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イメージ付きのレビュー
独特な読みにくさは、この本の成り立ち
全体通して、ある天才の成長の歴史を知れるとても有意義な本だと言えると思う。カバーも表紙も本当にデザインがカッコいい（まぁこれは暇空さんは関係ないけど）で、特に第一部のネトゲ編がそうなのだが、読み難さがある。それは、動画で説明があるのだが、元はポスト（ツイート）で時系列順ではなかったものを、時系列順にまとめたからだそうだ。その事実を知っていると、逆にこの最初の読み難さが味となっている。第二部は企業編はサクッと終わって、本番は第三部の裁判編だと思う。裁判編は裁判資料の切り抜きが貼ってあり、そこも含めて読み進めていくと、本当に裁判とは面倒で辛いものだろうなと感じた。彼も、もうできればもうしたくない。的なことを書いている。書いているが、現状は住民訴訟で戦ってくださっているから、天才の人生とは本当に休まるところを知らないのだな、と思う。最高裁の話が熱いのかなと、読む前に勝手に想像していたのだが、最高裁の話は本当に一瞬で終わってしまった。そういうものなのだなと、興味深く学べた。そして、ここまで素晴らしいと思っているのになぜ☆４かと言えば、それは、味になっているとは言え、書籍と考えると、やっぱりポストの並べ替えの所が読み難いからだ。さらに、きっと数年後には、「激闘WBPC」や「外伝WithoutH」など、書籍化されるのではないかと期待している。その際は、最初から書籍化を意識した文章になり、そちらの作品に☆５は取っておきたいと思った。暇空茜先生、次回作もめちゃくちゃ期待しています！！！
