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指揮者は何を考えているか:解釈、テクニック、舞台裏の闘い Kindle版

4.1 5つ星のうち4.1 28個の評価

指揮棒を持つのと手で指揮をするのとではどう違うのか、ピアニスト出身とヴァイオリニスト出身、作曲家出身の指揮者では、どこが違うのか。そもそも指揮者によって、あるいは同じ指揮者でさえ演奏が変わるのはなぜなのか……。
著者はアメリカの指揮者・教育者で、「有名な大指揮者の伝記や指揮法の教本でないものを」という依頼に応えて、本書を執筆したという。その結果誕生したのは、指揮というアート・職業のあらゆる角度からの検証であり、ごくわずかな人間しか知らない世界や心理を垣間見せてくれる、ユニークな作品である。
どの章も、著名な音楽家との自身の経験もしくは、晩年のアシスタントや作品の初演を務めたレナード・バーンスタインからじかに聞いた貴重なエピソードをふんだんに盛り込み、とっつきやすく、飽きさせない。一方で、ベートーヴェンの有名な曲を例に、ある場面を自分はどう解釈し、オーケストラにどう表現させるためにどういう指示を出すかを説明したり、クリティカル・エディションの「正しさ」と批評家や聴衆の「常識・慣習」との折り合いの問題を解説するなど、ディープな音楽ファンにも楽しめる内容になっている。
この本はファイルサイズが大きいため、ダウンロードに時間がかかる場合があります。Kindle端末では、この本を3G接続でダウンロードすることができませんので、Wi-Fiネットワークをご利用ください。

商品の説明

著者について

ジョン・マウチェリ(John Mauceri)
1945年ニューヨーク生まれ、指揮者。ハリウッド・ボウル管弦楽団の創立時から16年間音楽監督を務め、トリノやワシントンの歌劇場の音楽監督を歴任するとともに、ミラノ・スカラ座やメトロポリタン歌劇場にも客演。レナード・バーンスタインとは18年にわたって親交があり、作品の初演を数多く手がけた。DECCAレーベルの「退廃音楽シリーズ」など50枚を超えるCDをリリース、グラミー賞など受賞多数。教育者としても母校のイェール大学などで教鞭を執っている。

訳者:松村哲哉(まつむら てつや)
1955年生、慶應義塾大学経済学部卒。主要訳書に、グッドール『音楽史を変えた五つの発明』、ベッカー『オーケストラの音楽史』、ゲインズ『「音楽の捧げもの」が生まれた晩』、クリフ『ホワイトハウスのピアニスト――ヴァン・クライバーンと冷戦』(以上、白水社)、オッテン『ヘルベルト・フォン・カラヤン写真集』(ヤマハミュージックメディア)、シップサイド『わくわく「資本論」――いま、なぜマルクスなのか』(PHP研究所)などがある。

登録情報

  • ASIN ‏ : ‎ B07VXFSBJM
  • 出版社 ‏ : ‎ 白水社 (2019/6/28)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2019/6/28
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • ファイルサイズ ‏ : ‎ 29384 KB
  • Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) ‏ : ‎ 有効
  • X-Ray ‏ : ‎ 有効にされていません
  • Word Wise ‏ : ‎ 有効にされていません
  • 付箋メモ ‏ : ‎ Kindle Scribeで
  • 本の長さ ‏ : ‎ 410ページ
  • カスタマーレビュー:
    4.1 5つ星のうち4.1 28個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中4.1つ
28グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2024年2月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
バースタイン先生についていろいろ勉強した人の本ですが、導入から面白い話です。実業家がマーラーの交響曲に感激して、ショルティ先生に習ったりして、実際に指揮をして大絶賛、ものすごくオファーが来てCDも出して でも、そのマーラーの交響曲しかないというというところから話は始まります。ゴシップというより、一般観客が知らない ”猛獣と 猛獣使い の 関係” それにまつわる ライバル 興行師 さらに オーケストラとは何か問う内容。楽譜って何?そこは専門外なので詳しくはわかりませんが、大規模になればなるほど指揮者は必要なんですね。映画”TAR"のネタ本だということですが、確かに参考にしていることは間違いないでしょう。でも、聞いてる側 ホールでチケットで入るものには、知らないことばかりです。この著者は、今では大々的にやっているスクリーンに映画などを流してオーケストラがその映像に合わせて奏でるというお題目がありますが、その先駆者のようです。オーケストラのメンバーにはスコアーを付ける権利と指揮者と話し合いでどの楽譜にするかを決めるなどいろいろあるんですね。
2020年10月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
内容が少し偏ってますが、勉強になりました。
2019年10月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
クラシック音楽演奏会を70年ほどただ漫然と聞いて楽しんできましたがマウチェリの本を読み指揮者の苦労を
思い知りました、オーケストラ奏者やオペラの演出家や興行主、先輩指揮者などとの確執による悩みを初めて知り
小澤征爾や佐渡裕に見られる文化の違う日本人としての世界的活躍は素晴らしいと感じました、そして著者、小沢
佐渡を一流の指揮者に育て上げたバーンスタインの偉大さに感服。
私は楽譜も読めず、楽器も扱えない音痴ですが読後ベートーベンの運命の出だしを著者の解説を読みながら聞き
何かがわかった気になりました。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年7月11日に日本でレビュー済み
 1970年 大阪万博開催の年。風呂上がりに、何気なく視聴したテレビから流れてきた
ドボルザークの「新世界」が、クラシック音楽の虜となるきっかけだった。忘れもしない
プレートル指揮のパリ菅。この年は、万博イベントの一環として、世界中から著名な演奏家
が大挙、来日を果たした。オケに限っても、セル=クリーブランド、カラヤン=ベルリン、
バーンスタイン=ニューヨークなど。(残念ながら、バルビローリ、ムラヴィンスキーは予定
されていたものの、病気療養のため、キャンセルとなってしまった)
 そう、まさに20世紀の巨匠たちが、最後の光を放つタイミングにぎりぎり間に合う形で、
この世界に足を踏み入れることになったことは、何とも幸せなことであった。以来、半世紀
に渡って、多くの指揮者の実演に接してきた。気が付けば、マエストロと呼ばれるのは、いつ
の間にか、自分より若い人ばかりとなっている。
 それにしても50年という時をかけて、情熱を注いできたにも関わらず、「音楽とは何か」
「指揮者の役割とは何か」という問いに対しては、明確な回答を出せないでいる。「ボーと
生きていた」訳でもないと思うのだけれど・・・。
 本書の発売告知を見たときに、ついに秘宝のありかを示す地図を手に入れたかのような、
興奮を覚えた。その心の高まりは裏切られることはなかった。音楽が生み出される現場で、
巨匠たちと直に接した者だけが知りうる、貴重で興味深いエピソードは、まるでこちらも
その場に居合わせているかのような、生々しい臨場感に溢れた感興の連続である。
 神々や星々にも喩えられる巨匠たちが、コンサートホールやオペラハウスで直面する様々
な出来事、関係者との確執、トラブルは、一般のビジネスの現場と変わらぬ次元のもので、
指揮者という仕事も、結局は、人と人との関わりの中での焦燥や葛藤と無縁ではないのか、
という思いにとらわれる。しかし、一方で、その彼らが生み出す、途方もない世界の素晴ら
しさについて、改めて思いを新たにするきっかともなる。
 次々と繰り出されるエピソードの余りの面白さに引きずられて、読了後に「著者の言い
たいことを、読み落としたかな?」という気持ちにさせられるかもしれない。それでも
そうしたヴィヴィッドな息遣いに触れるだけでも、この本を手元に置く価値は十分にある
と思う。
 苦言を二つばかり。まず、邦題。確かに、この本の内容を正確に伝えるものであること
は、認める。しかし、もう少し感覚的にパッと受け止められるシャープさも必要なのでは?
これだけ長いタイトルに副題も加わるという、まるで某作曲家の演奏記号なみのくどさ・・・。
 もう一点は、誤植。それほど注意深い読み手とは言い難い当方でも、数箇所に渡って
気づいてしまった。内容そのものに支障はないとはいえ、一つの作品を世に送り出す責任
というものもあるだろう。長く読み継がれていくべき内容と思えばこそ、つまらぬ傷でけち
がついて欲しくないという気持ちで、ついつい筆が滑ってしまった・・・。
27人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年10月6日に日本でレビュー済み
自分では音が出せない指揮者という職業の、悲喜こもごもの現実がタップリ書かれていて、クラシックファンなら確実に楽しめる本ですね。著者は来日経験もある米国人指揮者で、METやポップスオーケストラ等の指揮が多いためか日本では無名ですが、バーンスタインと共にした日々が長かった方。

内容的には、指揮者の楽曲解釈の現実的な手法やオーケストラとの関係作りの方法から始まって、20世紀後半の欧米クラシック音楽界の細々とした様子がたくさん書かれていて夢中で読めます。

読んで分かるのは、指揮者は個人的な努力の積み重ねで指揮者になるもので、仕事の進め方や大成できるかどうかは人それぞれだという事や、オペラなどの公演は多数の人の関わりで成り立っているが、時に演出家などとの間で緊張をはらみ、指揮者としてどう行動すべきか悩む事もある、という現実の厳しさ、そして、音楽との関わりによって生じた人との出会いや素晴らしい音楽体験こそ宝だという事ですね。

内容的には、音楽の在り方として正しいかどうかではなく、著者の主観が書かれていると思いますので、ある音楽家の記憶、として楽しんだ方が良いと思います。ヨーロッパこそ本場、と思っている人には物足りないかもしれませんが、コルンゴルトなどの音楽の紹介などの部分ではとても興味を惹かれる描写もありました。

新しい音楽体験にも繋がる良い本だと思います。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年10月3日に日本でレビュー済み
バーンスタインやマゼールとのエピソードなど面白い裏話も数箇所はありますが、総じて二流指揮者の愚痴です。二流だから起きる体験談という前提で読まないと指揮者についての誤解が生まれると思います。一流指揮者も苦労や努力はしています。これを読んだからといってクラシック音楽への理解や感動や憧れが高まったり、深まったりはしないでしょう。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年4月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著名な指揮者の伝記は何冊か読んだが、この本は50年のキャリアを持つ現役指揮者が指揮者の仕事とは何かを、その舞台裏からやりがいまで縦横無尽に語ったものであり、音楽ファン(特にオーケストラとオペラのファン)にとっては貴重な情報を提供してくれる。
本書の目次は以下のとおりである。
 1 指揮をめぐるちょっとした歴史
 2 指揮のテクニック
 3 オーケストラのスコアの読み方
 4 指揮者になるための勉強法
 5 指揮者によって演奏が違うのはなぜか
 6 さまざまな関係(音楽/音楽家/聴衆/評論家/オーナー及びマネージメントとの関係)
 7 仕切っているのは誰か
 8 長距離指揮者の孤独
 9 録音対生演奏(対ライブ録音)
 10 指揮をめぐるミステリー
この目次を眺めただけでもわくわくしてくるが、実際に読んでみるとクラシックファンなら誰もが感じるような疑問についてほとんど語られていることがわかる。例えば、歌劇場の地下に沈み込んだオーケストラピットの由来がワーグナーのバイロイト歌劇場にあることや、そこで指揮者が楽団と舞台上の歌手を相手にどうやって指揮をしているのかなどである。
しかし、何よりも特筆すべきは、著者の音楽に対する愛情と飽くなき探究心、向上心が著作の全体にほとばしっていることであり、それが大きな魅力となっている。また、カラヤン、バーンスタインをはじめとする20世紀の大指揮者、名歌手、名物プロデューサーが実名で登場し、著者の交流した体験に基づきその実像が忌憚なく語られる証言記録としても興味深い。
他方、楽団員はもとより、聴衆、評論家、主催者、演出家等との関係では、まさしく協力と闘いの局面が悲喜こもごもに紹介される。
特に、バレエやオペラで指揮者の権力が奪われていると著者が嘆き、演出家の傲慢な姿勢を批判するところは、個人的に全く共感する。一部紹介する。
「ワーグナーの『指環』にしても、ワーグナーがどうしても訴えたかったこと── この世と自然は尊く、傷つけてはならない、そして人間の愛はいかなる神やいかなる魔法よりも強いということ──を認めない演出があるとしたら、そんな演出は制作する価値も見る価値もない。」
*余談だが、昨年見た『フィデリオ』のカタリーナ・ワーグナーによる新演出では、夫フロレスタンが妻レオノーレの勇気で牢獄から助けられる本来のストーリーが、官憲の奸計にかかってともに殺されるという全く逆の結末となっていたのには驚いた。これなどは自由を愛した共和主義者ベートーベンに対する冒涜というべきではないか。

(5月1日追記)新型コロナウイルスの蔓延で国内外のコンサートやオペラは現在公演不能となっている。私もこの3月から5月に予約したコンサートやオペラがすべてキャンセルされた。楽団や劇団の方々は大変な苦境にあると思う。1日も早くこの事態が終了し、素晴らしいコンサートやオペラの上演が復活することを祈る。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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