封書に重鎮県議の名「出席しないと角立つ」 広がった教団側との接点

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 岐阜の中堅自民県議のもとに今春、一通の封書が届いた。

 「安保岐阜県大会」。シンポジウムの案内状だった。ロシアのウクライナ侵攻に触れながら、「『混迷する世界 日本の行くべき道』と題し開催します」などと記されていた。

 実行委員長は自民の重鎮県議だった。それを見て、「行ったほうがいいな」と考えた。

 5月下旬。岐阜市内のホールには100人ほどが入っていた。終盤、壇上に招かれ、額入りの「平和大使任命状」を渡された。事前の打診はなく、面識のないスタッフから「任命するので任命式で受け取ってください」と当日に言われた。「『何ですかこれ』とも聞きづらく、すべき活動もないと言われ、まあいいかと思った」

「自分はある意味で被害者」「勉強になる面もあり」

 同僚から、「世界平和統一家…

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