初心者にとっては大いに読む価値がある。(自分は初心者)
室町幕府を通史的に解説するのではなく、行政制度や統治構造という切り口から解説するので、室町幕府の制度の問題点を考察する材料を多く提供してくれる。
室町幕府のイメージとして誰もが抱くのが、終始混乱していたクソザコ政権という印象だろう。
終始混乱していたのは以下に起因するものだが、なぜこのような問題を抱えることになったのか、本書は多くのヒントを示してくれる。
・将軍直属の軍事力が貧弱
・財政基盤が不安定
・東国や西国の統制が取れていない
本書を読むと、歴代の足利将軍が無能だから室町幕府が混乱していたのではなく、体制が抱える宿痾だったことがよく分かる。
また、本書を読んでつくづく感じたのが、徳川家康は室町幕府の弱点をよく研究して、江戸幕府の統治制度を作っているんだなぁということ。日本史を知れば知るほど、家康の政治家としての非凡さに驚かされる。
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図説 室町幕府 単行本(ソフトカバー) – 2018/6/5
丸山裕之
(著)
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明らかになる連合政権の全貌! 将軍より権力があった〝室町殿〟/反幕の気風みなぎる鎌倉府/鎌倉幕府に倣った法制度/ほとんど意味をなさなかった〝日本国王〟号/天皇を盛り立てる将軍家/くりかえされる内乱と政変 複雑な機構や政策をわかりやすく解説した入門書! 最新の研究成果が満載!
- 本の長さ166ページ
- 言語日本語
- 出版社戎光祥出版
- 発売日2018/6/5
- 寸法14.8 x 1.4 x 21 cm
- ISBN-104864032912
- ISBN-13978-4864032919
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登録情報
- 出版社 : 戎光祥出版 (2018/6/5)
- 発売日 : 2018/6/5
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 166ページ
- ISBN-10 : 4864032912
- ISBN-13 : 978-4864032919
- 寸法 : 14.8 x 1.4 x 21 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 397,217位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 299位戦国・安土桃山時代
- - 1,063位日本史ノンフィクション
- - 1,107位東洋史
- カスタマーレビュー:
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2021年3月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2021年6月14日に日本でレビュー済み
見開き2ページから4ページで、室町幕府における組織、政策/制度、事件/内乱の3つのテーマに分けて紹介した書籍です。
足利○○、細川□□といった似たような名前が続いて文章だけ読むと訳が分からなくなりますが、理解を助ける図が豊富なので助かりました。
ちょうど、高校日本史の教科書レベルより一歩踏み込んだ解説書を読みたいが、かといって中公文庫の「日本の歴史」のようなボリュームが多い本にいきなり望むのは気が引けるし、時間もないといった人が読むのにちょうど良いのではないでしょうか。
これで索引が充実していれば、文句なしだったのですが、ついていないのが残念です。
足利○○、細川□□といった似たような名前が続いて文章だけ読むと訳が分からなくなりますが、理解を助ける図が豊富なので助かりました。
ちょうど、高校日本史の教科書レベルより一歩踏み込んだ解説書を読みたいが、かといって中公文庫の「日本の歴史」のようなボリュームが多い本にいきなり望むのは気が引けるし、時間もないといった人が読むのにちょうど良いのではないでしょうか。
これで索引が充実していれば、文句なしだったのですが、ついていないのが残念です。
2021年7月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
数年来、話題に上ることがおおい室町時代、その前半部分を図説で解説しています。
南北朝武将列伝や図説 享徳の乱 、応仁の乱など等を読んで前後が不明になった際にこちらを開いて
読み直すとさらに理解が深まるのではないでしょうか
南北朝武将列伝や図説 享徳の乱 、応仁の乱など等を読んで前後が不明になった際にこちらを開いて
読み直すとさらに理解が深まるのではないでしょうか
2018年8月6日に日本でレビュー済み
呉座 勇一氏の『応仁の乱』がベストセラーになったのをきっかけに注目が集まった室町時代。
だけど、教科書でもあまり出来事が紹介されていなかったりして、地味でよく分からない、
そんな印象があります。
本書は室町幕府の組織やその時代の出来事などを誰にでもわかりやすく読めるようにまとめた良書です。
あくまでも入門者向けとして制作された本ですので、より深く知りたい方にはこの本をステップアップとして、
更に深い専門書をおススメします。
だけど、教科書でもあまり出来事が紹介されていなかったりして、地味でよく分からない、
そんな印象があります。
本書は室町幕府の組織やその時代の出来事などを誰にでもわかりやすく読めるようにまとめた良書です。
あくまでも入門者向けとして制作された本ですので、より深く知りたい方にはこの本をステップアップとして、
更に深い専門書をおススメします。
2022年10月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
なぜ『図説鎌倉幕府』のように一線研究者の共著にしなかったのだろう。
ほとんど事実の説明に終始し、記述のレベルが物足りない。
ほとんど事実の説明に終始し、記述のレベルが物足りない。
2021年6月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
取り上げている時代が時代なので好みが分かれるが、詳しく解説されている
2018年6月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
図説ですが、簡単な図なので有っても無くても良い
場合があります。
明応の政変以降がどうもカットされ過ぎだと思います。
足利義栄のことや、将軍が近江に落ちて行ったこと、
六角氏が後見になっていたことなど
没落期がごそっと抜け落ちております。
豊臣秀吉に足利義昭が臣従するまで将軍位を保持したと
あるのであれば鞆幕府に触れてもよいのではと思います。
あと、人名の間違いがありますので初版版以降訂正されるとは
思います。
批判ばかり書きましたが、それでもこの本が室町幕府について
書かれた良書であり、良書なのに足りていない所がとても残念だったので
書きました。
場合があります。
明応の政変以降がどうもカットされ過ぎだと思います。
足利義栄のことや、将軍が近江に落ちて行ったこと、
六角氏が後見になっていたことなど
没落期がごそっと抜け落ちております。
豊臣秀吉に足利義昭が臣従するまで将軍位を保持したと
あるのであれば鞆幕府に触れてもよいのではと思います。
あと、人名の間違いがありますので初版版以降訂正されるとは
思います。
批判ばかり書きましたが、それでもこの本が室町幕府について
書かれた良書であり、良書なのに足りていない所がとても残念だったので
書きました。
2018年12月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
図説室町幕府と名付けているのだから、足利家の系図が違っていてはダメでしょう。