ロシアの占領下にあるウクライナ中南部のザポリージャ原発には、国際原子力機関（IAEA）の調査団が到着しました。ただ、原発への砲撃が続くなか、調査が円滑に進むのかは依然として見通せない状況で、安全性への懸念も広がっています。

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■■■9月2日（日本時間）■■■

22:15(ワシントン09:15)

G7、ロシア産石油の取引価格に上限設定へ

　主要7カ国（G7）は2日、各国の財務相がオンライン形式で会合を開き、ロシア産石油の取引価格に上限を設ける追加制裁を12月5日に始めることで合意した。一定価格以上で取引された石油について、海上輸送を実質的に禁止する。イエレン米財務長官は声明で、「価格上限の設定は、世界のエネルギー価格の引き下げ圧力になるとともに、ウクライナでの残虐な戦争の資金源を断ち切ることにつながる」と述べ、合意を歓迎した。

　ウクライナ侵攻後の石油価格の上昇で、石油輸出によるロシアの収入は大きく伸びた。このため、今年6月にドイツで開かれたG7首脳会議は、ロシア産石油の価格に上限を設ける方向で一致。一定の価格を超えた石油を積んだタンカーに対して、保険会社による船舶保険の提供を禁止することで、実質的に航行できなくさせる方法などを検討するとみられる。

18:57(モスクワ12:57)

プーチン大統領、ロシア軍の演習を視察へ

　ロシアのペスコフ大統領報道官は2日、1日から始まった極東を中心としたロシア軍の軍事演習「ボストーク2022」をプーチン大統領が視察することを明らかにした。ロシア国営タス通信などが報じた。視察日は6日という。

　演習は7日まで行われ、ロシアが実効支配する北方領土の択捉島や国後島の演習場も含まれる。

　前回2018年の「ボストーク2018」では、ロシア軍は「演習計画ではクリル諸島（千島列島と北方領土のロシア側呼称）地域での戦闘行為は行われない」とし、北方領土を演習場所から除外していた。

18:00(モスクワ212:00)

ロシア国防相がウクライナ批判「原発攻撃は核テロ」

　ロシアのショイグ国防相は2日、軍事関連の会議でウクライナ中南部のザポリージャ原発に触れ、「原発を攻撃することで、ウクライナは欧州に現実的な核による大災害の脅威をつくっている。国際法上、核テロだ」と批判した。

　現在、同原発には国際原子力機関（IAEA）の調査団が入っている。ショイグ氏は「ウクライナ政府は、ロシア軍が原発を盾にウクライナ軍を攻撃しているとウソをついている。調査団は自分の目で確認してほしい」とも述べた。

　ザポリージャ原発はウクライナに侵攻したロシア軍が3月に占領した。最近、同原発周辺への砲撃が増えており、ロシア、ウクライナの双方が相手による攻撃だと非難している。

17:06(ザポリージャ11:06)

IAEAのザポリージャ原発調査、ロシアとウクライナで異なる見解

　ロシア国営タス通信は2日、国際原子力機関（IAEA）によるウクライナ中南部ザポリージャ原発の調査について報じた。それによると、グロッシ事務局長は「（安定稼働に求められる）原発の必要不可欠な物理的環境は何度か損なわれた」との声明を出し、検査官は「損傷が故意か偶然かの評価はしていない」と述べた。

　同通信によると、IAEAは、同原発の非常システム、発電ユニットの遮断設備などを調査した。今月4日か5日まで滞在して調査にあたるとしている。

　同通信は、ザポリージャ州の親ロ派勢力幹部の「調査団は、見たいところはどこでも行った」とのコメントを報じているが、同原発を管理するウクライナの原子力企業「エネルゴアトム」は「ロシアはロシア将兵が管理する危機管理センターへは行かせなかった」とSNSに投稿した。

　エネルゴアトムは「こうした環境では、原発の状況を客観的に評価することは困難だと我々は認識している」と書き込んだ。

15:10(ウラジオストク16:10)

ロシア軍との演習、中国軍兵士約2千人が参加

　1日から極東を中心に始まったロシア軍の軍事演習「ボストーク2022」で、ロシア海軍と中国海軍の艦艇が日本海北部で合流し、合同演習に参加したと2日、ロシア国営タス通信が報じた。

　中国軍は、約2千人の兵士と戦闘ヘリなど21機が軍事演習に参加している。前回の2018年より参加規模は縮小したが、新たに海軍が参加し、艦艇3隻を派遣しているという。

14:46(サンクトペテルブルク08:46)

ホームレス支援団体に兵士募集のパンフを持参か

　国外に拠点を構えるロシアの…