英国防省は29日に公表した戦況分析で、ロシアの民間軍事会社ワグネルが、ウクライナ東部の前線でロシアの正規部隊とほぼ同じ役割を担わされているとの見方を示しました。ロシア軍の戦闘員不足が原因だと分析しています。

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■■■7月29日（日本時間）■■■

20:46（モスクワ14:46）

北方領土の軍事演習「日本は心配の必要ない」

　ロシアのガルージン駐日大使は29日、ロシア軍が北方領土を含む極東で計画している大規模軍事演習「ボストーク2022」について、「他の国に対するものではなく、日本は心配する必要はない」と述べた。ロシア国営テレビが伝えた。

　「ボストーク2022」は8月30日～9月5日に実施され、東部軍管区の空挺（くうてい）部隊、長距離航空部隊などのほか、「他国軍の部隊」が参加するとされる。

　ガルージン氏は「日本が（北方領土が含まれる）クリル諸島南部で軍事演習をしないよう要求することは意味がなく、ロシアの計画には影響しない」と述べた。

19:22（オデーサ13:22）

ゼレンスキー大統領がオデーサ港を視察

　ウクライナのゼレンスキー大統領は29日、穀物輸出を再開する準備が続くオデーサ港を訪問し、貨物船への穀物の荷積み作業を視察した。ゼレンスキー氏はSNSに「我々にとって重要なのは、世界の食料安全保障の保障者であり続けることだ。だれかが黒海を封鎖し、ほかの国々で命を奪っている間も、我々は生き抜く可能性を与えるのだ」と投稿した。

　ウクライナの国営通信社「ウクルインフォルム」によると、ゼレンスキー氏は「我々は完全に準備ができている。トルコ、国連からの始まりの合図を待っている」と語った。ゼレンスキー氏の視察には米国、カナダ、英国、イタリア、ドイツの大使や国連関係者らが同行した。

17:15（モスクワ11:15）

ウクライナ兵捕虜40人が死亡、食い違う双方の主張

　ロシア国防省は29日、ウクライナ東部ドネツク州の親ロ派支配地域オレニウカで、ウクライナ兵捕虜を収容した兵舎がウクライナ軍の攻撃を受け、捕虜40人が死亡、75人が負傷したと発表した。ウクライナ側は否定し、攻撃はロシア側によるものだとしている。

　ロシア国防省によると、収容所にはウクライナ内務省軍の「アゾフ連隊」の兵士もいたといい、攻撃は米国の高機動ロケット砲システム「HIMARS（ハイマース）」によるものと主張している。ロシア国営ノーボスチ通信によると、親ロ派勢力は死者数を53人としている。

　これに対し、ウクライナ軍参謀本部は「露骨なうそと挑発だ」とSNSでロシア側の主張を否定。兵舎への攻撃は、ロシア側がウクライナ兵捕虜への拷問や銃殺の痕跡を隠蔽（いんぺい）しようとして行ったものだ、と指摘した。ウクライナのメディア「ウクライナ・プラウダ」は、捕虜らは数日前にこの兵舎に連れてこられたとの情報もあると伝えている。

18:26（メリトポリ12:26）

大量のロシア軍戦闘車両がヘルソン州へ

　ウクライナ南部メリトポリのフェドロウ市長は29日、ロシア国境からヘルソン州やクリミア半島に向かう幹線道路が走る同市で、4日続けて大量のロシア軍戦闘車両が通過するのが目撃されたと、地元テレビに語った。ニュースメディア「ウクライナ・プラウダ」が伝えた。

　ロシア軍に占領された南部の奪還を目指すウクライナ軍がヘルソン州へ攻勢を強め、ロシア軍が防衛の強化を迫られているとの見方が強まっている。

　フェドロウ氏によると、20台から30台のロシア軍の戦車や兵員輸送車両からなる車列が1日に3～4回、市中心部や郊外で目撃されているという。メリトポリはロシア軍に占領された南部にあり、東部ドネツク州のマリウポリと、ドニプロ川西岸にあるヘルソン州の州都ヘルソンとの中間点にあたる。

16:30（ミコライウ10:30）

ミコライウ市への攻撃、死者5人に

　ウクライナ南部ミコライウ市に対するロシア軍の攻撃により、29日午前10時現在で7人が負傷し、死者は5人にのぼっていると、ミコライウ州のキム知事がSNSで伝えた。

16:00（ミコライウ10:00）

ロシア軍、再びクラスター爆弾で攻撃か

　ウクライナ南部ミコライウ市…