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警備ビジネスで読み解く日本 (光文社新書) 新書 – 2018/6/13

4.0 5つ星のうち4.0 71個の評価


「知っているようで知らない存在」が映す
【現代日本の実相】
人手不足、老老警備、格差、男社会……
「社会のインフラ」の実態と課題を描く

◎ 内容紹介
私たちは、街を歩けば、オフィスや商業施設、工事現場など、
さまざまな場所で警備員を目にします。
また、警備員の姿は見えなくても、
個人宅やマンションの入口で、警備会社のステッカーを目にします。
それだけではありません。
コンビニなどに設置されているATMに現金を補充しているのも、
航空機に乗る前の保安検査を行っているのも、警備員です。
つまり、私たちは「警備ビジネスの支えなくしては成立しない社会」を
生きているといっても過言ではありません。
しかし、私たちは警備ビジネスの実態を正しく理解しているでしょうか?
本書は「知っているのに詳しくない警備ビジネス」に着目し、
その実態と課題を通して現代日本の実相を鮮やかに描き出す一冊です。

◎ 目次
はじめに

第1章 警備業の基礎知識
1・1 警備業務になるもの/ならないもの
1・2 監督官庁
1・3 さまざまな誤解
1・4 リスク社会と警備業

第2章 守る・誘導する・運ぶ
2・1 施設を守る ―― 1号警備業務
2・2 不特定多数の人や車両を誘導する ―― 2号警備業務
2・3 貴重品や危険物を運ぶ ―― 3号警備業務
2・4 身辺を守る ―― 4号警備業務
2・5 駐車を監視する、列車を見張る ―― その他の関連業務

第3章 高度経済成長期の申し子
3・1 発展の礎
3・2 二人の立役者
3・3 負の歴史

第4章 高齢者が支える警備業
4・1 日々奮闘する「弱そうな警備員」
4・2 「年金問題」と「守衛の系譜」
4・3 老老警備の行く末

第5章 「規模」「給与」「健康」格差
5・1 規模の格差
5・2 給与の格差
5・3 「寄せ場の系譜」と「社会保険未加入問題」
5・4 健康の格差

第6章 警備員は絶滅する?
6・1 アイドル握手会が困難に?
6・2 どこまで「責任」を負えるのか
6・3 東京オリンピック・パラリンピック2020と日本社会の未来
おわりに

◎ 著者プロフィール
田中智仁(たなかともひと)
1982年東京都生まれ。仙台大学体育学部准教授。博士(社会学)。
専門社会調査士。認定心理士。防犯装備士。
専門は犯罪社会学・警備保障論。
主著『警備業の社会学』(明石書店、2009年)で日本犯罪社会学会奨励賞と日本社会病理学会出版奨励賞を受賞。
ほか、『警備業の分析視角』(明石書店、2012年)、
『気ままに警備保障論』(現代図書、2015年)、『気ままに警備保障論2』(現代図書、2018年)などがある。
また、警備業研究のほか、社会病理学の学説史やメディアの性・暴力表現の研究も行っている。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 光文社 (2018/6/13)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2018/6/13
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 280ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4334043607
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4334043605
  • 寸法 ‏ : ‎ 10.8 x 1.3 x 17.4 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.0 5つ星のうち4.0 71個の評価

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田中 智仁
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上位レビュー、対象国: 日本

2022年7月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
過激な事を書かずに淡々と警備ビジネスについて書いてある本。
歴史的な部分も含めて書いてあって、ただのヨイショだけに終わらないのが好ましい。
街を歩く中で、こういったところで警備ビジネスは動いているのかもしれないと、視野が広がった気がしました。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2024年6月15日に日本でレビュー済み
「可もなく不可もない」と言ったら、本書の本質をつかまえ損なうと思います。
私たちには「可もなく不可もない」入門書が必要なんです。
海外旅行であれ、登山であれ、シーズン・スポーツであれ、入門書には散々お世話に成って来たじゃありませんか。

もちろん、ベースに成っているのは学者らしい冷静な視線です。分析です。論理能力です。
でも、そこに「愛」はあるんか?

あるんです。
本書は「愛」にあふれた本、「警備業界ラブ」な本だと思います。
客観的な記述を下支えしているパッションを感じます。
「警備業の事を正しく理解して欲しい」と言う祈りにも似た物を感じます。
「冷静な情熱」とでも言ったら良いでしょうか。まるっきり語義矛盾ですけど。

ただ、一つだけ苦言を呈したい。
本書は永山則夫の連続射殺事件に、不用意に踏み込み過ぎている。(本書、134-138ページ)
「永山の逮捕が機械警備の優秀性を世に知らしめた」と言うのは業界なり学界なりの共通認識なのかもしれないが、不特定多数の目に触れる啓蒙書・入門書では、もっと抑えた書き方をすべきだった。
現に三億円強奪事件については、サラリと触れるに留めているではないか。(同、251-252ページ)

永山の事を「『人的警備から機械警備へ』のイメージ転換の立役者」(同、138ページ)だなどと、ヒーロー扱いしたかに受け取れる筆の滑りようは、いかがな物だろうか。
「永山が可哀想だ」と言っているのではない。
もしも本書が事件の被害者のご遺族の目に触れたら、「故人は二度殺された」と感じるのではなかろうか。
折角の好著だが、上記の点を考慮して星を一つ減らす。
2018年8月4日に日本でレビュー済み
 街を歩けば、至る所で警備員の姿を見かける。オフィス、商業施設、工事現場・・・あらゆる場所で警備員が働いている。私達は、それが当たり前の光景となっているので警備員の存在に注視することはない。
 本書は、そんな当たり前過ぎて私達が見過ごしていた、警備員・警備業界についてその実情を論じた本である。
 一口に「警備」と言っても、その内容は実に幅広い。
 施設を守る1号警備、人や車両を誘導する2号警備、貴重品や危険物を運ぶ3号警備、人の身辺を守る4号警備等々・・・それらの業務の内容について詳しく記載されていて勉強になる。
 また、我が国における警備業界の発展の歴史や警備業界が抱えている問題(例えば、いわゆる「老老警備」など)についても触れ、警備員の給与や処遇にも触れていて警備業界の知られざる一面を説き起こしてくれる。
 終章では、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに関わる問題に関して、これからの警備業界の行く末を占っている。
 我々の日常生活に溶け込み、安全・安心を支えてくれている警備業界について、私達はその実情をもっと理解するべきではないか。そんなことを考えさせられた一冊である。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年12月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 著者は「警備業」を専門とする大学准教授。こうした人が「大学」で職を得ることじたいが「警備業」が「日本」で浸透している証拠である。
 「日本」の「警備会社」は約9000社、「警備員」は約54万人。予想以上の大産業である。「警備員」の仕事は「運ぶ」、「守る」である。
 最近は「警備会社」の数は頭打ちである。原因は「警備員」が集まらないことにある。それは仕事がきつく、責任も大きく、給料に合わないからである。したがって「警備員」になるのは「高齢者」が多くなる。
 「日本」で「警備会社」が登場したのは「高度成長期」の1962年。「日本船貨保全(株)」(現在の「全日警」)が最初(1962年3月創立)。「セコム」(「日本警備保障(株)」は『日本最初の警備保障会社』を宣伝文句にしているが、これは<捏造>。1962年7月創立だからだ。しかし「全日警」はその名の示すとおり<船舶貨物など港湾関係の警備>が本職だったので「セコム」の歌い文句はあながち間違いではない。
 「セコム」は創立したものの顧客はなく苦労したが、それを救ったのが「東京オリンピック」で「選手村」の警備を委ねられたからである。これ以後「セコム」は急成長を遂げる。
 当時「警備」=「用心棒」だったが、「用心棒」はイメ-ジが悪く「セコム」の創立者の「飯田」社長が「ガ-ドマン」という造語を考え出した。ここから悪いイメ-ジが払拭され「国民」の間に「警備」という仕事が認識されて行ったのである。その意味で「セコム」の貢献は大きい。そのため「顧客」も「企業」から「個人」へと拡大してきている。
 「警備会社」が急成長した理由は、「国民」の間に<安全の確保>ということが意識されたことで、その<安全の確保>は「警察」だけでは賄いきれないからである。
 これからも「警備会社」が廃れることはないだろう。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年10月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
警備業の未来が良く描かれている。AIが台頭する中、今後の展開がよく分かった。
2019年2月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とても読みやすく、警備業の歴史や課題が理解出来た。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年9月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まずは、
P64~P65
自己選択とリスクについて。
それから本文を
読んでみると
面白いと思います。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年1月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者は、大学に入学してから10年アルバイトとして警備員に従事しながら、社会学を研究していたそうだ。彼の警備についての発言は、時間をかけた明解な解説に警備業会を知る標べとなるだろう。なにしろ10年の経験に裏打ちされた揺るがない確信に満ちている。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート