親子で入浴中に突然の揺れが… 池上彰さんに聞く「家族を守る」防災

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伊藤舞虹
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 我が子が公園で遊んでいる時に、突然、携帯電話から緊急地震速報が。こんな時、どうすれば――。南海トラフ地震の発生確率が「今後40年以内に90%程度」と言われるなか、災害から家族を守るにはどうすれば良いのか。

 名古屋テレビ(メ~テレ)との共同企画「池上彰さんと学ぶ防災 そのとき家族を守るには」では、いくつかの場面を描いたイラストをもとに「今、地震が来たらどうするか」を池上さんと記者が考えました。

公園で遊んでいるときに……

 一つ目の場面は「公園で遊ぶ我が子」。近所の公園で子どもが遊んでいる時に、子ども用の携帯電話から緊急地震速報が流れた。親は近くにいない……。

――子どもだけで対応ができるか不安です。こんな時どうすればいいのでしょうか。

〈池上さん〉緊急地震速報の音は、大人ですら何とも言えない嫌な音です。あれは緊急感を出すために、わざと人間が「嫌だな」と感じる音を作り出しているんです。子どもにとっては本当にびっくりしますよね。年齢によっては、(緊急地震速報の音かどうか)聞いて分からない子もいると思います。日頃から親と一緒に話をしておくとか、あえて「緊急地震速報の音はこういう音だ」というのをネットから引っ張ってきて聞かせておくとか、それだけでも違いますよね。

――取材では、子どもは「揺れたら机の下に潜る」と教わっているので、どんな時でもそれを忠実に守ろうとしてしまうという話も聞きました。

〈池上さん〉学校で地震があっ…

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