨーロッパと日本の間を往来しながら詩と音楽の間をめぐり、思考と言語の間を埋める、試みのシューマン論。83年刊の新装版。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 春秋社; 新装版 (2003/10/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2003/10/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 352ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4393931688
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4393931684
  • カスタマーレビュー:
    4.6 5つ星のうち4.6 2個の評価

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前田 昭雄
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カスタマーレビュー

星5つ中4.6つ
2グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2024年7月22日に日本でレビュー済み
ずいぶん昔、1985年に初めて刊行されたこの本は、
まだ学生であった私には躊躇する値段でした。
読みたくてたまらなかったのにいつか流れの中に消えていき、
買える年令になったときにはもっと高値がついてしまっていました。
二年前やっと古本屋で手に入れ、大事にしてきましたが、
少し傷みが激しくなり、このままだとパックリ2つに割れはしまいかと
心配さえしていたところに、再刊され、手に入りやすくなりました。
二冊あればどこにでも持っていけるので嬉しいです。

四十年後、今のシューマン理解は当時の前田昭雄先生の頃よりもっと進んできました。
後期シューマンがあちこちで聴かれるようになりました。嬉しい限りです。
今一度読み返してみても、シューマニアーナにふさわしい、啓蒙と愛に満ちた文章。
交響曲は後期の作品は、無いがごとくの心無い批判にさらされた作品群に
優しく光を放ち、本当に滾々と湧く泉のような解説は、優しく心に染み入ってきます。
しかもデータと分析に裏打ちされた地に足のついた論説は
一時的な酔狂や感情論ではない保証となっています。

欲を言えば、もう、Ⅱは出ないのだろうなぁと期待半分ため息半分で居りますが、
今の先生の論文を陰で心待ちにするものです。
2010年10月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今日においてもシューマンに対しては「霊感で作曲した」「病的である」「特殊すぎる」などの言葉が飛び交います。
しかし、ワーグナーやブラームスが活躍していたころのシューマンの存在の重みを適切に表しておらず、「霊感・病的・特殊」といった言葉は表面的です。

本書はピアノ作品(「フモレスケ」「アベッグ変奏曲」「ピアノ協奏曲」)、
四曲の交響曲、「ヴァイオリン協奏曲」「ファウスト」の成立背景と
その楽曲分析を行っていきます。
そこから表れるシューマンは、なるほど1830年代は優れたピアノ作品を生み出しましたが、
それ以前から常に交響曲を作曲しようという意志があったこと、
シューベルトの「グレート」の発見でベートーヴェン以後も交響曲を書けるという確信を持ったこと、
そして第一交響曲に関しては4日間でスケッチを完成させた後も推敲を重ねたことなどであり、
シューマン理解がなんと浅薄であるのかと我々に猛省を促します。

2010年という「生誕200年」という時代においてもロマンスや病気など一面的なことしか大きく取り上げられませんが、
本書はシューマンと彼の音楽の真の魅力を彫り出すとともに、
特に交響曲においてベートーヴェンとブラームスの間に
シューベルト、メンデルスゾーンそしてシューマンを入れ、
交響曲の歴史をより豊かなものにしてくれます。
今日においても音楽史で前提とすべきことを伝えてくれる一冊です。
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