チップセットは格安マルチリンクで定番のMarvell AQRATE GEN4 Ethernet PHYs。
AQR413C(Quad port, 10Gbps / 5Gbps / 2.5Gbps / 1Gbps / 100Mbps / 10Mbps)
AQR113C(Single port, 10Gbps / 5Gbps / 2.5Gbps / 1Gbps / 100Mbps / 10Mbps)
注意点として、5ポートのチップセットは無い(8 or 4 or 1)。
この為、5ポートハブは1チップセット当たりの熱量は8ポートハブと比べて低いが、筐体全体で見た場合の発熱量は実は高いという特性がある。
※だから筐体全体が熱いのは仕様だしそこまで気にする必要はない
※逆に8ポートハブは1か所に発熱が集中する為ファン付きとなる
また、1-4番ポートががAQR413C、5番がAQR113C。5番はシングルなので、寧ろ常時激しく使うインターネット接続は5番に差した方がチップセットの負荷分散が出来て良い。
チップセット配置は中央付近がコントローラー、正面(LANポートがある方)から見て左側がAQR413C、右側がAQR113Cとなる為、やや左気味に冷やすと良いだろう。
ただし、小さい筐体であるため、あまりにも強力に強制冷却すると筐体の温度が下がりすぎて結露しやすいので程々に。※金属筐体はとても結露しやすい弱点がある
特に平面置きで強制冷却してる人が見受けられるが、それをやってしまうと上面の水滴がそのまま基盤に落ちるので絶対に止めた方が宜しい。どうしてもやりたいなら、壁掛けで強制冷却する。※そうすると側面方向に水滴が落ちる。。。まぁ強制冷却自体非推奨だが。。。ヒートシンクがチップ直付けアルミなのはそういう意味合いもある
TL-SX105と何が違うかは謎。多分ファームウェアが違う程度かと。※QoSの動作をOmada用に改良したかなんかだと思う。。。知らんけど。
それと当筐体にアース(ポートからのGND配線)は無い為、CAT7等のSTP構造ケーブルを差さないように。※格安ハブは全部そうです
ベンチマーク結果は写真の通り。
サーバー:Synology NAS DS723+(オプション10GbE、多分Marvell AQC系カスタム)
クライアント:Windows11Pro + WSL2(ubuntu 22.04.3 LTS)
NIC:X550-T1 + CAT6A UTPケーブル
※iperfはNAS側のDockerにiperfサーバーを立てて試験
まぁ標準的なMarvellという感じですね(笑)取り敢えず10GbEは出てます。
この価格帯にそれ以上を求めても酷というものです。10GbEスイッチングハブはこれでも「格安」クラスになるのでお間違いないように。。。繰り返しますが、このクラス(アンマネージド)に色々なものを求めても無い物ねだりですし、各社大差は無いです(笑)
※PCIe3.0~4.0になるので。。。1GbEとはモノが全然違います
高品質を求めたいなら数十万レベルを覚悟してください。
ちなみに、こちらを買ったのは割引でTL-SX105と価格が変わらなかったので。こちらの方が新商品なので、割引はこちらの方に付きやすいと思われ、それを待つのも一つの手かと。
カラー | チャコール |
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電池使用 | いいえ |
ブランド名 | TP-Link |
メーカー | TP-Link |
製品型番 | DS1008X |
付属品 | DS1008X |
梱包サイズ | 40.29 x 25.1 x 8.2 cm; 2.4 kg |