【詳報】ウクライナ侵攻18、4月29~5月5日(日本時間)の動き

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 国連や赤十字国際委員会の関与によって民間人の避難が始まったはずのウクライナ南東部マリウポリ。その製鉄所「アゾフスターリ」の建物の地下には、依然として多くの民間人や負傷兵が取り残されていますが、救出は進んでいません。ロシア軍はウクライナ東部における侵攻作戦を加速させているほか、米欧からの武器補給を妨害するために各地の鉄道インフラを攻撃。予断を許さない状況が続いています。

(タイムスタンプは日本時間。括弧内は現地時間)

■■■5月5日(日本時間)■■■

22:00(ミンスク5日16:00)

ウクライナ侵攻「長引いている」、ロシア同盟国ベラルーシ大統領

 ロシアのウクライナ侵攻作戦について、ベラルーシのルカシェンコ大統領は5日、「長引いている」との認識を示した。ロシア軍に自国の領域を使わせるなど侵攻を支援してきた同盟国の首脳が、作戦の難航を認めた形だ。AP通信のインタビューで語った。

 ロシアのプーチン大統領は4月12日、「特別軍事作戦は計画通りに進んでいる」と強調していた。AP通信によると、ルカシェンコ氏はウクライナ侵攻について、「私はこの問題に没頭しているわけではなく、計画通り進んでいるかどうかを言うことはできない」としたうえで、「作戦が長引いているように感じる」と明かした。

 AP通信によると、ルカシェンコ氏は作戦がこれほど長引くとは予想できなかったとも語った。ウクライナでの核兵器使用については反対を表明したが、プーチン氏が実際に核攻撃の計画を持っているかどうかは明言しなかったという。

21:20(ワシントン5日8:20)

ロシア新興財閥所有の大型ヨット、フィジー当局が押収

 米司法省は5日、ロシアの新興財閥(オリガルヒ)が所有する大型ヨットをフィジー当局が押収したと発表した。ヨットの持ち主は米国の経済制裁の対象になっており、同省は資金洗浄マネーロンダリング)などの国際法違反があったことを押収の理由に挙げている。

 発表によると、ヨットは3億…

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