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イメージ付きのレビュー
ペルソナに初めて触れる人も楽しめる、良作のフルリメイク！
高校2年生の1年間の物語。高校生として生活しながら、無気力症という謎の病や、異形の怪物シャドウとの戦いの日々が描かれる。2006年にPS2にて発売されたペルソナ3のフルリメイク作品。PS5版にてプレイ。クリア、トロコン済み。シリーズ過去作品はP5R、P5Sだけプレイ済み。<良かった点>・進化したグラフィックス。フルリメイクにてP5Rと遜色ないぐらいのレベルになっている。・高校生の等身大の葛藤を描いた魅力的なシナリオ。現実のカレンダーの暦どおりに進むゲームシステムになっており、平日昼は学業パート、放課後や休日は日常パート、夜はダンジョン探索やシャドウとの戦い、ストーリーが進むパートとなっている。・多種多様なペルソナ。計173体のペルソナが登場し、バトルでの獲得。ペルソナ同士の合成で新たに生み出したり、強化や育成を進める事で、強くなるビルドシステムとなっている。・進化したターン制コマンドバトル。物理が3種、魔法が6種の、計9種類の属性が在り、弱点を突く事で敵がダウンし、再度行動できたり仲間にターンを渡せる。敵を全員ダウンさせることでパーティ全員での強力な「総攻撃」が発生する。「総攻撃」で敵を倒すとシャッフルタイムが確定し、ペルソナの獲得や、スキルカード、お金UP、経験値UP、などのボーナスが得られる。・「テウルギア」システムの追加。バトル中に上昇するゲージによって使用できる、キャラ固有の強力な必殺技。・コミュニティ活動。計22種類の様々な人間ドラマが描かれる。これらのコミュニティランクを上げることで、ペルソナの強さに影響、新たなペルソナが解放されたり、新たなテウルギアが解放される。・高校生活のロールプレイング。学校でのテスト、部活、生徒会、修学旅行。学生寮や街で仲間との勉強、料理、菜園、映画鑑賞などの生活イベント。放課後や休日での、お店(映画館、クラブ、カラオケ、ゲームセンター、飲食店)などでの遊びやアルバイト。これらの活動で主人公の人間力やパラメーターが上昇したり、仲間の新たなサポートスキルを得られる。・魅力的なパーティメンバーそれぞれロールや属性が違う計8名のキャラクターが仲間にり。コミュニティ活動やリンクエピソードでキャラクターの内面が深掘りされる。・ゲームを彩るカッコいい音楽の数々。ボーカルに重点を置いた楽曲が多く、プレイ中ついつい口ずさみたくなる。(笑)・UIデザインが素晴らしい。タイトルからメニュー画面までデザインやイラストが美しく、UIからも楽しませてくれる。・リンクエピソードの追加。パーティメンバーとの新たな物語が追加され、進めることで新たなペルソナが解放される。・ NEW GAME＋で引き継げる要素が多い。時限要素が多く、周回プレイが前提のゲームデザインなので嬉しい部分。・ナンバリングタイトルではあるが、ストーリー上の繋がりは無いので、本作から入っても楽しめる。<悪かった点>・ダンジョンが自動生成のタルタロスの１つのみで、階層により敵の種類や景色が変わる程度。・P5などと比べると、街のロケーション数は少なめ。・控えのパーティメンバーに経験値が入らない。時計で控えメンバーのレベルを上げれる仕様は在るが、宝箱などを開けるアイテムを消費しなければならない。・アニメーションパート部分のクオリティが低い。これなら全てCGパートで描いてもよかったのでは…。・P3F(フェス)やP3P(ポータブル)での追加要素は、本作P3R(リロード)には含まれていない。それらの要素を追加するなら、是非DLCにして本作のセーブデータで遊べるようにして欲しい…。総評としては、83点ぐらいのゲーム。一部ゲームとして古臭さの残る部分も在るが、P5から入った人でも楽しめる、良作のフルリメイク！自分のようにP5から入ったユーザーも多いと思うので、P4のフルリメイクもアトラスには期待したい…！
