第1回大地震、もしも風呂で裸だったら… 頭を守り、着替え、どう逃げる?

有料記事災害「もしも」シリーズ

伊藤和行
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 銭湯や温泉でゆったりくつろいでいる時、ふと不安に襲われることはありませんか。もし今、大地震が起きたら……と。裸のまま逃げたくはない。ではどう身を守り、どこへ逃げればいいのでしょうか。

 入浴時の災害時対応マニュアルを自作し、全国の銭湯に配っている埼玉県の原沢聡志さん(40)に尋ねました。保育士の仕事のかたわら、銭湯好きが高じてブログで銭湯の防災情報を発信し、「防災銭湯」と名付けた訓練も各地で行っている方です。

 まず、浴室にいたときに大地震が起きた場合、どう行動すればいいのか。

 ◆1923年9月1日に起きた関東大震災から100年目に入ります。日常生活でふと、「いま大地震がきたら、どうしたらいいのだろう」と不安になることはありませんか。みなさんの疑問や体験を東京社会部のメール(shakaibu@asahi.comメールする)にお寄せください。

頭は風呂おけ、首はタオルで

 原沢さんの答えは明確だった。「頭と首を隠してください。命に直結する場所ですから」

 でも浴場には、机の下のような頭を隠せる場所はあまりみかけない。どう隠せばいいのか。

 「頭は、風呂おけやイスで隠…

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この記事を書いた人
伊藤和行
那覇総局長
専門・関心分野
沖縄、差別、マジョリティー、生きづらさ