1区か3区か…明暗分けた当日変更 戦略性増す箱根駅伝
酒瀬川亮介
箱根駅伝では、今年から当日朝のメンバー変更が最大6人(1日は最大4人)までできるようになった。今年の往路では昨年の26人を大幅に上回る41人が入れ替わり、戦略性が増した。その影響は単に勝敗だけでなく、レース展開全体も左右したように見える。特に、主力選手を1区に置くか3区に配するかで状況は変わった。
1区の最初の1キロは、3分33秒とジョギング並みの超スローペースになった。大会前の大方の予想は「区間新が出るくらいのハイペース」。だから、東海大は主将の塩沢稀夕(きせき)を選手変更で投入し、出遅れないよう備えた。
青学大の1区吉田圭太もハイ…