【ストーリーへの感想】昼は学生、夕方は怪盗となって弱き人々を救うため大都会を暗躍するというストーリー。オンとオフの生活が分かれているという感じですが、主人公はいわく付き。傷害事件を起こして転校してきたため、周りの目がとても厳しく、その逃げ場として怪盗行為を行なっているのではないかと思える心理描写。そしてその周りに集う仲間も同じく暗い過去を背負っていたり、普段は真面目な学生だけど違う面が出ていたり、少年漫画っぽさもがあって世界会に入り込みやすい内容です。敵対するのは悪い大人たち。子供 vs 大人という思春期なら誰でも感じる世の不条理さを解決していくという話でその頃を思い出して楽しめます。日常パートと怪盗パートがうまくバランスが取れており、怪盗パートで起こしたことが日常パートでだんだんと浸透していくのが気持ちを高ぶらせてくれます。【ゲームシステムへの感想】場面の切り替えがとても早く滑らかでフラストレーションが溜まりません。戦闘シーンでは各コマンドがボタンで配置されているのでとてもスムーズに選択することができ、没入感が違います。街を探索して一度見つけた店や施設、あるいは怪盗パートでセーブポイントは全てショートカットポイントとして細かく登録されるので、行きたい場所にはショートカットですぐ行けるので、気が向いた時に行きたいところに行けるので快適です。また表示される文字が大きめなのがいいですね。最近のワールドワイドなゲームや海外進出を狙っている和ゲーはPCでのディスプレイを想定していたメカ文字が小さく、TVでプレイするにはちょっときついです。それに比べて本作は文字が大きめでTVの仕様と同じ距離でのプレイでも快適に読むことができます。以上、日本人が好む要素を取り入れ、飽きのこないJRPGの王道を追求したペルソナ5はゲーム史に残る名作として刻まれることとなるでしょう。