AKB48運営の元社長、22億円申告漏れ 国税局指摘

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花野雄太
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 アイドルグループAKB48などを運営する「AKS」(東京都千代田区)の窪田康志元社長(48)が東京国税局税務調査を受け、約22億円の申告漏れを指摘されたことが関係者の話でわかった。個人で保有していた株式の譲渡益を申告しなかったという。所得税の追徴税額は過少申告加算税を含め約4億円で、すでに修正申告した模様だ。

 関係者によると、窪田氏はアイドルグループ「乃木坂46」の運営に関わる「ノース・リバー」(同区)の株式を保有していたが、株式を妻名義にした後、2017年に遊技機メーカー「京楽産業.」(名古屋市)に譲渡した。窪田氏は同社から約24億円を借り入れており、この借入金と株式を相殺する取引だったという。

 同国税局は、実質的には窪田氏が株式を売却して得た利益で借入金を返したと判断し、売却時点で申告するべき所得があったと認定した模様だ。

 株式の譲渡益は、売却価格か…

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この記事を書いた人
花野雄太
東京社会部|調査報道班・国税担当
専門・関心分野
調査報道、国税