私は長年のジャニーズファンで、フォーリーブスの時代からのジャニーズを見てきました。北公次さんの悲痛に満ちた告発も知ってるし、その後、何人かの方達が告発も知っていました。はっきり言えば、郷ひろみさんがジャニーズ事務所を去りバーニングに移籍した時も、『そういう事なんだよね』と何となく理解していました。裏でジャニーとバーニングの社長と郷ひろみの間で色々な取引きがあったんだろうな・・・と薄々感じていました。
性加害はどうしても女性にフォーカスしてしまう。男性から男性への性加害は軽く見られている🟰男性は余り傷つかない、という風に見られているのでは？と感じています。私の周囲の男性達も伊藤詩織さんの時には声高々に騒いでいたけど、ジャニー喜多川についての性加害については語ろうとしていません。
私にも実体験があります。私は小学生の男の子を抱えたシングルマザーでした。身の安全を考えたアパートを注意深く選びましたが、何と隣りの一軒家に住んでる青年が薬物中毒で、ドーベルマンを飼い、男の子を連れ込むという性癖の持ち主でした。近所の男の子も連れ込まれ、何とか助かったという話しを聞いていました。常勤で仕事をしていた私は毎日が恐怖の日々でした💧隣りの家と私の住んでたアパートは隣り合わせで窓と窓の間は30cmしか無く、いつも鍵をかけてましたが、たまにドーベルマンを連れて散歩しているその青年を見ると恐怖しか無かったです。その青年は薬物中毒が原因で半年後ぐらいに亡くなりました。正直、心からホッとしました。
なので、ジュニアの子達の年齢を考えた時、ジャニー喜多川がやった事は犯罪でしか無いと思っています。
ただ、ジャニーズ文化が大好きで、フォーリーブスの時代からずっとその文化エンタメが好きだった私は、この二つの相反する気持ちを自分の中でどう落とし込んで良いのか、苦しみました。今も矛盾の中で悩んでいます・・・。
カウアンさんの生い立ちを知った時、思い浮かんだのが、北公次さん、タッキー、東山君でした。
彼等にはジャニーから逃げるという選択肢は無かったと思います。中学生の時に家族の生活、自分の生活を考えなければならない立場だった事です。カウアンさんも中学生の時に、工場で働くか、ミュージシャンになるかの選択を迫られていました。
自分の将来を握る絶対的な権力を握ったジャニー喜多川に逆らう事など絶対に出来なかっただろうと・・・。
カウアンさんは、そんな中でも、自分を持ち、ピジョンも持ち、どういう夢や、ミュージシャンになりたいかをチャンと心の中に持っていた。すごいなって思います。そして、色々、矢面に立ちつつ、音楽で答えをちゃんと出してくれました。あの楽曲を聴いた時、私は涙が止まりませんでした。私のような年齢で、ある程度、色々な修羅場をくぐり抜けてきた(と思ってる、良い意味でも悪い意味でも)人間が、ようやく辿り着くような答えを、20代で詞に、曲で表現出来たカウアンさんには心から敬意です。私はカウアンさんが対談しているYouTubeも全部観ています。ニュースも全部チェックしています。本当に賢い青年だなといつも感じています。
改めて、児童福祉法改正まで山を動かした事、本当に素晴らしいです。そしてエンタメの世界に夢を持つ子供達が性搾取されず、真っ直ぐ夢を追いかけられる社会が出来て行く事を心より願っています。
ジャニーズのファンである事に何の曇も無く真っ直ぐ応援出来るようになる事を、ファンとしても願ってます。
今回『国連』が動きました。彼等が提言した内容の素晴らしさにも感銘を受けました。ジャニーズだけでは無い、あらゆるヘイトや不平等に対し提言していました。政府は、国連からの勧告を無視すること無く、しっかり動いてくれるよう心から望んでいます(自民党政権じゃ難しいけど・・・)。
長くなってしまいました。カウアンさん、勇気をありがとう、そして、その気持ちを音楽にしてくれてありがとう。本にしてくれてありがとう。
カウアンさんの音楽をこれからもずっと聴いていきます。
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