更年期障害で欠勤、認められず「雇い止め」 衝撃だった上司の言葉

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中井なつみ
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 「自分の体なのに、自分ではコントロールができない。どうしようもなくて、情けない気持ちでした」

 東京都内に住む女性(51)は昨年春、契約社員の職を失った。体調がすぐれず、欠勤が増えたことが打ち切りの理由とされた。

 体調不良に悩まされることが増えたのは、その1年ほど前、50歳になる直前ごろからだった。朝、起きられないほどの頭痛がしたり、立ちくらみがあったり、気分の落ち込みが激しかったり――。

 何とか出勤しようと駅までたどりつけても、電車に乗れない日もあった。

 シフト制勤務で、年6日の有給休暇を使い切ると、その後は欠勤せざるをえなかった。職場では「出勤率9割」を切れば契約を更新しないという方針が示されており、「今日は大丈夫かな……と、プレッシャーになっていました」。

 以前から通院していた婦人科で、更年期障害との診断を受けた。上司にも、それに伴う体調不良だと何度も訴えたが、理解は得られなかった。面談で言われた言葉に衝撃を受けた。

 上司はこう話した。「次まで…

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