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Black Box (文春e-book) Kindle版

4.4 5つ星のうち4.4 915個の評価

尊敬していた人物からの、思いもよらない行為。
しかし、その事実を証明するにはーー密室、社会の受け入れ態勢、差し止められた逮捕状。
あらゆるところに〝ブラックボックス〟があった。
司法がこれを裁けないなら、何かを変えなければならない。
レイプ被害にあったジャーナリストが、自ら被害者を取り巻く現状に迫る、圧倒的ノンフィクション。

「この本を読んで、あなたにも想像してほしい。いつ、どこで、私に起こったことが、あなたに、あるいはあなたの大切な人に降りかかってくるか、だれにも予測はできないのだ。」(「はじめに」より)
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商品の説明

メディア掲載レビューほか

痛々しいほど切実

2015年4月3日夜、『Black Box』の著者であるジャーナリストの伊藤詩織は、以前から就職の相談をしていた当時のTBSワシントン支局長と会食した。数時間後、泥酔して記憶をなくした彼女が下腹部に激痛を感じて目を覚ますと、信頼していた人物は全裸の自分の上にいた。そこは、彼が滞在しているホテルの部屋だった。一方的な性行為が終わってベッドから逃げだした彼女が下着を探していると、「パンツくらいお土産にさせてよ」と彼が声をかけてきた。

当事者しか知りえない密室のやりとり、そして、レイプの被害届と告訴状を提出したからこそ直面した司法やメディアの壁について、伊藤はこの本で詳細に記している。

本当は書きたくなかったに違いない。しかし、ようやく準強姦罪の逮捕状が出たにもかかわらず、当日になって警視庁刑事部長の判断で逮捕見送りになり、さらには不起訴処分となった以上、伊藤も覚悟を決めたのだろう。今年の5月には「週刊新潮」の取材を受け、検察審査会への申し立てを機に記者会見を開いた。審査会が「不起訴相当」と議決した際には、日本外国特派員協会で会見に臨んでみせた。

マスコミの反応は今も鈍く、ネットでの誹謗中傷は続いている。そんな状況下で伊藤はこの本を上梓したのだが、通読して強く感じるのは、ジャーナリストとして真実に迫りたいという彼女の心意気だ。それは痛々しいほど切実で、心労で苦しみながら核心へと迫り、権力の傲慢さとともにレイプ被害にまつわる法や社会体制の不備──ブラックボックス──の実相を具体的に伝えてくれるのだった。

評者:長薗安浩

(週刊朝日 掲載)

著者について

1989年生まれ。ジャーナリスト。フリーランスで、エコノミスト、アルジャジーラ、ロイターなど主に海外メディアで映像ニュースやドキュメンタリーを発信する。

登録情報

  • ASIN ‏ : ‎ B076F37FRG
  • 出版社 ‏ : ‎ 文藝春秋 (2017/10/18)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2017/10/18
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • ファイルサイズ ‏ : ‎ 1914 KB
  • Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) ‏ : ‎ 有効
  • X-Ray ‏ : ‎ 有効
  • Word Wise ‏ : ‎ 有効にされていません
  • 付箋メモ ‏ : ‎ Kindle Scribeで
  • 本の長さ ‏ : ‎ 216ページ
  • カスタマーレビュー:
    4.4 5つ星のうち4.4 915個の評価

著者について

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伊藤 詩織
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追記2019/12/18勝訴確定❗名著!静かな涙が流れました
星5つ中5つ

追記2019/12/18勝訴確定❗名著!静かな涙が流れました

名著!!読んで良かった静かな涙が流れました著者伊藤詩織さんに敬意を表します最悪の体験をされたのによくもここまで冷静に文章にできたのに感動文中にもありますがパニック発作などPTSDも凄絶だった様子ブログの写真を拝見しましたフォトグラファーとしては一流ですね!著者にはジャーナリストの仕事邁進してもらいたいプライベートでも女性の幸せを見つけられますように切に願います名前と顔を明らかにした記者会見と山口氏のメディアに出した反論両方読みました山口氏の有罪判決が出ますように!!そうでなきゃ日本は法治国家といえない!追記2019/12/18詩織さん勝訴今日判決がでましたお昼のNHKニュースこの時間の報道ということは公共性も認められるニュースってことですねマイクの前でコメントする詩織さんおつかれさまと言いたいがんばったねと言いたいでも賠償金は安すぎるなぜ全額賠償出ないの?山口は控訴すると言ってるらしいもっとニュースになって問題提議されるならそれもいいか棄却されるのかどちらにしても詩織さんの未来の時間を奪わないでと言いたいこの本を読んだのは2年前今でも詩織さんが女性の幸せを見つけられますように祈っています
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上位レビュー、対象国: 日本

2024年2月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
自分はレイプされかかった事があり、相手は伊藤さんと同じように仕事上の付き合いがあった中年男性だった。彼に襲われそうになるまでの流れもまさにそっくり。男と言うのは、特に若い女性に頼られるとすぐに勘違いするのだと思う。私は会社に報告したら、私が気を持たせるようなことをしたせいだと言われた(出張帰りに2人で一杯飲んだだけ)。耐えられなくて自ら転職した。しばらく経って伊藤さんを皮切りに日本でもようやく声が上がるようになり、10年ほど経ってようやく自分は悪くなかったのだと救われる思いがした。声を上げ続けなければ、誰もが性被害の被害者になり得てしまう。自分も伊藤さんのように声をあげて、特に若い女性には身の守り方を伝えていきたい。ありがとう。
23人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2023年8月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
伊藤さんを心から応援したい。苦しい体験をし、それを公表した。同じような苦しみを体験をした人々の代表のように、一部の腐敗した社会を糾弾した。そうせずにどうやって生きていけるだろう。
21人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2023年4月7日に日本でレビュー済み
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辛い内容ですが、逆に著者に勇気をもらえた気がします。
彼女の勇気ある行いは閉鎖的な男尊女卑社会日本において革命的で凄いと思います。彼女の他の著書も読みたくなりました。
しかし、痴漢被害が日常化してる日本って、よく考えたら不気味ですよね。
それがエスカレートするともっと重い性的暴行に繋がるんだと思いますが、日本は性教育から根本的に変えていかないといけないと思いました。
あと、経歴を見れば日本社会のエリートな人達が、人の痛みが一切理解出来ず支配層にいる事も恐ろしいと思いました。
24人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2024年8月16日に日本でレビュー済み
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伊藤さんの体験記です。リアルに体験を追うことができ、貴重です。
2022年11月16日に日本でレビュー済み
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ずっと気になってた本。
読む価値あります。
私はこれからも詩織さんを応援します。
女性が泣き寝入りするのが正しい世の中なんて…間違ってる。
36人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2022年10月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読みやすく、一気に読んでしまいました。
長くに渡っての戦いが書いてあり、興味深く、女性の真の強さを感じました。
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2020年7月4日に日本でレビュー済み
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ノンフィクションとのことだが、根拠のないものに決めつけるような表現があり、ノンフィクションとは言えない。
留学時代、ニューヨークのピアノバーでアルバイトとあるが、アメリカの学生ビザで学外にてアルバイトはできない。
不法就労ではないでしょうか。
また、ニューヨークの大学で学びたい志は理解するが、当初奨学金を得ずにドイツ、スペイン、イタリア、ニューヨークと各国の大学へ行っているが、そのお金はどこから出てきたのか不思議。
著書からでは、親からの支援ではないことが分かる。

このような疑問や矛盾点が複数確認できる著書であった。

警察や検察の組織を「Blackbox」と表現していると思われるが、まさに本著書自体がフィクションで「Blackbox」。
126人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2022年5月20日に日本でレビュー済み
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この事件がニューヨークのホテルで起きたのではなく、東京のシェラトン都ホテルで起きたこと、初めて知りました。日本という時代錯誤的男性優位社会、旧態依然とした警察/司法/政治という気の遠くなるような権力構造に勇気を持って立ち向かって行った著者の勇気と行動力にはただただ頭が下がりました。彼女の行動を支えた、レイプ被害から大切な人たちを守りたい、という切実な願い、そして調べ上げた万が一の時に行動の指針、司法制度改正、救援施設設立への提言など、多くの人たちに届いてほしい、と切に思いました。”今の司法システムがこの事件を裁くことができならば、ここに事件の経緯を明らかにし、広く社会で議論することこそが、世の中のためになると信じる。それが、この本をいま刊行する、もっとも大きな理由だ”(「はじめに」より引用)。伊藤詩織氏は、自分を俎上に乗せ、ジャーナリストとしての信念を貫くことで、もっと大きな社会問題、それを解決できない司法、政治、そして権力に守られた男性優位社会に切り込んだ。彼女の勇気が”レイプ問題”を超え、その問題を温存し続ける日本の(そして世界の)政治、司法、権力そしてそれらに擦り寄るジャーナリズムに対する発破となることを願い多くの人に読んでほしいです。
31人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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